思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

曖昧発言

2006年10月30日 | Weblog
女房は…、う、また女房の話か。
よく話題にするということは関心があるということ、愛情があることに通じるらしい。そうなのかな。
関心といっても、腹が立つことが多いという関心だが。

それはさておいて、わが女房はちょいと自分に都合が悪くなりそうなことは語尾を曖昧にしてしておくズルさがある。
昼ごろ、映画に行ってくる、2本見るから少し遅くなるかもしれない、という。
常識的には2本見たって5時か6時頃には帰れる。
そして、夕食の話を始める。
「冷蔵庫にご飯残ってるからチンして、納豆があるしネギもきざんである、おでんがあるから暖めればいい」とか言う。
もし遅くなったらというときは徹底して遅くなるのが常だ。
「えっ、何時に帰るつもりか、はっきり言え」
といったら、
「多分9時か10時ね」
それなら最初からはっきそう言え、と思う。

先日も大喧嘩。
カラオケ大会の日のこと、女房は主催者側、夜9時半ごろに終わるから車で迎えに来て、ゴミなんかも分担して持ち帰る必要があるし、といっていた。
それも車を路肩に駐車して待ってろ、という。
「そんな、道路で車止めて長い間いたら道も広くないし迷惑だぜ」といったら
「そうやねえ、多分いつもの通り長引くと思うから10時頃でいいかもなあ」
と言った。
私も少しは早めにと思って10時5分前に着いた。
女房は1人立っていた。開口一番
「何してんのよ、もう皆帰ったわよ、私の担当のゴミも皆で持って帰ったわよ、何で時間通りこないのよっ!電話も出ないし」
例年と違って時間通りに終わって女房の計算が狂ったわけだ。
「(むか~っ!)10時でいい言うたやないか」と続いて
「よし分かった、お前の頼みを聞くのは今日が最後だっ、今後は一切聞かんからな」
助手席のドアを開けて蹴落としてやろかと思った。

しかし、翌日は何事に無かったようにまたケラケラとしている。
計算ずくかも知れない。

Whistle-blower

2006年10月30日 | Weblog
ホウィスルブロゥワー(whistle-blower)とは「内部告発者」を意味する。
ある企業の内部告発者が定年を迎える記事が出ていた。
彼は30年前に内部告発して、クビにはならなかったものの研修所の清掃業務に追いやられ、60歳で定年を迎えるときの給料の手取りは20万円だという。
何年か前に「内部告発者・ホウィスルブロゥワー」という自分の履歴を本にして3000部出版、その本がまた最近見直されているとか。

企業内部では裏切り者の烙印を押され、転職しようにも採用してくれる企業は無いだろう。
いじめに耐え抜いて30年間生き抜いてきた心の支えは何だったんだろうと考えてしまう。
勿論正義の内部告発ではあったと思うが「裏切り者の掟」は厳しい。

夫婦間でも同じこと。
外面(そとづら)のいい女房がいい調子で人前で言っていることを私がチクッたりすると、その仕返しの恐ろしさ。
「裏切り者」呼ばわりされて、何年も何十年も覚えていては蒸し返す。
たとえ正義の正しいことであっても内部告発はひとつの裏切り行為である。

裏切り行為は日本では評価されず救われない。
人生を棒に振る覚悟がいる行為である。
内部告発やるなら匿名でやりなはれ、と思う。