キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

緑島への旅 3日目

2017年10月14日 | ☆旅行─台湾
朝になる。
雨はやまないというか、昨夜はとにかくひどく降ったようだ。泊まってるホテルの部屋の窓は小さくて雨音が聞こえなくてよく寝れたけど。

でも、フェリーは出ることになった。
よし、行こう。私の船の予約は午後一時半。それまでよく寝て体力温存しとこう。相当船が揺れるらしい。
乗り物酔いが激しいので、かなり恐怖だ。天気がいい時でもトイレから出てこれなかったこともある。別の船だけど。


天気予報では日曜まで雨が続くと言ってる。コンサートできるのかな??

でもまずは合羽を買わないと。島ではバイクで移動することになるから。と思ってホテル隣のスーパーに行ったら売り切れてた!

仕方ないので少し離れたカルフールへ。傘をさしてでもかなり濡れる。


ここのカルフールもくまモンだらけ。


合羽売り場。さすがの充実ぶり。
バイク用のを買って早速着込んでホテルへ帰る。

島の民宿の人から「今日は船が出ても明日は出るかがまだわかりません。キャンセルなさるなら無料で出来るようにしますよ」との連絡が入る。うーん、こんな思いして(船酔いで苦しむのは間違いないし)まで行くべきなのか?友だちの中には、帰れなくなると仕事に影響するからと、断念した人もいる。

迷う気持ちを抱えつつ、ホテルをチェックアウトする。そこへ、昼前の船で島へ向かうはずの昨夜会ったAさんから「一旦乗船したんだけど、降ろされた。欠航になった」と連絡が入った。程なくして、島の宿の人から午後の便はすべて欠航だという連絡が入った。

万事休す。
行けなくなった。
船酔いしなくて済むのにはホッとした。

船を降ろされたAさんがこっちに向かってくれることになり、待っている間に、今夜の宿を台北に予約した。ここにいてもすることないから一日早いけど台北に向かおう。飛行機の予約変更できるかな?

Aさんの車で空港へ向かう。
彼女は「船がだめなら飛行機は飛ぶかも?」と最後の望みを託すつもりらしい。

空港に人はまばら。
聞くと、昨日から台北からの飛行機は着陸してないらしい。機体がないので当然出発する便も欠航。


ロビーに懐かしい顔があった。陳昇のファン仲間が緑島への飛行機が飛ぶのを待っていた。二組の家族連れ。聞けば、朝6時に来てずっと待ってるんだとか。しばらくおしゃべりして、飛行機を待つ。



午後一時、結局飛行機も欠航が決まってアナウンスあり。

あ〜あ。
もうどう頑張っても行けない。

Aさんが売店で買ってきてくれた土地の珍しいものを食べつつ、台北へ行く汽車はどうだろうなんて話してたら、一人のおじさん(おじいさん)がやってきて話の輪に入る。、誰だろうかと思ってたら、彼らが乗りたいと待っていた緑島便のパイロットさんだった。
びっくり。

汽車も指定は満席らしい。しかも、大雨で不通の区間もちらほら出始めてるとか。もう 今日台北には行けなさそう。予約したホテルをすぐキャンセルする。



そしてついに、コンサート自体も来月に延期と言う公告が出た。来月は来れないけど、でも諦めがついて心が軽くなった。

ロビーでみんなでワイワイ話していると、他の客から話しかけられたり。「その美味しそうなものは何?」とかね。台湾だなー。

みんなそれぞれ、午後を楽しく過ごすために解散。
車できてない一家族はそのパイロットさんに駅まで送ってもらうことになったらしい。これも実に台湾的。
台東だからだよね。もう台北とかではそういうの無さそう。



もはや「緑島への旅」ではないけれど、私の旅は続きます。

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