趣味(に生きたい)人の戯れ言。

趣味のことや、日々の移ろいなぞを細々と。

何気に、復活!(蒜山なんぞ。。)

2017-06-21 22:27:49 | 日記・エッセイ・コラム

皆様、大変ご無沙汰しております。(笑)

  あっという間に、”The・夏”!(爆)

全くもって、更新を怠り、面目ないです。。

数か月ごとに名刺が変わり、目まぐるしく状況が変化する中で、全然余裕がなく。。

(まあ、言い訳なんですが。笑)

今年度こそは、もう少しマシな更新を、と考えております。

でもって、久しぶりのバイクで向かったのは。。

県北の保養地、蒜山高原であります。

 最近は梅雨入りしたとたんに、カラカラ天気。

 まあ取りあえず、バイク日和ということで。(笑)

 (この記事書いている今、外は数年ぶりの土砂降りという。。

 自宅にいても雨男ってどないやねん。。。

さて、気を取り直し。

  今回の目的は、蒜山ワイナリーで新作ワインを買うこと。

 毎年、ここでヤマブドウのワインを購入するのですが、今年はアジア最大の

 ワイン品評会で金賞を取ったとかで、かなり出来が良さげでした。

小さなワイナリーなのですが、マスカットや岡山の桃、お隣は鳥取の梨を

使ったものなどオリジナリティ溢れる商品が多く、楽しいです。

地方発送などを済ませ、自分へのご褒美。

 山葡萄を使った、ソフトクリーム・ミニカップ!

 (一応、中年腹を気にしてプチダイエット中でして。。笑)

 酸味が効いて、とても美味!

テラスに咲いていた、薔薇です。

 めっちゃ大輪!

 1本あるだけも絵になりますが、数本咲いていました。

 色合いがここにあっている感じで良いですね。

もういっちょ!

 最近、花も撮りに行っていないな、と思い当たり

 庭先でパシャパシャ撮ってました。(←かなり不審者・・)

さてと。

 任務は完了したので、どこに行きましょうかね?

 休日なので、時期もあり、どこも車が多い様子。

 と、なると、自分のテリトリーに行くべきか。

で、やって参りました、茅部神社!

 (テリトリーって、これかい。。

 何でも、日本一大きな石の鳥居とか。。

以前は13mもあったんですな。

 今は10mちょっと。それでもデカい。。

 重さはどれくらい??

文久3年って、西暦1863年。。

 鹿児島の石橋とかもそうですが、クレーンのない時代に

 どうやって、こんな重いものを施工するんですかね??

鉄の鎹が4本ずつ。

 地震でも外れない、と。どんだけ重いんやら。

 近くで見ると、かなりの迫力です。

で、背中方面を見ると、桜並木が。

 実は度重なる災害で神社自体はこの桜並木の最奥に移設されておると。

 せっかくなので、ゆるゆると参りましょうかね。

歩くとそこそこの距離がありますが、駐車場もあるんで。

 ただし、かなり道は細く、車ですと細い木が当たるかも。。

 この辺は、バイクの強みということで。

   さて、参りましょ。

なかなかの風格ですね。

 そんじゅそこらの時代背景では無く。

 昔から地元に馴染んでいる感じでよろしいかと。

手水所の竜頭です。

 変わった感じですね。

 (ストロボが野暮だったか。。実際は真っ黒ですよ。。)

森の中に、ひっそりと。

 いつも思うのですが、空気感がとてもよろし。

 何か気持ちが楽になります。

延宝3年ですが。(西暦1677年。。)

 天照大神さまほか。

 どこもそうですが、やはり合祀されている様子です。

 足王神社??

りあえず、ご挨拶。

 撮影の許可をお願いし、お賽銭を。

 お伊勢さん系ですかね。

古すぎて、もはや、何が書いてあるのか不明です。(笑)

拝殿の内装は、やり替えてある様子。(当然か。)

本殿の様子。

 屋根の上は、やはりこうでないと!(笑)

 写真では明るく写っていますが、実際は、かなりの年代物です。

合祀されているので、お社もたくさん。

 どれも古そうですね。。

この先へ行く勇気がありませんでした。(笑)

 写真で見るより、先が見えないんですよ。。

萬延元年?

