ネットオヤジのぼやき録

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難敵を撃破し、”穴王者”返上なるか? - 好漢久保の前に立ちはだかるリアル・ランカー -

2017-09-03 06:39:51 | Preview
■9月3日/島津アリーナ,京都/WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
正規王者 久保隼(真正) VS WBA2位 ダニエル・ローマン(米)



「ポスト長谷川穂積」

どんなに気が強く威勢のいい若者でも、長谷川の後継者に指名されるのは大変だ。ズバ抜けたセンスと実力ばかりか、それに相応しい結果をも要求される。上手く行くのが当たり前。ちょっとでも不出来な試合をやったり、酷い負け方をすればたちまち大炎上。ネット上で集中砲火を浴びる。心身にかかるプレッシャーは、尋常ならざるレベルだろう。


目論み通り久保への挑戦は実現するのか?

”仮想久保”としてイヴァン・モラレスを招聘し、アクビが出るほど退屈な10ラウンズの末、”蘇る亀田ディシジョン発動”をかまし、3-0判定をモノにしたばかりの亀田和毅のみならず、すべてのランカーから虎視眈々とつけ狙われる(?)WBA正規王者久保隼(くぼ・しゅん)は、南京都高から東洋大へと進んだアマ出身組みで、高校時代にインターハイで準優勝している。

東洋大への進学は、先輩村田諒太の誘いがきっかけだったとのことだが、残念ながら大きな戦果を残すには至らなかった。卒業後郷里に戻り、南京都高の監督に就任する話が具体化するも、こうした周囲の期待が耐え難いプレッシャーとなってしまい、思い悩んだ挙句大学を中退して帰郷。

ところがボクシングを始めるきっかけとなった父(アマチュアの選手だった)の逆鱗に触れ、復学はしたもののボクシング部には戻らず、競技生活から離れてしまう。山下会長との出会いも、迷いと悩みの真っ只中にいた大学3~4年当時だったというが、卒業と同時に神戸の真正ジムに入門。

同じサウスポーの大先輩,長谷川穂積の後を追うかのごとく、OPBF王座を2度防衛した後、WBA王座への挑戦が決まり、乾坤一擲ワンチャンスをモノにして載冠した。決定戦ではなく通常の挑戦だったことから、初防衛戦は選択試合(下位ランカーを自由に選ぶことができる)を根回しするのかと思いきや、指名挑戦権を持つダニエル・ローマン(米)との対戦に同意。9月3日に京都の島津アリーナでの開催が決まった。文字通りの凱旋興行である。


ロサンゼルス出身の挑戦者ローマンも、60勝11敗のレコードを持つアマ経験者。8歳の時から近隣の小さなジムに通い、本格的なアマの競技選手としてスタートしてからは、老舗のメイウッド・ジムに拠点を移し、ベテラン・コーチ,エディ・ゴンサレスの下で腕を磨く。2人の信頼関係は厚く、エディはマネージャー兼トレーナーとして今も変わらずコーナーを守る。



スタンダードな正攻法を身上に戦う、好戦的な右ボクサーファイター。長期戦を前提にした丁寧な組み立て故に、どうしても勝ち味が遅くなりがちで、KO決着も自ずと数は少なくなってしまうが、けっしてパンチがない訳ではない。積極的な攻めの姿勢を見せつつ、それでいて、無駄と無理を排した堅実なベースライン上に身を置く。クロスレンジから接近戦へと突入しても、突然の波乱,破綻も含めたリスクから身を守る、伝統的な攻防一体をアベレージの水準以上で実現。

公称165センチのローマン(正確なリーチは不明=JBCの予備検診でようやく明らかになる)は、170センチ前後の上背の持ち主がザラにいるS・バンタム級としては、むしろ小さな部類に入る。脇を締めた高めのガードを堅持しつつ、しっかり顎を引いて頭と肩を細かく動かし、ボディワークと一体化したステップで素早く出入りを繰り返す。ジャブ,ワンツーから左ボディを混ぜたコンビネーション、すなわち20世紀半ばまでに確立した近代ボクシングのセオリーで、丁寧かつ堅実に切り崩して行く。

オールド・ファッションは明らかに言い過ぎだが、的外れとまでは言い切れないローマンの動きは、いわゆるオールド・スクールの衣鉢を継ぐもので、上体をまっすぐ立てたまま、頭の位置をほとんど動かさずに出入りする現代流=久保はまさしくこれに該当する=とは、明確に一線を画す。


