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ブラジルの小型ダイナモが女子ボクシングを隆盛に導く? /ハーンが仕掛ける軽中量級の好カード -ロマ・ゴン VS エストラーダ III アンダーカード・プレビュー III -

2022年12月02日 | Preview

■12月3日/ヒラ・リバー・アリーナ,アリゾナ州グレンデール/女子S・フェザー級6回戦
ベアトリス・フェレイラ(ブラジル) VS カリス・ブラウン(米)




今月12日、クリーヴランドでプロの初陣を飾ったばかりの東京五輪ライト級銀メダリストが、1ヶ月足らずのスパンで2戦目のリングに立つ。

主要4団体が女子の世界王座承認に踏み切ってから十余年、今や米・英を代表する大手プロモーションは、アマチュアで活躍する女子のトップ選手を積極的にスカウトするようになった。

162センチの上背にもかかわらず、60キロ上限のライト級でアマの頂点にあと1歩まで迫ったベアトリスも、オスカー・デラ・ホーヤに肩を並べる若手プロモーターの旗手,エディ・ハーンのスカウトに応じてプロ入り。

「彼女の才能と実力は突出している。デビュー前だが、既にP4Pファイターと呼ぶに相応しい域に達している。」

詳細について明らかにされてはいないが、ブラジルが誇るボクシング・ヒロインと長期契約を交わしたエディ・ハーンは喜びを隠さない。


女子でも160センチ台後半~170センチクラスが増えるこの階級で、160センチそこそこの選手が勝ち残るのは容易なことではない。

ベアトリスの身体能力の高さ、とりわけ手足と身体全体のスピード&バネ,敏捷性は特筆もので、アマンダ・セラノとの比較にも耐え得る高水準。女子ではなかなか現れない逸材であり、ハーンが「P4Pクラス」を広言したくなる気持ちもよくわかる。

デビュー戦の出来と調子も上々で、「タイミングが合えばいつでも・・・」と、早くも世界タイトルへの準備を口にするハーン。


デビューに際してアマチュア女子のライト級リミットより1キロ軽い、約59キロの130ポンドを選んだのは、前日計量+ワンマッチ形式のプロならではの判断。

トーナメントが開催される期間、ずっとリミットを維持しなければならない上に原則当日計量のアマと違い、リスキーではあるがドライアウトによる減量とリカバリーで相当程度カバーが可能。

そして何より、ライト級にはアイリッシュの女帝ケイティ・テーラーがいる。4団体を完全に制圧して、7階級制覇を成し遂げたアマンダ・セラノとの最強女王決定戦もサバイブしたケイティには、ミドルとS・ウェルターの2階級で4冠統一を果たした米本土の女王クラレッサ・シールズ(五輪連覇の完全王者)を差し置き、”女子のP4Pキング”との呼び声も聞こえ出した。

さらに都合が良いことに、先日ミカエラ・メイヤー(トップランクが抱える女子のトップ)を破り、130ポンドの3団体統一王者(WBC・IBF・WBO)となったアリシア・バウムガードナーもマッチルームの支配下にある。


※女子ボクシング史上に残る死闘を繰り広げたケイティ・テーラー(左)とアマンダ・セラノ(右)


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ケイティとアマンダの一騎打ちは、ニューヨークの殿堂マディソン・スクウェア・ガーデンのメイン・アリーナ(約2万人収容)に、1万9千人超もの大観衆(満席)を集めた。

MSGのライヴ・ゲートは145万ドル超と報じられており、看板を張る大きなイベントを統括するジョエル・フィッシャー(副社長と紹介されている)は、「パンデミックに見舞われて以降、最大の売上げを記録した。これは本当に画期的な出来事なんだ!」と語気を強める。

DAZNによると、生配信の有料視聴者数は150万人を突破(全世界)したとのこと。契約初月(30日間)を無料にする特典対象の視聴者も含んでいる為、150万人全員が$24.99を払ったPPVユーザーではないけれど、女子のメイン・イベントがこれだけの数字を叩き出したことに大きな意味がある。