 西暦で言うと、1860年か。

 3月3日に、井伊直弼が桜田門外の変で暗殺された年ですね。

 世は幕末、動乱の時代だったんですね。

 先ほどの大きな石鳥居が出来る3年前ということに。

反対側に回りますと。

 右手のお社が気になります。

 覗いてみましょうか。

足王神社!(君かー!って、そんなに驚く事でも。。

 手足の健康を祈念すると?

先にお参りして中を見回しますと、なるほど!

 こういうことですか。

 皆さん、それぞれに思いがおありのようで、足の文字をたくさん書いて

 行のようになっておりました。

天の岩戸なるものが気になったので、少し奥に。

 はてさて。

ここから歩いて30分以上はかかるそうで。

 見た目以上に険しい場所でしたので、あっさり退散!

 (いや、最近、足腰が。。あっ足王神社!

さて、帰りますか。(爆)

 おろ?バイクが増えています。

 BMW の R ですね。

タンクの塗装がとてもきれいですね!

 とてもよく手入れされている様子。

Rの真骨頂は、なんといってもこの水平対向2気筒エンジンに尽きるかと。

 この時代のビーエムは、30000キロを超えたあたりからようやく本調子に

 なる、との都市伝説?を聞いたことがあるのですが、本当ですかね?

倒しこみ過ぎて、ヘッドに傷が入った時のために、ヘッドカバーだけ販売

 しているとのこと。

 で、このバイク、何を隠そう、ここの宮司様のバイクでした!

   日々のお勤めのために、バイクで来られているとのこと。

 全国のお寺の住職や宮司さんて、バイク乗りが多いと思うのは私だけ??

ひとしきり、バイク談議に花を咲かせて、お仕事の邪魔に

 なる前に退散しました。

 参道は桜並木なので、春先はとても見事なんでしょうね!

 さーて、次の投稿はいつに?(←反省なし。。


 

 

 


 



Ducati Monster 796 初オイル交換しました。

2016-02-14 10:38:53 | バイク

いやー、もう2月ですか!

 月日の流れるのは本当に早くて。。

(↑単に、更新停滞の言い訳ですが何か?

バイクのほうは、というと前回乗ってから早1か月以上

 経っており、バッテリーの心配もそろそろ。。

納車から約2000Km しか乗っていませんが

 時期も時期だし、精神衛生上?の問題もあり

 オイル交換をすることにしました。

今回使用したのは↑こちら。

 SUNOCO ブランドの REDFOX です。

 サン石油さん取り扱いで、全合成油と部分合成油のタイプが

 あるのですが、今回は Full Synthetic(全合成油)バージョンで。

 やはり、空冷の大排気量で高回転型のLツイン(不思議なフレーズですね。。)

 ということを考慮しての判断。

 結構なお値段しますが(ネットで 1800円/L 前後です。)

   まあ純正( Shell Advance 4T Ultra です。もちろん性能は折り紙付きですが

 少々、高過ぎます。レースに出るなら別ですけど。。 ) よりは割安ですし

 REDFOX はベースオイルがエステル、というのも決め手に。

 因みに、粘度は 15W-50 にしました。

他の方のお話で、ドレンボルトに取り付けられている金属カスの

 吸着用マグネットが破損していたこともある、とのことで

 ドレンボルト(部品名はドレンプラグです)やらワッシャやらを

 揃えて(フィルターエレメントも純正品を取り寄せたのですが

 今回は交換を見送りました。)みました。

 さて、始めますか!

ドレンボルトの位置は、サイドスタンドから見て、2番目にあるボルトです。

 6角レンチサイズは、5mm を使用します・

(済みません、写真は交換後のものです。)

 しばらく暖気してオイルを温めてですね。。

(1か月以上乗らなかったので、オイルが下がっておりましてなかなか。。

ホームセンターなどに売っている、4.5 L サイズのオイル処理箱を置いて

 いざ作業開始!

 作業当日は外気温5度でしたので、抜くのにも結構時間かかりました。

 出きった、と思っても車体を揺らすと出る出る。。

 チェーンに注油するときもですが、こんなときはセンタースタンドが

 欲しくなります。

(クルマ用のジャッキで持ち上げるワザもありでしたが、面倒なんで。。

約 2000km しか走行していませんでしたので、そんなに真っ黒、というわけ

 ではありませんでしたが、ま、半年経っていますから。

(気持ちの問題ですが、水分も必ず混じっていますしね。)

くだんのドレンボルトはというと。。

 うん、マグネットは無事、変形も欠けも無く、金属カスの付着も殆ど

 見られませんでした。(まずは、一安心!