僅かプロ12戦のキャリアでは止むを得ない面もあるが、新チャンピオン久保の危うさはまさしくその一点に集約される。運命の第7ラウンド、アントニオ・セルメニョの右を遂に浴び、あわやKO寸前まで追い詰められた最大のピンチも、頭と肩を振らずに前後のステップワークだけで王者の反撃に対処する、攻防の幅の狭さが直接的な原因。

リスクの高い中間距離で正面に止まり続けた久保は、疲労の影響もあってジャブの鋭さを欠き、セルメニョの接近を許してしまう。揉み合いの中で集中が途切れ、久保のガードがお留守になる瞬間を熟練の王者は見逃さず、タイミングのいい右フックをヒット。セルメニョも充分に疲れており、快心の一撃ではなかったが、反応も鈍っていた久保はガクンと膝を揺らして後退。

ここぞとばかりに攻め込む王者も、既に下半身がついていかない。完全に効いてしまった久保は、くっつくでもなく離れるでもなく、中途半端な間合いでキレを失った王者の右フックをまともに食う。抱きついて時間を稼ごうとしたが、その際手数を返そうとしたのがまずかった。左フックを合わされ、痛恨のノックダウン。

不幸中の幸いだったのは、山下会長の声が聞こえていたこと。主審がエイト・カウントを数える間、片膝の態勢で回復を図ることができた。慌てて立っていたら、いかに消耗の激しいセルメニョと言えども、追撃から逃れることができたかどうか。

再開された時点で時間は20秒以上残っていたが、何とか呼吸を整えた久保は、朦朧とする意識とともにフットワークを取り戻す。タイトルマッチに向けて積み重ねてきた、ハードワークの賜物。老骨に鞭打つ必死の王者を命からがら振り切った。練達のベネズエラ人があと3~4歳若かったら、第7ラウンドで久保の挑戦は終わっていた可能性が高い。




久保の最大のアドバンテージは、この階級では反則と言ってもいいサイズ。176センチのタッパと長いリーチに恵まれた久保は、固い右ジャブをコツコツ突き、コンパクトなボディブローも効果的に用いながら、あの手この手で突破を図るセルメニョの仕掛けを、とにもかくにも中盤まで阻む事に成功した。セルメニョの”老い”にも大分助けられたが、地道に鍛え上げた右リードは、今や生命線と表していいレベルにまで達している。

だから今のままで充分だと、太鼓判を押していい水準かと問われれば、内・外の打ち分けから強弱のアクセント、タイミングや角度の工夫に至るまで、あれこれ注文をつけたくなってしまう。徳山昌守や辰吉丈一郎の洗練と多彩な変化には遠く、山中慎介のメリハリにも及ばない。いわんや、軽量級のボクシング・シーンを沸かせてきたメキシカン・レジェンドたちの技巧は、遥か高みの先にある。

そうであったとしても、真っ直ぐ伸びる久保のジャブは、近年の日本人ボクサーにはなかなか見られない良さを持つ。最近は余り言われなくなったが、プロスペクトとして台頭し始めた頃、”久方振りに現れた本格派ジャバー”としてマニアの目に止まった、王者になる以前のテレンス・クロフォードにやや近い(褒め過ぎ?)。


ステップと連動したボディワークを操るローマンの攻防は、”最高水準”の域にこそ達してはいないが、良くまとまっていて久保よりも上等と言わざるを得ず、自由に出入りをさせたら、新チャンプの勝機を見出すのは難しくなる。上半身が硬く動きの少ない久保は、ミドルレンジで標的になり易く打たれると効き易い。KO率が低いからと数字だけを見て安心していると、ジャブ,ワンツーの打ち終わりに鋭い左右をクロス気味に合わされ、たたらを踏んでそのままロープやコーナーに後退。一気に連打をまとめられて、あっという間にレフェリー・ストップ・・・。最悪の展開に陥りかねない危うさを、どうしても拭い去ることができない。

顔面のカバーに意識を取られ過ぎると、メキシカン・スタイルを採り入れた左ボディでレバーを抉られ、そのままダブルで上への返しが飛ぶ。強打を2発・3発続けるコンビネーションの回転力でも、ローマンは久保を上回る。新チャンプがジャブ1本で挑戦者を突き放すことができればいいが、足をフルに使って先に動き続けないと難しいというのが正直な印象。

