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代田橋からこんにちは

霜降り(GR)

2010-01-27 01:47:20 | Weblog
エチオピアの肉は硬い。それが通説。理由は色々言われているがまあとにかく硬い。
生で食べる習慣も硬いから生で柔らかく食べようじゃあないかといううくらいに。
焼いても硬い、煮ても硬い、圧力鍋で長時間煮込んだり、パパイヤとかフルーツと一緒に寝かせておくと柔らかくなるとか、日本の肉屋の肉は実は新鮮じゃなくって一週間くらい寝かせてるんだと言って一週間寝かせてみる者も居たり、知恵を絞る日本人は試行錯誤を重ねてきた。
僕の場合はとにかく叩く。包丁の背で叩き、それでもダメなときはもうハモの様に細かい切れ込みを無数に入れる。
しかし、しかし、とうとう発見してしまった・・・
霜降り

興奮で手がぶれてしまった、といいたいがそういうわけではない。
同じ牛がここにも居るのであれば、同じく霜降りだってあるはずだ!
いつも肉を買いに行くと丸々一体吊るしてあるところからランダムに切り落とされる。少し霜降りだったり、丸々赤みだったり。
しかし今日は丸々霜降りの肉がいつもの肉屋にかけてあるのを発見!!!
それも牛肉か?と聞いて(羊・山羊も一緒に売られてたりする)牛であることを確認。
早速500グラム!
値段はいつもと一緒の25ブル(170円)。
もしやと思い、ここの部分をアムハラ語でなんて言うんだ?と聞いたら
「チキナ」
というらしい。皆様、「チキナ」である。
もしこれを呼んでくれているエチオピア在住の方がいらしたら、とりあえず「チキナ」である。
これからのエチオピア生活、僕に感謝してください。

聞いてみればいつもあるらしい。値段も一緒。
早速帰って興奮のあまりすき焼き丼。これはもう写真を撮るなんて考える間もなく食べきってしまった。
終わったあと思い出して辛うじて残っていた半分を冷蔵庫から出して撮ったのがこの写真である。
隊員なんて呼ばれて良いのか?途上国に在りながら霜降り肉ですき焼きを食べてる僕を隊員なんて呼べるのか!?
肉はすこぶる柔らかく、と言ってもやはり日本の肉ほどではないか、十分に堪能させていただいた・・・

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