キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

SHERLOCKで英語 ピンク色の研究-14

2012年10月10日 |   └─和訳「ピンク色の研究」
タクシーでどこかの学校のようなところに到着したシャーロックとキャビー。
学校での運転手との会話の前半部分です。

これ読んでる方で「シャーロック」をこれから見るから、ネタバレはいやん、なんて思ってる方はまさかいらっしゃらないと思いますけど(笑)ここから先、とことんネタバレして行きますよ。

赤文字:意味や文法がわからないところ
青文字:(私にとっての)新出単語

是非、皆さんのお知恵を拝借したいです。よろしくお願いします。
例により、できるだけ前から訳してるし、直訳に近く訳してるのでので、日本語はちょっと変です。





SH: Where are we?
ここはどこだ?

Cabbie: You know every street in London. You know exactly where we are.

あんたはロンドンの通りを知りつくしてる。どこだか正確にわかっているだろ。

SH: Roland-Kerr Further Education College. Why here?
ローランド・カー専門学校。なぜここだ?

Further Education College:イギリスの学校制度のひとつで、大学に進学しない人のための職業訓練などを主に行う専門学校的なカレッジ。


It's open. Cleaners are in. One thing about being a cabbie - you always know a nice quiet spot for a murder. I'm surprised more of us don't branch out.

開いてるから。掃除夫が中にいる。タクシーの運転手であることについて、ある一点ーーーーいつも知ることになる、殺人向きの静かでいい場所を。なぜほかの奴らがこの方面に手を広げないのか、驚きだね。

branch out:手を広げる

SH: And you just walk your victims in? How? Oh... Dull.
それで、お前はただ歩いてお前の獲物を中に入れるだけか?どうやって?
(銃を向けられ)おっと..陳腐な。

Cabbie: Don't worry. It gets better.
心配するな。もっとよくなる。

SH: You can't make people take their own lives at gunpoint.
お前は銃口で人を自殺させるなんてできない。

gunpoint:銃口


Cabbie: I don't. It's much better than that. Don't need this with you. Cos you'll follow me. Well, what do you think? It's up to you. You're the one who's going to die here.


そんなことはしない。もっといい方法だ。これ(銃)はあんたには必要ないな。なぜなら、あんたはついてくるからな。

(部屋に入って)
よし、(ここを)どう思う?あんたに合わせるよ。ここで死ぬのはあんただからな。

※「ここは死ぬ場所としてここはどう?気に入らないなら他の場所でもいいよ」ということでしょうかね?

SH: No, I'm not.
いや、僕は死なない。

Cabbie: That's what they all say. Shall we talk?
ほかのやつもみんなそう言う。おしゃべりするか?


SH: Bit risky, wasn't it? Took me away under the eye of about half a dozen policemen. They're not that stupid. And Mrs. Hudson will remember you.

ちょっとリスキーだな。そうじゃないか?警官半ダースの目のあるところで僕を連れ去った。彼らだってそんなに馬鹿じゃない。それにハドスン夫人もお前を覚えてるぞ。

Cabbie: You call that a risk? Nah...THIS is a risk. Oh, I like this bit. Cos you don't get it yet, do ya? But you're about to. I just have to do this... Weren't expecting that, were ya? Oh, you're going to love this.

あんたはそれをリスクと呼ぶのか?違うよ...これがリスクだ。これがちょっと気に入ってるんだよ。まだわからないだろうからな。だろ?でもすぐにわかる。これをやらなくちゃ。期待してたんだろ?なぁ?あんたはきっと気に入るさ。


SH: Love what?
何を気に入るって?


Cabbie: Sherlock Holmes! Look at you! Here in the flesh. That website of yours, your fan told me about it.

シャーロックホームズ!自分を見てみろ。ホンモノだ。あんたのサイト、あんたのファンが教えてくれたよ。

in the flesh:生きて、実物で。
※ここのin the fleshは「生ホームズに会っちゃったよ!」って理解でよろしいでしょうか?webや話だけでしか知らなかった人物が今ここにいる!って有名人にあったときみたいな感じで?

SH: My fan?
僕のファン?


Cabbie: You are brilliant. You are a proper genius. The Science of Deduction. Now, that...is proper thinking. Between you and me sitting here, why can't people think? Don't it make you mad? Why can't people just think?


