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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

夜行寝台列車

2006年02月27日 | Weblog
何十年振りかで夜行寝台列車に乗った。
私が乗った車両は32名で満席のところ、5名だけ乗車していた。
車内販売、売店の類は一切無い。停車駅の売店も夜は閉まっているから、うっかりして乗ってから食事か酒をなんて思っていたらエライ目に合う。

ガラガラの車両なのに私の隣におじさんが乗り込んできた。
寝るには少し早いので世間話を始める。
彼は私の住まいの近所に住んでいることが分かった。
メーカーの技術者で63歳の現役、定年は65歳に延長されたそうだ。
年金は65歳からとのこと。
60歳を過ぎると役職手当はカットされ、しかも定年延長で働く分、退職金まで減らされるそうだ。
納入したNC工作機械が故障すると時間に関係なくお呼び出しがかかり、出張となる。
夜行寝台で行って夜行寝台で帰るのが最も効率的だそうだ。
それにしても疲れないかい、と思う。
彼は朝5時過ぎに下車していった。
私も10時間以上乗っていたことになる。
眠りは多分浅い。ガタンゴトンと間断なく起こされる。

寝台車にはシーツと掛け毛布と寝巻が準備してある。
暖房が効いているので暑いくらいの温度になっている。

帰りは座席の半分近く埋まっていた。
私が乗ったのは勿論B寝台車。
何となく惨め感が漂う。
その割には値段も決して安くは無い。
女性は殆ど乗らない。

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