いかなご

ちょっと気持ち悪く写ってますがこれは
「いかなごのくぎ煮」です。

関西地方、特に阪神間のみでこの季節限定で捕れるもので
明石の港で毎朝上がります。
これは購入したその日に佃煮のように炊かないと駄目になってしまいます。

地域限定で期間も2～3週間がピークの為、好きな人は5～10kg購入しその日のうちに調理して親戚や知り合いに配ったり、送ったりしているようです。
ある宅配業者には地方発送用にこの時期「くぎ煮宅急便」って言うのがあって送り状も明石大橋の画像が入ってたりする位、結構有名なものです。

で。。。我が家も今日、早朝から明石に行き7kgほど購入し
一気に炊き上げました。

主人がね。炊きました。

私にはこんな事はできません。
彼はこういう事に対してとてもマメで、結構好評をはくし人から頼まれたりもして
数少ない我が家の年中行事の一つとなってます。

今年は暖冬で心配されましたが美味しかったです。
私には一切触らせず出来上がった「くぎ煮」を小分けしてタッパに詰め、人に渡す準備をしている主人の後姿を見ながら

「なんで私は男に生まれて女に生まれたこの人と結婚する事ができなかった
んだろう。。。」とヤヤコシイ事を思ってしまいました。

要するに私達夫婦は男と女、逆で出会ってたほうがウマクいってたのに。。
って事です。

私の友達も「ごしゅじ～ん！！今年もいかなごお願い～！！」と毎年頼みにやって来るのですが、その友達に主人が

「炊き方教えてあげるよ。自分でやってみたら？」

と言ったところ彼女は

「教えてくれなくていいねん！今年も炊いて！」とズボラ振りを発揮していました。
やっぱり私の友達＾＾v類は類のようです。