移民してきたプエルトリカンたちが最大のコミュニティを形成するビッグ・アップルでは、カルロス・オルティス(カーロス・オーティズ)の昔から、プエルトリコにルーツを持つスターが重要な位置を占める。

オルティスから受け渡されたバトンは、ベニテス&ゴメスの2人のウィルフレド、ティト・トリニダードらを経てミゲル・コットへと渡されたが、2000年代以降の殿堂MSGにおいて、「自分の顔」だけで1万5千人以上を集客できたのは最盛期のコットのみ。

プエルトリコにルーツを持つアマンダは、”ルシア・ライカ(女子格闘技史上最強と称された)の再来”とも呼ぶべき傑出した才能と実力を誇り、何と7階級(S・フライ~S・ライト)を制覇。”女パッキャオ”と呼ばれて台頭してきたが、一般的な人気でMMAに及ばない女子ボクシングの悲哀をたっぷりと味あわされてきた。


何かと話題になるギャランティについて聞かれたエディ・ハーンは、具体的な金額を伏せた上で、「女子ボクシング史上例を見ない額。それだけは断言できる。」と胸を張った。

「7桁(100万ドル以上)の最低保障+PPVインセンティブ。オレはそう聞いてる。」

アマンダが新たに契約したとされる興行会社(Most Valuable Promotions)を立ち上げたジェイク・ポールがリークした破格の条件に対して、「ケイティ=75万ドル(最低保障)+PPVセールスの70%/アマンダ=30万ドル(最低保障)+PPVセールスの30%」という、誠にシビアかつ現実的な金額を報じる記事もある。

そして、「ケイティ=200万ドル超/アマンダ:100万ドル超」という、これもまた誰もが得心の行く数字をレポートした記事も・・・。


「間違いなく良い条件だ。でも、十分(アマンダの実力と実績に完全に見合う)とまでは言えない。」

エディ・ハーンから届いたケイティ戦の最初のオファー(昨年の早い時期?)のについて、アマンダを長年サポートしてきたジョーダン・マクドナルド(トレーナー兼マネージャー)は、「英国行きを即決できる条件では無かった。」と暗に示唆している。

「好ましい反応では無かった。この試合の実現は難しいと考えざるを得なかった。」

期待していた回答を得られなかったハーンは、「彼らの主張(十分ではない)もわかる。選手とマネージャーならきっとそう言うだろう。でも、あの時(最初のオファー)は正当な条件だった。」とエクスキューズを交えながら、次のように続けた。


「交渉の継続を諦めかけた。でも、女子ボクシングの歩みを大きく前に進める為に、2人の試合はどうしても実現させたなければと考え直した。そしてそれは、必ずやボクシング界全体を発展させることにもなる。」

やり手のプロモーターとマネージャーは、例外なく口も上手い。「ボロく儲かるから・・・」などと、はしたない言葉で本音を漏らしたりはしない。

事実として、ケイティの存在なくしてMSGのソールド・アウトは無かった。アマンダは間違いなく”史上最高の女子ボクサー”の1人に数えられる存在で、ケイティやクラレッサらとともに、引退したら最短(ラスト・ファイトから丸5年経過)で殿堂入りを果たすトップ・オブ・ザ・トップ。

それでもなお、彼女が単独で「トップ・スターのバトン」を継承出来るのかと問われたら、ケイティに完全な形でリベンジを果たし、S・フェザーで4団体統一を目指すアリシアを破ってもなお、クリアすべきハードルはまだ高いと答える以外にない。




交渉のスタートからMSG開催で話が進んでいたのであれば、アマンダの取り分が少なくなるのは仕方がない。アウェイに出向くチャンピオンは、いつにも増して手厚く処遇するのがボクシング界の慣わし。

アンソニー・ジョシュアやジョシュア・ブァッツィ、カラム・スミスにコナー・ベン,ジョシュ・テーラー辺りとセットにして、イングランド領内にある1万~2万に規模の大会場(O2アリーナ,ウェンブリー・アリーナ,シェフィールド・アリーナ等々)を手当てし、一定の譲歩とバーターでアマンダに渡英を促す。

より安全を期するのであれば、ケイティの本拠地,南アイルランドの大規模会場(ダブリンの3アリーナかミルストリートのグリーン・グレンズ・アリーナ)にアマンダを呼ぶのが常識的なラインになる。