久保は下半身とスタミナを鍛え直すだけでなく、右ジャブをより一層ブラッシュアップしないと、ローマンの波状攻撃を止められないのではないか。

減量(規格外の長身)との兼ね合いもあり、短期間に上半身の筋力アップを望むのは無理があるが、フェザー級への増量も見据えたフィジカル強化への取り組みは、今後のキャリアを考えた時に極めて重要なポイントになりそうだ。

久保とローマンの攻防を単純に比較すれば、まだまだキメが粗く雑なのは久保であり、ジャブの威力と精度のアップなくして、久保の防衛ロードもまたあり得ない。セルメニョが狙い続けた「打ち終わりの隙&動きが止まる瞬間」を、ローマンと彼の陣営がむざむざ見逃すとは思えず、出足の速さと勢いも、ロートル化したベネズエラの元王者とは一段ギアが異なる。

額面通りの展開と流れなら、KO(TKO),判定いずれにしろ、7割方の確率で挑戦者ローマンの勝利と見る。


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□前日計量と予備検診

<1>王者久保(27歳)/前日計量:121ポンド3/4(55.2キロ)
戦績:12戦全勝9KO)
アマ通算:48戦30勝18敗
南京都高→東洋大
2008年インターハイ準優勝(フェザー級)
身長:176センチ
リーチ:181センチ
首周:34.5センチ
胸囲:87センチ
左ボクサー

<2>挑戦者ローマン(27歳)/前日計量:121ポンド3/4(55.2キロ)
戦績:25戦22勝(8KO)2敗1分け
アマ通算:60勝11敗
身長:166センチ
リーチ171:センチ
首周:37センチ
胸囲:89センチ
右ボクサーファイター


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□リング・オフィシャル

主審:ピニット・プラヤッサブ(タイ)

副審:
シルヴェストレ・アバインサ(比)
エルネンド・ステイデル(プエルトリコ)
ジャン・フランソワ・トゥパン(仏)

立会人(スーパーバイザー):アラン・キム(韓/WBAアジア会長)

※WBAアジア(WBA Asia)は、2014年に結成された新興のローカル団体。中央アジア,中東から東アジア,オセアニアまでをカバーする広範囲な組織を標榜し、全17階級中8階級においてチャンピオンも承認しているが、あらためて言及するまでもなく実態は相当に怪しい。

そもそもの発端は、WBA直轄のアジア地域タイトルとしてスタートしたPABA(Pan Asian Boxing Association)で内紛が勃発。それまで事実上のトップとして君臨していた、事務局長アラン・キムが失脚(と報じられた)してしまう。自身のオフィスがある韓国の首都ソウルで、怒り心頭のキムは独自に「EPBC(Eurasia Pacific Boxing Council)」なるローカル団体を旗揚げした。

当初はWBCに近づく駆け引きも弄しつつ、結局は現WBA会長メンドサ・Jr.に取り入る格好で、WBA内部における影響力を何とか維持したという次第。PABAから追い出された後、しばらく公の場から姿を消していたが、昨年辺りからWBA世界戦の立会人としても復活。

EPBCの公式サイトはいまだに現存しており、ご丁寧に「WBC Affiliation」の文字が、サイトタイトルにカッコ書きで吹きされている。しかし当のWBCは、「加盟の事実はない。」との声明を発表済み。これぐらい面の皮が厚くないと、生き馬の目を抜く興行の世界で生き残ってはいけないらしい。

※EPBC公式サイト
http://www.epbcboxing.com/


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■TV中継

関西テレビで午後4時から生中継
前座の日本ミニマム級タイトルマッチも含めて、午後2時頃からスマホ専用のライヴ配信も行われる。

※番組公式ホームページ
https://www.ktv.jp/wba/


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■主なアンダーカード
<1>OPBFライト級タイトルマッチ12回戦
王者 中谷正義(井岡) VS OPBF1位 ライアン・セルモナ(比)

中学時代にアポロジムに入門。世界タイトルに3度挑戦した経験を持つ、アポロ嘉男会長(元OPBF J・ライト級王者)の薫陶を受けた中谷は、興國高校に進んでボクシング部に入り、本格的な競技生活を開始。井岡一翔,宮崎亮,上谷雄太らとともに中軸を担うと、関西の名門近畿大学へ進んだ。

