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ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

裏岩手縦走 2011年8月 その4

2011-08-27 20:45:57 | その他の山

2011年8月15日

三ツ石小屋で迎えた朝
いよいよ岩手山に向かう日が来ましたが
天気予報は下り坂でした。

こちらに来て毎朝のことですが、
深い霧の中の三ツ石小屋です。





昨日は正面に見えていた大松倉山も見えず、
湿原の木道を歩いてゆきます。






いったん森の中に入り(といってもさほど高い木ではありませんが)
緩やかに登っていく。
しばらく進むと再び草原となります。










展望のない淡々とした山歩き
それでも周囲の花が励ましてくれます。









あまり目立ったピークではありませんが
大松倉山の山頂です。





なおも笹原の中を進む。
一瞬雲が切れて日が差し込みました。
おっ!今日も時間とともに晴れてくれるのか・・・











しかし一瞬の後、濃いガスに包まれてしまいました。





しばらく森の中を歩いてゆくと、網張温泉からの登り口と合流。
分岐点で一服していると、温泉側から登ってくる男性一人。
久しぶりに人に向かって挨拶。






笹原の斜面を登って、犬倉山はパスして巻き道へ。
また森に入ります。すぐに水場の標識。





しばらく平らな森の道を進むと、
草原の斜面の登り、丸太の階段が続きます。

このあたりで登山者も増えてきました。


姥倉山に続く稜線に出ます。
ここは火山活動の名残の荒涼としたところ。
風も強くなってきました。







尾根道を進むとお花畑コースと、鬼ヶ城コースの分岐に出ます。
登りは稜線に沿った鬼ヶ城コースを選びました。






灌木の中を登って標高を上げていくと
やがて岩の露出した道になってきました。





きっと晴れていれば展望の良いコースなんだと思いますが、
今日は全く周囲が見えません。









ここでも道端の花たちが慰めです。






いくつかのピークを越えながら少しずつ標高を上げてゆきます。
御苗代湖側は切れ落ちた崖になっています。





最後に、鬼の角のような岩峰。
右手のルンゼ上のところから容易に通過できます。







超えたあたりが鬼ヶ城なのでしょう。
あとは不動平への下り道。
ガスの中から不動平の小屋が姿を現しました。









この小屋は周囲を岩で取り囲んだ小さな小屋です。
入り口付近はたくさんの花で覆われており、
とても雰囲気の良いところです。









もちろんこの小屋も、中は小ざっぱりとした木造りの気持ちの良い空間です。



小屋の中に荷物を置いて小休止。
岩手山から降りてきた人もいらっしゃいました。
山頂はすさまじい風だとのこと。
まずはコーヒーを沸かし、体を温めてから
山頂に向かうことにします。