初回の交渉からそれなりの上積みが行われたか、条件の引き上げを小幅に止める代わりにケイティのニューヨーク行きが決まったのか、その両方の歩み寄りなのか。ディテイルが判然としないのもこの世界の常。

とにもかくにも、”女子史上最大のビッグカード”が潰れることなく陽の目を見て、殿堂MSGのメイン・アリーナを満杯にした実績は例えようもなく大きい。

なおかつ、両選手の意地とプライドを懸けた打ち合いは見どころ満載。トップ同士が互いの面子と商品価値の死守に傾き過ぎて、リスク回避のお見合いを続けるケースも目立つ昨今、目の肥えたMSGのファンだけでなく、ベテランの在米専門記者たちが軒並み口を揃えて絶賛する名勝負となった。

マイルストーンとして永く語り継がれるべき内容と成果であり、爆上げと言えないまでも、アマンダに対する認知が一際上昇したのは疑う余地のないところで、当然の帰結としてリマッチへの欲求と期待が嫌でも高まる。


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だがしかし、アイリッシュの女帝も30代半ばを過ぎ、黄昏時がすぐそこに迫っている。先だって現役のS・フライ級王者,小澤瑶生(おざわ・たまお/37歳)が、子育てと家族の生活を第一にしたいとの理由でベルトを返上。引退を表明した。

結婚や妊娠・出産を契機にリングを後にするケースは、レイラ・アリとアナ・マリア・トーレスがとりわけ有名で印象深い。ケイティ自身、1人の女性としての幸福を考えていない訳がない。

エディ・ハーンは女子選手のスカウトにも積極的で、S・ミドル級の4団体統一王者フランション・クルーズ・デズーン(米)、ベネズエラのマイヤリン・リバス(WBA S・バンタム級)、IBFバンタム級を保持するエバニー・ブリッジス(豪)、同じくIBFのJ・フライ級王者シヴェナティ・ノンティンガ(南ア)、脱北して韓国籍を取得後プロになり、フェザー級に続いてS・フェザー級を獲ったWBAの2冠王,チェ・ヒョンミも獲得済み。


チェ・ヒョンミが持つWBAのベルトをベアトリスに獲らせて、アリシアと130ポンドの4団体統一戦を争わせ、生き残った方をケイティにぶつけて後継者に据える。


※写真左:新たな女子130ポンドの女王アリシア・バウムガードナー
※写真右:WBA S・フェザー級王者チェ・ヒョンミ


そして、アマンダとの最強決定戦をまた仕掛ければ・・・MSGでの大興行を成功裏に導き、女子ボクシングの確固たるマーケット構築に向け、土台固めに奔走する敏腕若手プロモーターの思惑が透けて見えて来るようだ。

ハーンが用意するライバルたちをすべて返り討ちにしたケイティが、無敗のままグローブを外したとしても、それはそれでOK。好敵手同士の熾烈なサバイバル・マッチの勝敗は、ベストを尽くしたボクサーのバリューを上げこそすれ、致命的な汚点として残る恐れは無い。

生涯の宿敵スモーキン・ジョーと伏兵ケン・ノートンに敗れ、引退を確実視される中で復活。再戦で2人にリベンジを果たした上で、「キンシャサの奇跡」を実現したモハメッド・アリ、ファン・M・マルケスとの第4戦(!)で、マルケスが準備した執念の右カウンターを浴びて憤死したマニー・パッキャオ、万全の態勢で臨んだ井上尚弥の猛威に晒されたノニト・ドネアらを持ち出すまでもなく、真のライバル・ストーリーと名勝負に敗者は存在し得ないと断言できる。


※ベアトリス(左)とエディ・ハーン(右)


これまでと変わることなく、ベアトリスは生活の拠点をサンパウロに置いているが、デビュー戦に備えて渡英。ルシア・ライカ,クリスティ・マーティン,レイラ・アリ,クラレッサらに追いつき追い越し、女子ボクシング最大の成功者になろうとしているケイティと一緒に、ハードなトレーニング・キャンプを張った。

