若殿の気ままな独り言

日常生活で見聞きしたこと感じたこと、はまってるマカオ/Macau/澳門のことなど、勝手気ままに書き綴ります。毎日更新!

貧富の差が凄すぎる (上海ぷらぷら散歩~光と陰~)

2010-02-28 12:05:58 | Macau、旅行
そういえば上海市民は2000万人、田舎からの流動市民が500万人の、合計2500万人の住民が上海で暮らしている、そして中国全土の金持ちの90%が上海に住んでいるということを、ツアーガイドが自慢げに話してくれましたっけ。

昔から上海は商業の中心地であり、早くから外国にも開けていた土地のため、上海市民は他地区住民を見下すような優越感を持っているというようなことも聞いたことがあります。今回は、そういった上海での貧富の差、上海の光と陰について、ツアー中に見かけたいくつかの光景をご紹介することにします。


七浦路の七浦興旺服飾市場に向かっていた時の光景です。まだ若いけど薄汚れた身なりの母親が赤ちゃんを抱えて道端にうずくまっていました。自分の前にコップを置いてあり、小銭がいくつか入っていました。春節直前でしたが、こうやって生計を立てているのでしょうか。


そしてこれも七浦路近くの光景です。橋を渡って下りる階段の真ん中に老人が横たわっています。同じように薄汚れた格好で、そばに小銭の入ったコップ。時折手を動かして生きていることを訴えているようでした。

可哀そうで写真を撮るのもはばかれたのでここで紹介する写真はありませんが、この後行った外灘でも物乞いの人を見かけました。外灘遊歩道が工事中だったんですが、地下道を出たばかりのところに、「ハンセン病」のせいで顔の一部が崩れた、女の人がうずくまっていました。
参考:「ハンセン病」(以前は「癩(らい)病」「ハンセン氏病」とも呼ばれていた。感染はらい菌の経鼻・経気道的による感染経路が主流であるが、伝染力は非常に低い。また感染して発症しても現在の医学では適切な治療を行えば治癒が可能であり、重篤な後遺症を残すことも、自らが感染源になることもない。現在、世界のハンセン病新規患者数は年間約25万人であるが、日本人新規患者数は年間0~1人とまれとなった。ハンセン病は見た目により歴史的に差別・偏見の対象となった病気である)


先日のブログでも紹介していますが、七浦興旺服飾市場の広場です。まだ若い男性ホームレスが残飯を漁っていました。またここでチャイニーズヌードルを買おうとお金を出している時、手首のない腕をことさらのように殿の目の前に出して、金の無心をする老人にまとわりつかれて閉口したこともありました。


浦東に移動する前に休憩のため、南京東路のマックに入り、東京より高いコーヒーを2階席で飲んでいました。何気に見ると30代と思しき男性がお客さんの席を廻っています。殿の席にも来ました。そして身体障害者の手帳を見せて、いくらか恵んでくれと訴えているんです。応じるお客さんは誰もおらず、彼はあきらめて下りて行ったんですが、こんな光景は日常茶飯事なんでしょうか。マックのスタッフは気付かない振りをしてるのか注意すらしていませんでした。


最後に紹介するのは、浦東のテレビ塔近くでの光景です。道路工事の真っ最中だということは先日紹介しましたが、その道路端にリヤカーが止まっており、男の人が瓦礫の中でうろついています。どうも鉄くずかなんかを探しているみたいです。


リヤカーでは4、5歳位の男の子が焼き芋をほおばっています。


身なりも粗末な汚れた服を着ています。男の子はそんなことは全く気にしていないようで、無心に芋を食べている姿が救いではありました。


年齢からするとおじいちゃんが、孫を連れて鉄くずや段ボールなど金目になりそうな物を集めて、生計の足しにしてるんでしょうね。日本でも終戦直後の昭和20年代にはこういった光景があちらこちらで見かけられたんでしょうけど。

日本に来てバンバンお金を使うチャイニーズがいるかと思えば、こういった境遇の人もまだまだいっぱい中国にはいるんでしょうね。


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P.S.
2/26に続いて、昨日27日もランクインしました。12/3から87日間で、80回ランクインしたことになります。137万ブログ中の7,309位で、通算126度目、訪問者数176名(累積 43,517名)でした。ということで先週(2/21~27)は、(11/22~28)から(2/14~20)までに続いて14週連続で、18回目の週間ランク入りを果たしました。137万ブログ中の8,364位で、訪問者数は1,289名でした。みなさん、どうもありがとう。(目障りでしょうが、殿の記憶のためのメモです)