キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

高校時代の日記を読んだ

2021年01月27日 | ☆記憶
中学から高校まで日記を書いていた。日記というか、独り言ノートかな段ボールに入れておいたのをン十年ぶりに読み返した。高校2年から3年の2年間分をざーっと。

!!!

暗黒の16歳を過ごしていたようだ。
ひたすら悩んで落ち込んで自己嫌悪している。
日記だけ読むと95%暗黒。
こんなに暗い高校生活だったとは、我ながら意外だ。
思春期だったんだなぁ。

具体的な出来事についてはあまり記述がなく、読み物としては面白くない。誰に何を言われたとか、誰とどんな話をしたとか、それで理解してもらえなかったとか、落ちこんだとか、●×さんに比べて自分はだめだとか、そんなことばかり繰り返し書いている。きっと、書くことで自分の心を整理していたのだろうけど。



確かに高校2年生のころは、今思い出しても少し大変だった。
運動部と図書委員議長と生徒会副会長と演劇部を掛け持ちしていた。

図書委員で毎週当番やって、広報紙作って(前にブログに載せたシャーロックホームズについての新聞とか)。図書議会の議長としては「議事進行についての異議申し立て」を何度もくらっては泣き(たぶんセンパイの嫌がらせ)。演劇部は助っ人参加から抜けられなくなり、挙句コンクールの予選通過してしまう。文化祭は生徒会と演劇部の掛け持ちで、クラスの企画の手伝いできず なんとなく疎外感を味わって。
生徒会の代表で度々他校との交流会に出かけて「あしなが育英会」とかユニセフなどの街頭募金に立ったり。

それでも楽しんでやってたんだろうと自分では思ってたんだけど。
演劇部はことあるごとにやめたい辞めたいと書いており、退部届の下書きも日記に書いてる。図書議長も何でうまくできないんだろうとうじうじ書いてる(生徒議会の議長と比べたりしてる)。運動部もほとんど練習に行けなくなり仲間からブーイング(なのか勝手に引け目を感じていたのか)。

成績もボロボロで「数学3点だった」とか書いてるのを見つけた。「前回の5点の記録を更新した」とか・・・オイオイ!


そんな中で、いまなら「唯一の癒し」とでも書きそうなのが、生徒会で体験した他校との交流。これだけは楽しい楽しいと書いている。●×校の誰それはいい人だとか、美人だとか大好きだとか。


3年生の分を読む。
だんだん、書いていることが変化してくる。
高体連~運動部の引退までは朝練、昼錬など練習に燃えてたようだし、夏からは勉強。友達と一緒に頑張るのが楽しいとか、勉強を教えてもらったとか、放課後残ってグループで勉強したとか、体育の時間にランニングするのが楽しいとか、そういう記述が増えてくる。

面白い。

目標が定まってすっきりしたのもあるだろうし、16歳で悩みぬいたおかげで成長したんだろう。受験期は勉強は大変だったけど、友達との関係も良く、一体感があって幸せな学園生活だった記憶だ。

そのあと大学進学後の日記は、内省的な記述は減って(分量もぐんと減って)、今ブログに書いてるような楽しいことの記録が中心になっていく。
18歳くらいから自分の中身は変わっていないのかもしれない。

みんなそういうものなのかもネ。
それにしても、16歳のころの感覚をすっかり忘れていたのにはオドロイタ。


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