個人タイトルには縁が薄く、華々しい活躍とまでは言えなかったけれど、バランスの良さとボクシング・センスに対する関西圏での評価は意外に高い。プロ転向に際して、旧知のアポロジムではなく井岡ジムを選んだのは、興國高つながりという単純な事情だけではないだろう。

プロ6戦目で話題の土屋修平(角海老/元キックボクサー)を3回TKOに屠り、余勢を駆って同じ角海老のOPBF王者,加藤善孝にアタック。苦闘を強いられはしたが、2-0の12回判定で見事ベルト奪取に成功。アウェイの後楽園ホールで2連勝をマークし、関東のファンにも存在感をアピールした。

その後は地元の大阪と神戸でOPBF王座の防衛を続け、既にV7を達成。安定政権を築いた中谷は、WBC6位,IBF7位に付けており(WBA11位/WBOランク外)、世界タイトル挑戦を熱望する中でのV8戦。中量級の世界王者招聘は昔も今も容易ではなく、積極的に海外へ出て行く勇気が、選手本人のみならずジムにも求められる。

もっとも今現在の中谷の力では、主要4団体の王者たちに勝つのは、至難の業と言わなければならない。致命的な打たれ脆さを、スピードとテクニックでカバーするホルヘ・リナレス(WBA・WBCダイヤモンド)、英国イングランドで健闘を続けるテリー・フラナガン(WBO)はもとより、ロンドン五輪代表の座を逃してプロに転じたロバート・イースター・Jr.(IBF)、135ポンド最強と目されるミゲル・A・ガルシア(WBC)の壁はさらに高く分厚い。

最大の懸念材料は、体全体のスピードとフィジカルの強度不足。フットワークだけでなく、キレも含めたハンドスピードにも不満が残る。1970年代に大活躍したライト級三人衆、ガッツ石松,門田新一,高山将孝のレベルには遠く及ばない。

年齢では3歳年少ながら、井岡ジムでは先輩となる石田匠(S・フライ級/念願の世界戦が内定=WBA王者カル・ヤファイへの指名挑戦)や、同じライト級で大成を期待されながら失速した稲田千賢(法政大→帝拳/引退)にも共通するウィークネス。特に気になるのは、下半身に余りバネが感じられない点。


敗北を糧に成長してきた挑戦者セルモナは、サイズと器用さには恵まれなかったが、ボクシングの基本はしっかりしている。オーソドックスの右の打ち終わりに、左ストレートを合わせるのが上手い。アマチュアライクな脆弱さ、青臭さから完全に脱し切れていない中谷には、嫌な雰囲気を漂わせる相手かもしれない。

オボこさの残るエリートボクサーに、叩き上げのアンダードッグが意地を見せて一泡吹かせる・・・近代ボクシングの歴史において、数限りなく繰り返されてきた番狂わせを、万が一にも引き起こさない為にも、中谷にはジャブの強化&全身のパワーアップが望まれる。


◎中谷(28歳)
戦績:14戦全勝(8KO)/前日計量:135ポンド(61.2キロ)
アマ通算:30戦25勝(7KO・RSC)5敗(JBC公表の資料より)
※60戦超(65勝)説有り
興國高→近畿大
※不祥事によるボクシング部廃部を受け日本拳法部に所属
身長:182センチ,リーチ:180センチ
右ボクサーファイター

◎セルモナ(29歳)/前日計量:134ポンド1/2(61キロ)
戦績:29戦20勝(13KOKO)8敗1分け
身長:163センチ
左ボクサーファイター


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<>日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦
王者 小西伶弥(真正) VS 日本1位 小野心(ワタナベ)

王者の小西は、中学時代に陸上と空手を経験。短距離と中距離で結構な活躍をしたらしい。高校進学を目前に控えた大切な時期に、真正ジムの門を叩く。きっかけは、やはり長谷川穂積の存在だった。

プロに進む云々以前に、ボクシングをやること自体に難色を示していたという両親を説得。2013年8月の初陣以来、陸上で培った下半身のバネを活かした強打を武器に連勝。全日本新人王を経て、今年4月の決定戦で、アマ出身の谷口将隆(龍谷大→ワタナベ)を逆転の3-0判定に下し、日本タイトルを獲得。