 洗浄してワッシャを取り換え(純正は銅製ですが、今回取り外したのは

 アルミ製でした。納車時に純正オイルに交換してくれたのですが

 その時の名残?笑)

 5mm の 6 角レンチで取り付けました。

(本来ならストレーナ等も抜いて洗浄が必要ですが、今回はパスしました。)

さて、新油の注入開始!

 今回は、1L 缶を 4 本(4L 缶が無かった)用意したのですが

 注ぎ口が通常の細口(おまけでくれる、ジャバラの注ぎ口が使える)ではなく

 20 L のペール缶と同様の口(キャップが出来ますのでそこは良いのですが)

 だったため、オイルジョッキが必要だったのですが、掃除が大変。

(↑根がズボラでして。。

で、もって、こんなの↑を用意しました。

 カー用品店さんとかで売っている、紙製のジョウゴです。

 割としっかり出来ているので、4 L くらい平気で使えます。

 実は、我が DUcati Monster 796 のオイル注油口には

 紙製ジョウゴの先が微妙に入らなかったのですが、そこは紙製。

 先を加工して難なくクリア!

 固定は出来ませんので、気を抜くとクランクケース周りをオイルまみれに

 しますが(笑)、結構、勢い良くオイルを注いでもちゃんと

 入っていきます。(ジョウゴの先にギザギザ加工がされているのがミソ?)

 安いですし、オススメです。

さすがに新油は綺麗ですね!(びぃふぉあの写真、撮り忘れました。。

 暖気運転してオイルの減り具合を再度確認。

 今回はフィルターエレメントを交換しませんでしたが、新油は

   3 L で丁度よかったです。

 さて、ひとっ走り!

肝心の使用感ですが、注油時は外気温のせいもあり、かなり”粘る”感が

 ありましたが、走行後はかなりサラサラに。

 さすがに Ducati、空冷の大型 L ツインですと熱量もハンパ無いということか。。

 途中、シフト抜けもありましたが、これは純正オイルでも同様でしたので

 関係ないかと。

 エンジン音は確かに多少静かになって、耳に届く排気音のレベルが明らかに大きく

 なっているのが判ります。

 総じて、ツーリングユースなら全く問題無くイケるのではないかと。

(純正よりも安いですし。とは言え、自分にはこれでも高いですが。。)

 耐久性は未知数ですが、無無無。的には 3000 km 持てば合格です。

 以前、CB1100 に某有名オイルメーカーの2輪用で一番グレードの高いオイル

(外車も標準推奨オイルになっていました)を入れたところ

 2000 km で明らかにシフトフィーリングが悪くなり、ギア抜け頻発。

 あれほどハッキリと寿命が尽きたことを知らせてくれるオイルも無かった

 ですが、さて、今回はどうでしょうか??

 機会があったらまた報告したいと思います。

 では、また。。

(そろそろツーリング・ネタ、上げろや~。



 


明けましておめでとうございます!

2016-01-01 01:26:58 | 日記

皆様、大変ご無沙汰しております。

無無無。は岡山の片隅で細々と生息しております。

去年は、特に後半は公私ともに何かと忙しくて

ブログの更新まで余裕が無く、いっそ休止

しようか、とも考えたのですが。。

結局のところ、それも面倒だと気付き(笑)そのままに。

まああんまり気合が入り過ぎても長続きしませんので

肩ひじ張らずに "ゆるく"行くつもりであります。

どうぞよろしくお願い致します!

(さて、また転職ネタからか?爆)

 


 

 

 

 

 


Ducati Monster 796 ぷち・もでぃふぁい!

2015-09-15 06:20:52 | バイク

いや、今年の夏は暑かったですね。

既に過去形にしておりますが(笑)、最近の朝晩はもちろん

日中の暑さも”あの一頃”に比べたら、楽勝レベルですわ。

(↑感覚が完全にマヒしている、とも。。

↑ある日の、外気温度計の数字。

最早、クレイジーですね。。

良く耐えたもんだわ。。。(^_^;)