小屋を出てざれた斜面を登っていく。
相変わらずガスに包まれ、風も強く
時折大粒の雨が吹き付ける悪条件です。





御鉢の南側に取り付き、左へと進む。
山頂の薬師岳までこんな感じの道です。





所々に名残のコマクサ
とっくにピークは過ぎてしまっていますが
それでも強風の中で健気にピンクの花を揺らしていました。

現在はイワブクロがたくさんの花を咲かせています。









あとはオヤマソバ
いずれも厳しい砂礫地に繁殖できる草たち






さてさて人間様はというと、
強い風に体を流されそうにしながらトボトボと歩いてゆきます。
時折砂礫が風に飛んで体にぶつかり痛い思いをしました。


なんとかかんとか、薬師岳に到着










とりあえず山頂の写真だけ。
他に何も見えません。

一緒に登ってきた人たちは、ここで引き返すようです。
私はせっかくですから御鉢を一周してみました。

といっても風景は相変わらずです。




一瞬ガスが薄くなって
岩手山神社の奥宮らしきものが見えました。






まあそんなところで、
せっかくの岩手山でしたが、
天気に恵まれずとりあえず登っただけに終わりました。
いつかまた晴れた日に登りたいものです。


再び不動平に帰ってきました。




さてこの後どうしたものか。
予定では不動平か八合目の避難小屋に泊まり
翌朝山頂でご来光を仰ぐことになってますが
明日も天気は良くないようです。

まあ、それでも急いで降りる理由もないし
山でのんびりするのが「ゆっくりと山登り」のモットーですから
もう一泊しますか。


ということで、かわいらしい不動平の小屋に落ち着くこととして
八合目小屋まで水汲みに行ってきます。

サブザックに、水筒とペットボトルを入れて
おおらかな谷間を下っていきます。

なんとなく雲が薄くなってる気がしますが・・・










八合目避難小屋は有人で大きな小屋でした。
小屋の前の水場には豊富に水が流れています。






水を汲んで再び不動平に登っていく。
やっぱりガスが晴れて明るくなってきています。
青空さえも見えています。





今日一日全く展望のない真っ白な世界でした。
せめてひと目なりとも岩手山の姿が拝めれば・・・
天に願いつつ登っていく


不動平の向こうの鬼ヶ城もうっすらと見えてきました。





そして、願いが天に届いたのか・・・







「おー!

「見えたー!」






それもほんの少しの間でした。

それでもちらりと開いた青空の下に岩手山の大きな姿が見られて良かった!


後は小屋の中で本を読んだり、
時折小屋の外で周囲を見回したりしながら
その日の午後は過ぎてゆきました。

時折山小屋に休みに来ていた登山者もみな下山し
今夜も私一人のようです。


周囲も暗くなりかけたころ夕食の準備。
このたび最後の晩は
キノコのパスタにトマトスープ、ラスク
残りのワインを楽しみながら過ごしました。





・・・と、すでに暗くなった小屋の中に
二人の登山者が入ってきました。

よくこの天気にこんな時間まで、と思いましたが
お話してみると、ここには慣れた地元の方のようで、
やはりここに泊まって、明日の朝山頂を目指すとのこと。

一人ぽつんと過ごしていた小屋の中が
にわかににぎやかになりました。


さて・・・明日は晴れるといいな・・・との淡い淡い期待を胸に
休みにつきます。


次は最終日





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
岩手から帰ってきました (ふっくん)
2011-08-28 21:59:38
当初は
滝ノ上温泉→葛根田川遡行→八瀬森山荘
八瀬森山荘→源太ヶ岳→藤七温泉
藤七温泉→帰京
の予定でしたが、天気予報がかんばしくなく、沢の中で雨に降られ増水の可能性があったので、
8/26:滝ノ上温泉→三ツ石山荘
8/27:三ツ石山荘→源太ヶ岳→藤七温泉
8/28:藤七温泉=八幡平散策=帰京
とほぼrekker-kさんと逆コースで歩きました。
蓋を開けてみると初日からいい天気で、
笹の尾根、様々な花々、温泉と晴天の中の静かな裏岩手を楽しむことができました。
岩手山はまた今度に取っておくことにします。
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素敵な小屋 (yosi)
2011-08-28 23:28:46
不動平避難小屋、これはいいですねえ。
こんな素敵な小屋なら喜んで避難しちゃいます。
八幡平~岩手山の避難小屋はレベル高いですね。
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ふっくんさんこんばんは (trekker-k)
2011-08-29 21:06:14
岩手に行ってらっしゃいましたか!晴天とは羨ましい、良かったですね。三ツ石からの縦走も展望にめぐまれて、さぞ素晴らしかったことでしょう。藤七温泉もまさに秘湯の趣で、次はぜひ入ってみたいと思いました。
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yosiさんこんばんは (trekker-k)
2011-08-29 21:09:29
不動平の避難小屋も快適でした。入口に咲くたくさんの花がまたいい雰囲気でした。良く管理されているので使う方もきれいに使わせていただかなくてはと、気が引き締まります。
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