誰にも記憶されず、生きてきた証を残さずに。

管理人meiyuの創作小説を連載しています。

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移転します。

2012-08-28 | ラスト・ラン(完結)
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移転します。

2010-01-17 | 初めての方へ
御久し振りです、管理人のmeiyuです。 長らく放置してしまい、誠に申し訳ございませんでした。 久々に小説熱が再燃してきたので、 よし更新しよう! …と思ったら、 こちらのブログが容量オーバーになったため∑( ̄□ ̄;)、 移転します。 移転先はこちら↓ http://blog.goo.ne.jp/true-arrow2 誰にも記憶されず、生きてきた証を残さずに。2 移転先でもまた、 . . . 本文を読む

ラスト・ラン(29 ・完)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
人の人生ってやつは、ラストランだ。 死と云う終点に向かって、ただひたすら走り続けるだけ。 それでも、立ち止まりたいと思う駅も有る。 俺には三回あった。 高野兄さんが逝った時、 和泉に捨てられた時、 そして、おまえが逝った時。 一駅前に戻りたいと、 やり直したいと、 そう思ったんだよ。 “いま生きている以外の人生は無い” そう思って生きてきた。 でもな、ナオ . . . 本文を読む

ラスト・ラン(28)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
直ちゃんが居なくなって一ヶ月後、金沢文庫。 未だ事実を受け止めきれないまま、俺は 片桐さんに連れられ、直ちゃんのアパートにやって来た。 「おまえに…確認して貰おう思て。 ナオの遺品…おまえに持ってって欲しいねん。 …その後は…ウチのスタッフが片付けても構わんやろか…、」 「………、」 片桐さんの声も、殆ど聞こえちゃいなかった。 家の主が消えても、 思い出を置き去りにしたまま、 . . . 本文を読む

ラスト・ラン(27)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
ナオの遺骨は、ほぼ砂だった。 原型を留めず、その上脆く、箸で拾うことすら出来なかった。 それなりの大きさで形を留めた骨が有れば、 形見として玲二に渡してやろうとぼんやり思ったが、叶わなかった。 そして僅かな砂塵は小さな箱に詰められた。 こんなに小さな箱に、半分にも満たない砂、 たった、これだけ。 こんなに、なってしまった。 ナオの遺体が火葬を終えた後も、玲二は棺の中を…砂 . . . 本文を読む

ラスト・ラン(26)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
雨だった。 京浜急行の線路にこびり付いた血痕を洗い流すような、 雨だった。 ―――――ガタァン!!!! 雷雨が、火葬場の天窓を穿つ。 光は射し込まなかった。 俺は床に倒れ込んだ。 「てめぇがもっとちゃんと診てやってりゃあいつは死ななかった!!!!」 「やめろ玲二!!」 俺の襟首に掴み掛かった玲二を、古瀬さんが必死に止めた。 「てめぇの所為だ . . . 本文を読む

ラスト・ラン(25)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
直ちゃんがハタチ、俺が十九になった頃。 審判の日は、 跫音を立てず、然し確実に影を伸ばし乍ら、 近付いて来ていた。 直ちゃんが死ぬ、三日前。 「…もしもし、玲二か、」 「…聖センセ、」 アカネ急便、目黒支店の朝。 トラックに乗り込もうとしたその時、ヒヨコの付いたピッチが鳴った。 「今夜ナオと居てやれ、」 「…は?」 「ナオの様子がおかしい、」 「…な . . . 本文を読む

ラスト・ラン(24)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
その夜、結局聖先生は一緒に夕飯を食べてはくれず、 独りさっさと帰って仕舞った。 服も脱いでくれなかったし、抱き締めてもくれなかった。 惨めだった。 やっぱり、あの誕生日の夜は夢だったんだよ。 一瞬で終わるから、夢って云うんだ。 「…、」 独りで天王洲を出、ふらふらと駅に向かう。 むせかえる水の匂いと、乱反射する品川の夜景が、平衡感覚を奪う。 …眩暈がする。 真っ . . . 本文を読む

ラスト・ラン(23)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
「ゃ…せんせっ…待って!」 閉院後の診察室。 一緒に飯を食おうと誘いにやって来たナオを、ソファに押し倒した。 「や…やだ、今日はヤ…んっ、」 本気で厭がってなどいない癖に喚く唇を、塞ぐ。 舌を深く入れてやると、ナオは雛のように吸った。 「ぁッ!」 ジーンズの前を開き、既に緩く勃ち上がった股間に掌を入れると、 ナオが抵抗を止めた。 「せ…んせ、ごはん…」 「終わったらな、 . . . 本文を読む

ラスト・ラン(22)

2009-05-27 | ラスト・ラン(完結)
「…あ、」 会計を済ませ、俺と直ちゃんがファミレスを出ようとした、その時。 「―――――せんせい!!」 入れ違いで、聖先生が入ってきた。 「…ナオ、玲二、」 ―――――先生と同年代らしき、男を連れて。 「もしかして患者さん?こんばんは、」 その連れの男は、先生の背後から顔を出し、笑顔で俺たちを交互に見た。 「…ども、」 俺は患者じゃねえが、適当に返事をした。 . . . 本文を読む