インドア派な週末

土曜日朝一に、７年ぶりの村上春樹氏の長編１Q84が届いてしまう。午前中は映画スタートレックを見に行き、娘が学校から帰ってきたら県北の日帰り温泉施設にでもジルで行こうかと漠然と思っていたが・・・。

新作映画「スタートレック」は何の先入観も無く年季の入ったトレッキーとして観に行ったのだが、子供の頃、夜更かしして見た「宇宙大作戦」の世界観を踏襲する素晴らしいモノだった。だが、旧作の単なるリニューアルでは無い部分がマニア心をクスグル。TOSやTNGでの連綿と繋がるスタートレックの時間軸から、TOS以前への介入で新たな並行宇宙が生まれた訳・・・。ここから、再び新たなシリーズがスタートするのだろうか？

＃＃＃＃＃ネタバレ自粛の為、消去＃＃＃＃＃

TOSの科学考証のいい加減さに多少イライラした口(TNGは許容範囲内)なので、当新シリーズでは、現在の科学常識に破綻しない考証をお願いしたい処である。唯・・・、これは新TVシリーズ迄に改めて欲しいのが連綿と続く世界での標準用語が踏襲されていない部分である。リーダーよりキャプテンだろう。それと日本語字幕の翻訳間違いが２点・・・

私本人的には新シリーズには期待する処が大であるが、悲しむべきは客の入りの悪さである。公開後最初の土曜日の初回上映でガラガラである。客の年齢層はオジサン世代以上（ほぼ全員が宇宙大作戦世代で、お決まりの台詞ではフフっと笑う根暗トレッキー？）である。作品自体が旧シリーズのオマージュだと云えば聞こえが良いが、今作は旧シリーズの世界観（＋その背景）を全く知らない人には受け入れられ難いストーリーであったと思う。マニアに迎合し商業的に失敗すれば新シリーズの存続自体が危うくなるので、もう少し門戸を広げる工夫をして欲しかった。

私本人的には大満足であった。ブルーレイの購入必至である。

で、帰宅後・・・ジルの出動準備をする前に、届いていた「１Q84」の触りだけ読もうと思ったら「壊れやすい卵の味方」にやられて・・・そのまま翌朝午前５時まで掛かって読み終えてしまう。



御多分に漏れず、翌日曜日は昼過ぎ起床で・・・ダラダラ・グズグズと・・・

そんな訳で、この週末はインドア派で過ごしてしまった・・・。