あんたは素晴らしい。本物の天才だ。推理の科学。そうだ、あれは、本物の思索だ。ここに座っている俺とあんたの間には、なぜ人々は考えられない?頭にこないか?なぜ人々は考えることすらできないんだ?

※between以下の節はどういう意味合いなんだろう?
前段の「proper thinking」が俺たちの間にはあるけど、(他の奴らはくずだ)っていう流れ?




SH: Oh, I see...So you're a proper genius too.

そうか...わかったぞ....お前も本物の天才なんだな。

Cabbie: Don't look it, do I? Funny little man driving a cab. But you'll know better in a minute. Chances are it'll be the last thing you EVER know.

そうはみえないか?そうだよな?おかしな小男でタクシーの運転手だ。でもすぐにもっとよくわかるさ。勝ち目なんかないってな。(直訳:勝算とはあんたが知る中で一番最後のものになる)

※チャンスを勝算としましたが、あってるかな?


SH: OK, two bottles. Explain.
よし、2個のボトル、説明を。


Cabbie: There's a good bottle and a bad bottle. You take the pill from the good bottle, you live. You take the pill from the bad bottle...you die.

良いボトルと悪いボトルがある。良いボトルのカプセルを飲めば生きる。悪いボトルのカプセルを飲めば...死ぬ。


SH: Both bottles are of course identical.
二つのボトルはもちろん見分けがつかない。

identical:同一の


Cabbie: In every way.

もちろん。


SH: And you know which is which.

そしてお前はどちらがどちらか知っている。


Cabbie: Of course I know.

もちろん知ってる。

SH: But I don't.
だが僕は知らない。


Cabbie: Wouldn't be a game if you knew. You're the one who chooses.

知ってたらゲームにならないだろ。あんたが選ぶんだ。

SH: Why should I? I've got nothing to go on. What's in it for me?
なぜ僕が?そんなことしても何の得にもならない。何か得があるか?


Cabbie: I haven't told you the best bit yet. Whatever bottle YOU choose, I take the pill from the other one. And then together...we take our medicine. I won't cheat. It's your choice. I'll take whatever pill you don't. Didn't expect that, did you, Mr. Holmes?


まだ一番いいところを話してなかったな。あんたがどっちのボトルを選んだとしても、俺が残った方のカプセルをとるのさ。そして二人で一緒に...俺たちのお薬を飲む。ズルはしないよ。あんたが選ぶんだ。俺はどっちかあんたが選ばなかったほうのカプセルを取る。思ってもみなかっただろ?ホームズさんよ。


SH: This is what you did to the rest of them - you gave them a choice?

これがほかの連中にも使った手か?彼らに選ばせた?

Cabbie: And now I'm giving you one. You take your time. Get yourself together. I want your best game.

そして今はあんたに選ばせてやるのさ。ごゆっくり。あんたも仲間になろう。最高のゲームにしてくれ。

SH: It's not a game, it's chance.
これはゲームじゃない。ただの偶然だ。



Cabbie: I've played four times. I'm alive. It's not chance, Mr. Holmes, it's chess. It's a game of chess, with one move...and one survivor. And this - this...is the move. Did I just give you the good bottle or the bad bottle? You can choose either one.


もう4回もゲームしたんだよ。そして俺は生きてる。偶然じゃない。ホームズさん。チェスなんだよ。チェスだ。一手だけの....そして一人が生き残る。それで、これが....これが、その一手だ。
俺の手は良いボトルだったかな?それとも悪いボトル?どちらか選べるよ。




JW: No, Detective Inspector Lestrade - I need to speak to him. It's important. It's an emergency. Er, left here, please. Left here...


いいえ、レストレード警部です。彼に話があるんです。重要なんです。緊急なんだ。あー、ここを左折してください。ここを左折・・・。



Cabbie: You ready yet, Mr. Holmes? Ready to play?
準備はできたかな?ホームズさん?ゲームの準備は?


SH: Play what? It's a 50:50 chance.
何のゲームだ。五分五分の確率じゃないか。

Cabbie: You're not playing the numbers, you're playing ME. Did I just give you the good pill or the bad pill? Is it a bluff, or a double bluff? Or a triple bluff?

数字遊びじゃないよ。俺と遊んでるんだ。さっき渡したのはいいカプセルか?悪いカプセルか?はったりか?その逆か?それともそのまた逆か?

bluff:はったり

SH: It's still just chance.
いやいや、偶然だよ。


Cabbie: Four people, in a row? It's not chance.

