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仕事の道楽化

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山・・・ご先祖からのおくりもの

2013年01月21日 | 人生観

 週末は山歩きだった。・・・といっても、登山ではない。

 
 両親は、山に少しだけ土地をもっている。ほんの少しではあるが、5箇所位に別れているため、ややこしい。 
 

 山というのは、境界が分かりにくいことが多いため、専門の方(お役所関係の方)に、境界を調べてもらったそうだ。

 
 

 週末は、その境界に当たる樹にペンキを塗って回った。両親からの依頼(命令?)である。
 
 

 

 びっくりしたことがある。

 

 

 もう亡くなった祖父がつけたペンキのあと(25年位前)が、今もうっすらと残っているのである。

 

 

 
 もっとびっくりしたのは、自分ではない人のため(子孫)に、役立ててもらおうという意識で植林をしたり、木々の手入れをしたりしていた事実を実感したことである。
 

 

 
 自分が幼い頃に植えた木もあった。(ただし2~3本である)

 自分ではあまり覚えていないが、寒くて泣きながら木を植えたような木はする。

 

 
 その木は、今直径20~30㎝位である。大きくなったような気はするが、役立つほどの大きさではない気がする。きっとあと100年位すれば、木材として役に立つであろう。

 

 

 山の中には、直径70センチ位の見るからに立派な樹もあった。

 

 

 それは、祖父や曾祖父が植えたものらしい。

 

 

 祖父「が植えた木は、決して祖父が使えるわけではない。100年後位にやっと使える。

 

 

 しかし、それでも、後世に生きるもののために、木を植えるというのは、何か崇高な行為に思えた。山を通して、何か後世におくりものができるような気がする。

 

 

 そういう意味では、『山』に土地があるというのは、いいものだと思う。ご先祖からのおくりものを目に見える形でいただける気がする。

 

 『山』に限らず、何らかの形で、後世におくりものができるような生き方がしたいなあ。

 

 

 週末は、山を歩きながらそういうことを考えた。

コメント
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