昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

象のテラス(アンコールトム遺跡2)

2009-03-02 | 海外旅行

 アンコールトムの遺跡の南大門を入る。

 振り返ると、門の頭上には、ちょっと逆光で見えにくいが、正面と残り3面に顔がある。

左:ここではマイクロバスもあるが、オートバイの引く二人乗りの輪タクが多い。
右:場内は一本道で約1kmの直線道路。その先にバイヨン寺院、そして象のテラス・雷王のテラスが続く。





開けた場所に出て来ると、左手に延々と伸びるテラス(バルコニー)。歴史家はここで戦の凱旋軍を迎えたのであろうと言う。





通称、象のテラスと言われる高台が続く。
 石垣には所狭しと、浮き彫りがされている。壇上へと続く急な石段が2本、中央に3頭の象の彫刻があり、端にはライオンが鎮座している。
 更に上の段にも象が6頭見える。





象のテラスに続く段の壁には、見事に彫られた仏様が並ぶ。






テラスの欄干は蛇神である。









更に続くテラスには象の浮き彫りが並んでいる。








象使いの若者もいるようだ。









高台は更に続き、今度はガルーダが並んでいる。ガルーダはヒンドウー教の神の名で、鳥の化身であり、竜(蛇)を食べ、ヒンドウー教の最高神ヴィシュヌ神を乗せている。
顔にあるとがった嘴は殆どが欠けている。





神であり、ヴィシュヌ神である王様のいるテラスを、ガルーダが諸手をあげて支えている。 
右端に鼻の折れた象がいる。




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4 コメント

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おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2009-03-02 05:43:41
ここも壁のひとつひとつに細かい彫刻が施されてるんですね
本当に凄いなぁ
この石は加工がしやすいんでしょうかね
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見事な彫刻群 (地理佐渡..)
2009-03-02 06:14:45
おはようございます。

長年の風雨にさらされて、朽ち始めているものが
多いのは確かですが、これらの状態がよかったと
すれば、相当の風景であると思います。
一時にすべてができたわけではないと思いますが、
やはり相当な国力があってのことと思います。
しかし、そんな国が今は仏教の国へと..?
不思議なものです。
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アガリさんへ (tetu)
2009-03-02 09:20:56
 大変な労力と、時間でしょうね。
 これらを作った王様ジャヴァルマン7世は、12世紀の初め、ヴェトナム地方のチャンパ軍を始め、周辺地域に勢力を伸ばし、ラオス・ヴェトナム・タイの一部・インドネシアの一部まで治めたそうです。約40年間続いたのですが、彼の死後はまた王様が変わり、廃墟への道をたどります。
 かくて現代に至って、偉大な遺跡を残したと言います。

 ガイドによると、石は砂岩で削り易いでしょうね。
砥石の荒砥のような。
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地理佐渡..さんへ (tetu)
2009-03-02 09:32:46
 アンコールワットの遺跡でも金箔が施されていたそうです。
 完成当時は、見事な芸術品だったでしょうね。今も崩れたとはいえ、その壮大な風景は、王様の威厳と富の象徴であることを彷彿とさせてくれます。

 まだ、この時代ヒンドウー教の面影がありますが、仏教国のタイ族が攻め入ってきて、仏教が蔓延したそうです。

 釈迦が王子として生まれた国がヒンドウー教で、釈迦もヒンドウー教だった。そこから仏教が生まれたので、両者、よく似ていますね。
 
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