初防衛戦に向けて、江藤日出典トレーナーと山下会長のバックアップにも熱が入る。合宿で徹底的に走り込み、パンチング・パワーのさらなる強化に取り組んだ。


挑戦者の小野は、L・フライ級を主戦場に戦ってきたベテラン。2013年1月にOPBF王座を獲得したが、左手親指の負傷(腱筋断裂の重症)により返上を余儀なくされる。同年10月に再起した後、ミニマム級に落としてIBF王者だった高山勝成に挑戦(2014年5月)。中~大差の0-3判定に敗れて載冠は成らず。

L・フライに出戻り、日本王者堀川謙一(SFマキ→三迫)に挑戦して7回TKO負け(2015年9月)。昨年9月には、再びミニマムまで絞って福原辰弥(本田フィットネス/先日真正ジムの山中竜也にWBO王座を譲ったばかり)に挑むも、バッティングで王者福原がカット。無念の3回負傷ドローに泣いた。

2度目の日本タイトル挑戦失敗から3ヵ月後の12月14日、タイのWBA王者ノックアウト・CPフレッシュマートからのオファーを受けて渡タイ。105ポンドで2度目の世界挑戦が実現したものの、高山戦以上に差を付けられ、0-3判定負けに退く。今年5月の再起戦で、無名のタイ人アンダードッグをKOしてはいるものの、それだけで日本1位というのはいかがなものか。

ランキングの空洞化が進むミニマム級は、主要4団体のランキングそのものがローカルランク化してしまい、WBA(ノックアウト),WBC(ワンヘン・メナヨーヒン)の2団体をタイが、IBF(京口紘人/ワタナベ)とWBO(山中竜也/真正)を日本が占有する。

身体能力とパワーに恵まれた小西には、一念発起してL・フライでの世界挑戦を期待したいところだが・・・。


◎小西(24歳)/前日計量:105ポンド(47.6キロ)
戦績:13戦全勝(5KO)
身長:162センチ
右ボクサーファイター

◎小野(34歳)/前日計量:105ポンド(47.6キロ)
元OPBF L・フライ級王者(V0)
戦績:31戦20勝(4KO)8敗3分け
身長:162センチ,リーチ:170センチ
左ボクサーファイター


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<>女子アトム級6回戦
慶美奈代(真正) VS 葉月さな(Yukoフィットネス)

沖縄を拠点にボクシングを始めた美奈代(けい・みなよ)は、琉球大学で本格的なアマ選手として活躍。地元の琉球ジムからプロ入りしたが、仕事の都合等で関西に戻ることとなり、真正ジムに移籍。山下会長の下で、プロ4戦目以降を戦ってきた。

プロデビュー戦でいきなり黒星。なおかつ、鼻を陥没骨折する重傷を負ったが、1年半を超える長期ブランクを克服して復活。3戦目で今回激突する葉月と、アウェイの福岡で4回戦を争い1-2判定負け。この後神戸を拠点に5連勝をマーク。

葉月には今年3月の再戦で雪辱(3-06回判定勝ち)を果たしており、1勝1敗で迎えたラバーマッチとの位置づけ。選手層の薄い女子はマッチメイクが大変で、こうしたライバル対決で盛り上げて行く必要がある。


九州初の女子プロボクサー,古賀友子が設立したYuKOフィットネスジム所属の葉月さなは、33歳のシングル・マザー。戦い続る後姿で、愛する息子に”折れない心”の大切さを伝えたいと言う。

初黒星を喫した昨年3月の岩川美花(高砂)戦は、アマで勇名を馳せた岩川とのキャリアの差に加えて、体格差も大きく影響した。7ヶ月ぶりのリマッチに、並々ならぬ意欲を見せているらしい。

両雄ともに勇敢で、リスクを恐れず打ち合いを挑む。頭と肩を振る基本が徹底されているが、疲れの出る3ラウンド以降が本当の勝負。第2戦では、慶の若さと体力がモノを言ったとのことだが、葉月も相当に鍛え直してきたという。先に集中を切らすのは、果たしてどちらなのか。


◎慶(25歳)/前日計量:結果未発表
戦績:8戦6勝(1KO)2敗
身長:151.2センチ
右ボクサーファイター

◎葉月(33歳)/前日計量:結果未発表
戦績:7戦5勝(2KO)2敗
右ボクサーファイター
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