昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

比叡山(玄奘三蔵の道)

2007-08-27 | 歴史・文化遺産

昨日の日曜日に、比叡山へ車で向かった。少しは涼しいかと、深い森の中に涼を求めた。

根本中堂の手前の刻印の碑である。確かにここは比叡である。


東塔の入り口のすぐに国宝資料殿があり拝観した。


3階の部屋に、大きな墨絵が展示されていた。仏教東漸図(仏教が東に少しずつ伝播してきた図)とあって、縦2.6m・横6.0mの七折屏風仕立が2面あった。

 今年は中国で天台宗をはじめて唱えた僧智(ちぎ)の1400年の大法会が行われたのに因んで、水墨画家の「傳 益瑤」(フー・イーヤオ)氏の手によって4年の歳月の後、完成を見たものである。

 彼女は、平山郁夫画伯にも師事し、先般NHKTVの趣味百科で「水墨画への招待」の講師として活躍していた。 

襖絵が冊子に編纂されていたが、その表紙である。図柄は鑑真和上(がんじんわじょう)が、日本の地を踏んだ時の絵図である。
 盲目の眼をやや空に向けて、上陸した悦びを表現していますね。



この砂漠こそがチベット高原の広大な砂漠でした。そして泉がありました。玄奘は駱駝に泉のありかを教えて貰ったと言われています。
この砂漠の絵の左端に、山の崖にくっついているお寺があります。




また、インドの僧が天山山脈を越えて中国に入り仏教を伝えた。また中国の僧法顕はインドに渡るときに、崑崙山脈を越えたといわれています。

この黒い険しい山脈こそが崑崙山脈です。法顕が左の端にいる。


6×2.6mの屏風が2枚で、カメラに収まりきれないほどの大きさです。仏教の伝播、特に天台宗のわが国にやってきた有縁の数々が描かれており、一つ一つ見ていくと楽しい。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2007-08-28 05:43:45
見事な水墨画ですね
それも4年もかけて描くなんて
考えただけで気が遠くなりそうです
返信する
アガリさんへ (tetu)
2007-08-28 10:41:58
 アガリさんおはよー

 普段なら、よくある宗教画のひとつとして、フーンと言って見過ごします。
 今回はちょうどチベットへの道をアップ中であることもあって、じっくりと鑑賞してしまいました。

 ゴビの砂漠も、チベット高原の砂漠も、崑崙山脈も、身近に感じていました。
返信する
襖絵 (kawa)
2007-08-28 23:09:20
チベットを紹介されたあとに、この絵を見ると、感じ方が違いますよね。
特に、tetuさんは、ものすごくその気持ちが強かったと想像します。
返信する
kawaさんへ (tetu)
2007-08-29 00:14:54
そうなんです。今の心境では、何を見てもチベットに見えてしまいます。
 
 中国=チベット=ネパール=印度と、仏教の道には、釈迦がいて、菩薩がいて、
親しみを感じています。
返信する

コメントを投稿