さて、我が Ducati Monster 796 ですが、約 1000km ほど

走ったところで、気になる所を手を入れてみようかと。

まずはポジション。

このバイクが前輪荷重が前提の設計、とも関連するのですが

身長 165cm の無無無。にはハンドル幅が広く・遠く・低い、と。

現状、30分くらいの走行で、ウデが痺れてきます。

ブレーキレバーが握れなくなる時もあり、こいつはマズイぞと。。

で、↑こちら。

AELLA さんのアルミ・テーパー・ハンドルです。

予定では、23mm 幅が小さく、22mm 高くなり、15mm 近くなると。

はてさて。。(色はシャンパン・ゴールドで。。笑)


あと、ミッションは 6速ギアですが、ギア比がかなり高め。

発進の時でも、迂闊にクラッチを繋ぐとローギアでエンストしそうになる

くらいで、高速道路でも法定速度ではトップギアに入れられないほど。。

で、↑こちら。

XAM さんの、ドライブ・スプロケットです。

丁数を、15T→14T に変更予定。

(すみません、中身の写真、取り卸したオリジナルです。。)

これで、はたしてどれだけの変化があるかお楽しみです。

作業は、岡山にあるドカティ正規代理店の”プラスワン”さんに

御願いしました。

終了まで暫し、店内をウロウロ。。

↑噂の1299パニガーレですわ!

ポジション、無理そうですね。

(く、くびが。。

世界最大くらいのピストン径で極端なオーバー・スクエア型にして

馬力を稼ぐ、という、2気筒に拘るドカの真骨頂。

最早、”意地”か。。

(でも、ほ、欲しい。

日本仕様の、寂しいところ。

規制を何とかして欲しいですねぇ。

(本国仕様だと、3000 回転以下でもそれなりに使えるようですし。。)

こちらは、ハイパーストラーダ。

モタードの車体をベースに、821の水冷エンジンとアップ・ハンドルや

箱を取り付けて、ツーリング仕様にした感じ。

元々、軽量な車体に 100 馬力以上のエンジンですから瞬発力は

申し分なし。

ポジションも、モンスターよりはラクそうですが、やはり無無無。的には

もう少しハンドルを”手前・狭め・上げめ”にしたいところ。。

これは便利そう!

最初からメーカーが取り付け前提にしていると、積載量もデザインも

”まとまり感”が違いますね!

(あとは、お値段。。

デュアベル・ダーク。

1200cc、112 馬力。

むー。。

何も、申し上げることはありませぬ。(笑)

フロントの倒立サス。

インナーチューブに加工がしてある様子。

フリクション低減とかですかね?

(聞き忘れました。)

ここだけ見ると、正にバット・マンですね!

しかし、最近の(昔からか)ドカは電子化がもの凄いですね。

最近話題のスクランブラーですか。

4 種類タイプがあって、こいつはより昔の”すくらんぶらぁ”タイプ。

エンジンは空冷 803cc で、我が Monster 796 のエンジンと基本的に

同一です。(796 も、実は 803cc でして。。

多少馬力を落として、トルクに振っています。

とは言え、最近の水冷はまだマシらしいですが、町中の 3000 回転以下は

やはり基本的にギクシャクするかも。。

潔くワンメーター。(笑)

ハンドル、広いですねー!

シートの快適性はもう。

但し、実際には跨っていないので何とも。

(見た目と異なっていることはしばし。。)

片出しのアップ・マフラーにこういうタイヤ。

雰囲気は満点です。

まあ、ドカは一部を除き軽量ですから、元々軽快感はかなりあるんですが

さらにこちらは爽快に走りそう。

(一家に一台、どうです?

ちなみに、お店のマスコット、”あらし”君です。

初対面でも、普通に寄ってきます。(好奇心旺盛!)

外には試乗車の Monster 1200 が。

このクラスでも、クラッチはワイヤーになっていますね。

重くないのだろうか。。

とか何とか時間をつぶしていると、完了。

さーて、遠出の予定を立てますかね!






ショートストローク・ビッグツインは櫛歯の調べ?(後編!)

2015-08-08 12:15:14 | ブログ

連日、酷暑ですね。

今日は”二十四節季の13番目、”立秋”でして。

 秋と言われましても。。

まあ、今日を境に”残暑お見舞い申し上げます”なので

 ”その気”になったら涼しいかもしれませんねぇ。。

 (心頭滅却しても、暑いモンは暑いぃっ!

