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自由が丘駅前のイタリアン、マダムのひとりごと

読了 原田マハ 奇跡の人

2020年01月10日 | お知らせ
読了 奇跡の人 原田マハ

物語は昭和、東京の役人が重要無形文化財候補者の老女、津軽三味線の名手キワに会いに行くところから始まる。

そこからいきなり時代が遡り明治20年。
見えない、聞けない、喋れない、三重苦の主人公 介良レン
その教師 去場アンの話となっていく。そうなんです、この物語はヘレンケラーとサリヴァン先生の津軽バージョンなんですよね。
では原田マハが原作から離れて言いたかった事、それが日本における差別や誤解の存在。当時、日本ではキワのような盲目の人達はボサマといわれる芸人(三味線引き)になるか?または按摩になるかの選択しかなかった。また良家の娘として生まれたレンも三重苦ゆえに蔵の中にその存在を隠され、兄の結婚の邪魔にならぬようせねばならなかった。
アンもそうである。目が見えなくなることを承知でアメリカまで言って教育をうけたにも関わらず、帰国後は結婚の道しか残されておらず、でも彼女は教師になる事を強行した。

かつての日本は女性や障害者に対する差別がひどかったのです。

では現在は?先のやまゆり園の植松被告のように重度の障碍者は生きる資格なしと判断してしまう輩がいまだに居る事実。日本は未だガラパゴスなんですよね。

原田マハはその辺りを強調したかったのと、あとキワとレン、ともに盲目であっても確かな友情を成立させたかったのでしょう。

最後はキワとレンの再会です。涙することは間違いありませんよ。

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