腕が利いて頭も冴える若きプロモーターは、何事につけてもソツと抜け目がない。ベアトリスの初陣を盛り上げ前景気を煽る。

今月12日に行われたデビュー戦では、5連勝中の同国人,ターニャ・かルドーソ(34歳)から2度のダウンを奪う完勝も、倒し切ることが出来ずに判定決着。嬉しさと悔しさが相半ばの表情を垣間見せている。

次期トップ・スターとしてのポジションを明確に意識するベアトリスが、肩に力を入れ過ぎることなく自然体で開始ゴングを迎えることが何よりも重要。


繰り返しになってしまうが、「彼女は既にP4Pファイター」とのハーンの豪語について、あながち誇大な宣伝文句とも言い切れない。

そう思わせるだけのポテンシャルと天与のギフトを実感させてくれる瞬間を、ベアトリス・フェレイラというボクサーはたしかに見せてくれる。

◎試合映像
<1>ベアトリス UD4R ターニャ・カルドーソ
2022年11月12日/オハイオ州クリーヴランド(プロ・デビュー戦)

<2>2020年AMBC(The American Boxing Confederation)米大陸選手権ライト級決勝
ベアトリス VS ラシーダ・エリス(米)
https://www.youtube.com/watch?v=ngek61owT50

<3>2019年世界選手権ライト級決勝
ベアトリス 5-0 ウォン・ツォン(中国)

<4>東京五輪男女準々決勝(1試合目)
ベアトリス 5-0 ライホナ・コディロヴァ(ウズベキスタン)
https://olympics.com/en/video/quarter-finals-semi-finals-finals-day-11-evening-session-boxing-tokyo-2020-repla?uxreference=playlist

<5>東京五輪女子ライト級ハイライト(決勝:1試合目)
ケリー・ハーリントン(アイルランド) 5-0 ベアトリス
https://supersport.com/olympics/olympicsTour/video/8dea2f31-ed04-4469-b073-6e555686fff1/tokyo-2020-boxing-women-s-57-60kg-highlights


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エディ・ハーンが強力にプッシュする新女王候補の2戦目に呼ばれたのは、フロリダ州レイクランド出身のカリス・ブラウン。ニックネームは、”Taz(タズ)”、”The Golden Child(ゴールデン・チャイルド)”。

スピードに恵まれた痩身の黒人選手で、身体能力が高く年齢(36歳)を考慮せずとも反応と眼も良く、最大の課題はスタミナ。息切れさえしなければ、鋭いジャブ&ワンツーで突き放し、出はいりを繰り返しながら着実にポイントメイクできる。

相打ち気味に右ストレートを合わせる感覚はなかなかのもので、強引に振り回すのを止めて強弱のアクセントをもっと意識的に付けられるようになれば、無駄な被弾が減って勝ち味も早くなる筈。


2019年に行われた東京五輪の米国最終予選に参戦し、代表の座に辿り着くことができずプロ入り。転向に際しては、チーフ・トレーナーを務める”レディ・ラム(LADY RAM)”こと、ラウラ・ラムジーの後押しが大きかったという。
※ローラ・ラムジーのフェイスブック
Laura "LADY RAM" Ramsey
https://www.facebook.com/ChampLadyRam/

2020年10月のプロ・デビュー戦でいきなりの黒星スタートとなったが、11月の2戦目で無事初勝利を上げ、その後7連勝(4KO)。幸いにもパンデミックによる長い休止に追い込まれることなく、コンスタントに戦い続けている。

直近の試合(今年8月)でカナダの中堅選手に8回判定負けを喫しているが、試合映像が無く展開や様子はわからない。


もともとスポーツで身を立てる意思はあったらしいが、カリスを産んだ直後に脳出血で倒れて寝たきりになった母の世話をしなければならず、一筋縄の人生ではなかった模様(父は事故死したという)。

始めはボクシングに反対していた母も、娘の熱意が本気だと知り応援してくれるようになったが、認知症も併発して昨年1月天に召された。どれほどの艱難辛苦を乗り越えてきたのか、おいそれと他人が思いやることはできないが、公の場所に出る時のカリスはいつも少女のように瞳を輝かせ、屈託の無い笑顔を絶やすことがない。