さて、美作市散歩、続編ですわ。

湯郷温泉郷というところがあります。

 岡山県北の三大温泉の一つですが、自分はあんまり温泉目当てでは

 旅行に行かないタチですので、もっぱら周辺施設に目がいきます。

先日のワールドカップでもお馴染み、女子プロサッカーチームの

 ”湯郷ベル”の本拠地でもあります。

 宮間選手も所属していますね。

 この前、凱旋パレードはホンダの S660 に乗っていました。

個人的に寄りたかったのが↑こちら。

”現第玩具博物館・オルゴール夢館”です。

スイス・NAEF(ネフ) 社・ドイツ・SINA(ジーナ)社の積み木やら現代の

 玩具作家が製作したおもちゃがたくさん展示してあり、係の人が実演で

 説明してくれたりします。

 お子さん連れだと、楽しいかもです。

 (売店で積み木購入出来ます。ネフの積み木、インテリアにもなる完成度

  で大好きなんですよ。

で、お目当てはこちら↑。

 オルゴール展示室です。

 何故こんなに座席があるかといいますと、一日数回、オルゴールのプチ

 コンサートがあったりするからです。

 (それだけ良く響くんですよ。。)

ざっと順にご紹介。(笑)

 1890年代(!)にスイスで製作された、シリンダー式オルゴール

 ”オーケストラボックス”です。

シリンダーと呼ばれる鉄の筒の表面に”出っ張り”が沢山あって

 それが鉄の”櫛歯”を弾いて音を出す仕組み。

 で、この個体、よく見ますと、中に”カスタネット”やら”鐘”やら

 小太鼓やらが入っていて、リズムも一緒に奏でる豪華仕様です。

 因みにお値段、いま購入すると10000000円以上(!)とか。

 当時はお屋敷が買えた、とのこと。。

 (スイスのお屋敷って、ぶっちゃけお城。。。

こちらは↑、1880年スイス・PAILLAD(ペイラード)社製のオルゴール。

 ”チター”と呼ばれる装置が付いています。

弦楽器に明るい方なら、”ピチカート”奏法をご存じかと思いますが

 あれの要領で、シリンダーに弾かれた櫛歯を”ミュート”することで

 似たような音色を出します。

シリンダーに記録出来る曲数に限界がある、ならばシリンダーを交換式に

 してしまえ、というのがこちら↑、同じくスイス・PAILLAD 社製の

 ”シリンダー交換式”オルゴール。こちらも1880年製です。

こちらも”チター”付きです。

 しかし、どれもこれも工芸品のような美しさですねぇ。

ここからは、ディスク式オルゴールになります。

 アメリカ・REGINA(レジーナ)社製スタイル NO.9 モデル。

 1990年代です。(どれもこれも歴史を感じますね!)

鉄製の円盤に穴を開けて、そこにピンが入ったり出たりするときに

 櫛歯を弾く仕組み。

 周辺の穴は回転駆動用で、一曲終了するときちんと停止します。

下の棚は、ディスク収納になっています。

 勿論、台の代わりにも。

 オルゴールの場合、下の台の役割がかなり大きく、絶対音量は勿論

 音色にも大きく影響します。

如何にもアメリカだな、と思うのが↑こちら。

 REGINA(レジーナ)社製の”レジーナコロナ8a・オートチェンジャー”

 です。1900年代製です。

当時、酒場とかに置かれていたそうで、右手の横からお金をいれると

 下に収納されているディスクを掴んで上に引っ張り上げて演奏し

 終了すると下に戻しに行くという、カラクリ付きです。(笑)

 ジュークボックスの走りだったのかもしれません。

何やらド派手な出で立ち。

 大体ご想像がつくかと思いますが(笑)当時流行し始めた蓄音機とオルゴールの

 ”融合”にトライした製品。

 これもアメリカ・REGINA 社製・レジーナフォン NO.150です。

 製作年度も1900年代と同年代です。(最盛期だったのかもしれませんね・)

肝心の音質ですが、オルゴールはそこそこ良かったんですが

 蓄音機としては正直、イマイチ。。

 ワンコも首をかしげるレベル(某社のワンコ?)でした。

 (聴かせて頂きました!

 その後は、オルゴールは廃れてしまい、蓄音機(SP盤)から

 レコード(LP盤)と変遷していくわけですね。

どんどん行きますよっ!