4人も列を成してるのに?偶然じゃない。

※4人の被害者がいることをこういう風に言うのかな。

SH: Luck.
運だ。


Cabbie: It's genius! I know how people think. I know how people think I think. I can see it all like a map inside my head. Everyone's so stupid, even you. Or maybe God just loves me.


天才だ!俺は人がどう考えるかわかる。人が俺がどう考えるだろうかと考えることがわかる。すべて頭の中の地図みたいにお見通しなんだ。みんなほんとに愚かだ、あんたにしたってな。それか、神様は俺をお好きなんだろうな。


SH: Either way, you're wasted as a cabbie. So...You risked your life four times just to kill strangers? Why?

どのみち、お前は運転手として使い捨てられる。それで....自分の命を危険にさらして、4回も、見知らぬ人を殺すだけ。なぜだ?

Cabbie: Time to play.
さあゲームの時間だ。

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
4 people in a row (junsueUK)
2012-10-11 07:43:52
in a row, 「連続して」という意味でーす。
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junsueUKさん (YOKO)
2012-10-11 09:33:51
コメントありがとう!
「連続して」ですね!

ところでこの「A study in pink」はずいぶん前に見たんだよね?思い出してきたかな~?
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Unknown (しましま)
2012-10-11 12:41:51
YOKO先生にやっと追いついた?!ぜーぜー

*生ホームズ!!大受け!いーですね、この脚本書かれた時点ではこんな大ヒットになるとはスタッフもキャストも知らなかったでしょうに!!私達も会いたい「生ホームズ」

*Between you and me sitting here 成句Between you and me「ここだけの話だけど」にsitting hereがついてるんだと思います。

*Chances are で it is likely の意味だと辞書に。「たぶん~だろう」全文の意味は
 「それがあんたの知る最後のことになるだろうな。」



ジョン~~!いいぞ~~!がんばれー追いつけ!
実はこのキャビーとの会話、私はあまり好きではありません。
シャーロックを挑発して、なんでそれでシャーロックがそれにのってしまうのか・・・
天才の名誉にかけてバカにされたら黙ってられないのはわかるけど・・・それにしても。
この長い会話の後のステキなシーンのためのおあずけのようですわ!
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しましまさん (YOKO)
2012-10-11 18:18:06
>YOKO先生にやっと追いついた?!ぜーぜー

そんなにあわてなくてもいいですよ~~。
Got your breath back?


>*生ホームズ!!大受け!いーですね、この脚本書かれた時点ではこんな大ヒットになるとはスタッフもキャストも知らなかったでしょうに!!私達も会いたい「生ホームズ」


生ホームズ会いたいですね~!
生ベネディクトに会える可能性はあるけど、生ホームズに会うためには、ドラマの登場人物にならないと無理じゃないかな?うぐぐぐ。

>*Between you and me sitting here 成句Between you and me「ここだけの話だけど」にsitting hereがついてるんだと思います。

あ、そういうことなのですね!


>*Chances are で it is likely の意味だと辞書に。「たぶん~だろう」全文の意味は
 「それがあんたの知る最後のことになるだろうな。」

なるほどなるほど・・
やっぱり慣用句やら成句っていうのが難しいですね。
それも簡単な単語で構成されていると辞書をひこうとしなくなってキケンですね。





>実はこのキャビーとの会話、私はあまり好きではありません。
シャーロックを挑発して、なんでそれでシャーロックがそれにのってしまうのか・・・
天才の名誉にかけてバカにされたら黙ってられないのはわかるけど・・・それにしても。
この長い会話の後のステキなシーンのためのおあずけのようですわ!

たしかに、そうですね。
私もこのシーンは、ずーっと流してみてて、今回この翻訳しようと思わなかったら、ちゃんと見なかったかもしれません。大好きなシャーロックですけど、あんまり好きじゃないシーンもありますよね。
でも好きなシーンのほうがはるかに多いので、がんばれます。
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Unknown (むずむずホームズ)
2016-09-23 10:51:37
私も『ホームズ』です。
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むずむずホームズさま (YOKO)
2016-09-23 15:17:56
コメントありがとうございます。謎かけのようなコメントですね。単純にハンドルネームがホームズということでよろしいのでしょうか??シャーロック・ホームズもお好きですか?
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