※写真左:カリスとローラ・ラムジー(チーフ・トレーナー)
※写真右/左から:カリス,亡くなった母オリー,ローラ

◎カリスと母オリーの物語を報じる地元紙の記事(練習映像有り)
<1>Winter Haven boxer fights for herself and mom
2018年6月8日
https://www.wtsp.com/article/news/local/polkcounty/winter-haven-boxer-fights-for-herself-and-mom/67-562687112

<2>Lakeland boxer to dedicate first professional fight to late mother
2020年8月6~7日
https://www.wtsp.com/article/entertainment/places/bobby-lewis-on-the-road/carisse-brown/67-8cf14e98-5fd4-48e0-99e2-0f720ff9c15f


自身が出場を果たせなかった東京五輪銀メダリストとの対決が決まり、ビッグ・チャンスに燃えているらしく、不利の予想も一切気にしていないとのこと。ベアトリスの事情に合わせて6回戦になったことが、カリスにとって福音となるかどうか。

コーナーを率いる”レディ・ラム”とカリスは、とにかくボクシングのキメを細かくする事が急務。強打一辺倒でスタミナを使い果たすばかりでは、いくら良い素質と埋蔵量を有していても上に行くことは叶わない。


◎カリスの試合映像
<1>2019年東京五輪米国最終予選
Olympic Qualifiers 2019 Round 2 - Karla Hall vs Carisse Brown

<2>アマ時代の映像
Carisse "Taz" Brown(W) blue vs. Natasha Cantaro
https://www.youtube.com/watch?v=nGh1CD4YuMg

<3>カリス TKO1R クラウディア・バルガス・ラミレス
2021年4月17日/ティファナ(メキシコ/プロ3戦目:4回戦)
Carisse Brown vs Claudia Vargas Ramirez
https://www.youtube.com/watch?v=J3R-xfhyclw

<4>カリス UD6R モンセラット・ガルシア
2021年7月17日/(メキシコ/プロ4戦目)
Carisse Brown-VS-Monserrat Garcia

<5>カリス UD6R アリシア・アセロ
2021年11月20日/ケンタッキー州ルイビル
Eskridge Enterprises Championship Series: Brown vs Acero 11-20-21


直前のオッズは凄まじい乖離となった。実績の違いを考えれば止むを得ないけれど、立ち上がりの早い時間帯にカリスの右ストレートが火を噴けば、どう展開が転んでもおかしくはない。

手足と身体のスピードに大きな差異は無いと思うが、強いインパクトにこだわるカリスは、エネルギーを無駄に使う傾向が顕著なだけに、ベアトリスが持ち前の運動量とアジリティでワンサイドの判定勝ちと見るのが順当ではある・・・。

□スポーツブックのオッズ
<1>Bet365
ベアトリス:-5000(1.02倍)
カリス:+1400(15倍)

<2>FanDuel 
ベアトリス:-8000(1.0125倍)
カリス:+1600(17倍)

<3>DraftKings
ベアトリス:-4000(1.025倍)
カリス:+1100(12倍)

<4>Sky Sports
ベアトリス:1/33(約1.03倍)
カリス:12/1(13倍)
ドロー:20/1(21倍)


◎フェレイラ(29歳)/前日計量:129.5ポンド
戦績:1戦1勝
アマ戦績:不明
2020年東京五輪銀メダル
2022年世界選手権(イスタンブール/トルコ)銀メダル
2019年世界選手権(ウラン・ウデ/ロシア)金メダル
2019年パン・アメリカン・ゲームズ(リマ/ペルー)金メダル
※階級:ライト級
身長:162センチ
右ボクサーファイター


◎ブラウン(36歳)/前日計量:129.3ポンド
戦績:9戦7勝(4KO)2敗
アマ戦績:不明
2018年ナショナル・ゴールデン・グローブス出場(ライト級/ベスト8)
2018年全米選手権出場(L・ウェルター級/ベスト8)
身長:170センチ
右ボクサーファイター


◎前日計量:フル映像
https://www.youtube.com/watch?v=8sPK2Cz_gqw

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