 ↑こちら、厳密にはオルゴールではないのですが、ついでにご紹介。

 アコースティック・ピアノの中に色々な仕掛けを組み込んだ

 ”自動演奏ピアノ”(!)となっています。

下の窓を見ますと、ロール紙が入っています。

 こいつにパンチ穴みたいなのが沢山開いており、ここに空気を

 吹き付けて、紙の向こうに空気が通るか、通らないかで

 鳴らせる音を変える仕組み。

 筐体の中には、小太鼓や鐘も組み込んであり、ピアノと一緒に

 自動演奏します。(通常のピアノとしても使用可能です。)

 流石に電気式で、割と最近のものだとか。

こちらは、携帯式(?)オルゴール。

 今でいうストリート・パフォーマーが街角で演技するときに

 伴奏で使われたり、日本のチンドン屋さんの伴奏だったり。

中身は、先ほどのピアノと同じくロールペーパー式です。

 奧側の横に手回しハンドルがあり、それを回すと紙送りと

 空気を起こす鞴(ふいご、です)が作動すると。

 実際にやらせて貰いましたが、曲を一定速度で演奏することが

 結構、難しいシロモノでした。

 余談ですが、流石に屋外用、かなりの大音量でした。。

今回、個人的に一番気に入ったのがこちら↑。

 ”ピエロ・エクリバン”です。

 (エクリバンとは手紙を書く人、との意味らしいです)

 スイスはミッシェル・ベルトラン作でやはり19世紀の作品。

 背中に、オルゴールと各種機構部が組み込まれています。

 こういう、いわゆる”カラクリ人形”みたいなのを

 ”オートマタ”と呼ぶそうです。

音楽に合わせて、ペンを左右に走らせ(段落みたいな動きも。。)

 それに合わせてクビが左右に動きます。

更に、ランプが段々と暗くなり、クビが上下し始め(ウトウト居眠り!

 ランプが消えた少し後に慌てて起きて、左手がランプの調節ノブに

 伸びて再び点灯(!)、また手紙を書き始める、という動きをします。

 もう、ビックリです。。(まぶたも閉じたり。。)

しかも、どうです?この顔。

 カメラの”顔認識”機能で一発”合焦”します。

 まるで本物の”人”ですよ。

 昔の職人のウデって、凄すぎる。。

最後は、↑こちら。

 蓄音機に取って変わりつつあったオルゴール(特にディスクタイプ)

 を現代に残そうとかなりの気合いでもって製作されたのが

 これらの製品です。

一つ目は、ドイツ・KALLIOPE(カリオペ)社製のディスクオルゴール

 ”カリオペ108G”です。

 1900年製でやはり19世紀。

余談ですが、ディスクは現代でも製作されていると。

 日本では長野の会社でステンレス製のディスクで、コンピュータ

 でキッチリコントロールされたモノが一枚当たり3~5万円で製作可能

 との話でした。何か安心します。。(^_^;)

 (但し、本体は無理とのこと。もともと、時計職人がお客の要望で

  製作し始めたのが最初、なんて機械ですからね。

  今、一から製作なんて話になると、それこそお屋敷。。爆)

何気に、ベルが内蔵されていますね。

 音色は、他のオルゴールとは一線を画す重厚さ。

 別物ですね。

 部屋一杯に鳴り響きます。

ラストは、スイスとアメリカに工場があった MERMOD FRERES

 (メルモド・フレール)社のミラ・テーブルタイプです。

やはり 1900年代製。

 まるで調度品のような造り。

 (ディスクを支えるローラーが他より多いですね。)

 音色は言うに及ばず、素晴らしいモノでした。

 下の台がかなり重要な要素になるみたいで

 しっかりしたものにするれば、音の重心も下がるので

 音質も向上(低音が締まる、ということか)すると。

いやータンノウ、堪能!

 たまには、こんなシンプルな音楽(仕掛けは超精密!)に耳を

 傾けてみるのも宜しいかと。

因みに、我が DUCATI Monster 796 でありますが。

 世界一キビシイ日本の規制対応のせいか、3000 rpm 以下では

 かなりギクシャくして、正直、使い物にならないです。

 また、ギヤが全体にかなり高め。

 町中でクルマの後ろに付いて走るのははっきり言って地獄です。

 (高速道路でも、かなりの速度にならないとトップ6速には入れられず。)

あと、ハンドルの位置。

 CB1100 や NC700X で甘やかされていたので(笑)、クビやウデが

 かなり遺体です、もといイタイです。

まあ、改善点が無いとつまらないのも事実。

 この辺から、いじくってみようかと思います。

では、また。。