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RVでの小旅行。

東海・東南海・南海のトリプルコンボ?

2011-03-16 20:18:32 | 独り言
昨夜の静岡県富士宮市周辺をを震源とする震度6強の地震・・・、某巨大掲示板なんかには、『東日本大震災が東海地震のトリガーを引くか否かは判らないが、その前兆として静岡県東側での大きめの地震が見出されるだろう』等の書き込みが在ったのだそうだ。某巨大掲示板の記載事項を無条件で信じ込むのは愚の骨頂だが・・・、その記述の根拠が判らない以上は私には否定も出来ないカモ?

他にも週刊プレイボーイニュース・・・
やはり起きた“太平洋プレート連鎖型地震”。「東北地方太平洋沖地震」の次はどこ?
週プレNEWS 3月12日(土)1時15分配信

境界性人格障害で無くても、人には誰しも「他人の不安を煽る」事で喜びを感じると云うネガティブな面が在るのだろうし、「他人の不安を煽る」事を商材としている営利活動は多いだろう。

東日本大震災翌日の新聞記事なので地震の規模Mw8.8として書かれたモノだが、今回の大震災が「1000年に1度」として評した根拠となるのが869年の貞観地震としている。

  東日本を襲った大地震が「1000年に1度」の揺れだった可能性を専門家が指摘。

  岩手県沖から茨城県沖の震源域が連動したとみられ、古村孝志・東京大地震研究所
 教授によると、869年に発生した「貞観(じょうがん)地震」と酷似。貞観地震の
 震源域と考えられる範囲は、今回の地震の発生場所に近いという。理科年表によると、
 貞観地震は三陸沖を震源とするマグニチュード(M)8・3の巨大地震。城郭などが
 無数に壊れ、津波が多賀城下を襲って約1000人が溺死し、広範囲に津波が達した
 と考えられている。

  政府の地震調査委員会によると今回の地震は宮城県沖と東側の三陸沖南部海溝寄り、
 南側の福島県沖、茨城県沖の4つの震源域が絡んでいる。地震調査委の阿部勝征委員
 長は「今回の地震は貞観地震に似ているかもしれない。過去の発生状況が詳しく分か
 らず、いつどこで起きるとは特定できなかった」と研究の空白域であることを認めた。

  連動して起きる地震としては、東海、東南海、南海の研究が進められている。
 酒井慎一・東京大地震研准教授は、東北地方の海域地震について「今回のような4つ
 の震源域が連動する地震は誰も考えていなかった」と話している。30数年周期で繰
 り返し発生すると想定されていた宮城県沖地震はM7・5クラスで今回はその約90
 倍の規模。95年に起きた阪神大震災の約180倍のエネルギーだった。

そして、未曾有の大地震 → 1000年に1度 → 貞観地震 → 貞観年間 と連想していくと至る貞観年間と云うキーワード。貞観年間とは、859年から877年までの約18年間の元号である。中国での貞観は良い時代の元号だったので、それに肖ったのだろうか?だが、日本では天変地異が相次いだ元号だったとされている。

貞観3年(861年)4月7日、直方隕石が落下。落下の目撃がある世界最古の隕石。
貞観6年(864年)、富士山噴火(貞観噴火)
貞観11年(869年)、貞観三陸地震とそれに伴う貞観津波が発生。

そして、貞観三陸地震の翌年には、貨幣切換として「貞観12年(870年)、貞観永宝が鋳造される。」が実施された。貞観永宝は「貞観永宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定された。」とある事より、インフレにより1/10デノミが実施されたのだろう。それで、富士山噴火・・・、そして東海地震と・・・云う不安を煽っているのカモ知れない。

歴史上で三陸の地震が東海地震等と連鎖的に起きた例を探してみる。もう1度、Wiki三陸沖地震を見てみると・・・

869年三陸沖地震(貞観三陸地震)
869年7月13日に発生した。マグニチュード8.3~8.6と推測され、宝永地震と並び日本史上最大の地震とされている。死者約1,000人。
これに関連して、8年後と9年後に・・・
887年 8月26日 仁和南海地震 - M8.0~8.3 同時期に東海地震と東南海地震が発生
878年10月28日 相模・武蔵地震 - M 7.4、死者多数。京都でも揺れが感じられる。

1611年三陸沖地震(慶長三陸地震)
1611年12月2日に発生し、2000~5000人が死亡した。マグニチュードは8.1。
これに関連しては、逆に6年前に・・・
1605年2月3日 慶長地震:東海・東南海地震と南海地震が同時に発生したとみられるM7.9~8.0の地震。

1896年三陸沖地震(明治三陸地震)
1896年6月15日に発生。大津波が発生、死者・行方不明者21,959人の甚大な被害をもたらした。綾里湾では津波の最大波高38.2mを記録した。
これには、対応するトリプルコンボは無い。(1854年12月23日の安政東海・東南海地震が発生32時間後に安政南海地震が発生しているが、32年開けば連鎖とは云えないだろう)

1933年三陸沖地震(昭和三陸地震)
1933年3月3日に発生し、津波により甚大な被害が出た。死者1522名、行方不明者1542名。
これに関連しては、1923年9月1日 関東大震災、1944年12月7日 昭和東南海地震、1946年12月21日 昭和南海地震等が在るが、数年内に連鎖したとは言い難い。

2005年三陸沖地震
2005年11月15日、午前6時39分に発生、北海道地方から関東地方にかけて震度3を観測した。マグニチュードは7.1。岩手県大船渡市で最大50cmの津波を観測した。
これに関連する地震は無い。

そして、今回の2011年3月11日東北地方太平洋沖地震となっている。

有史以来僅かしか無い少数の例で、強引に統計学的に考えれば、関連性は薄く連鎖して地震が発生していると云う事には成らない筈だ。それぞれの地震域は、それぞれの地震を引き起こす撓みを、それぞれが蓄積していき、それぞれのタイミングで解放していると考えた方が自然だと思う。

なので・・・私は、東日本大震災に連鎖して「東海・東南海・南海地震のトリプルコンボ」は起きないと思う。但し、「東海・東南海・南海地震のトリプルコンボ」は満期を迎えているので解放がいつになるかは判らない・・・である。

尚、公式見解としては

「東海地震と関連ない」
MSN産経ニュース 2011.3.16 00:21

 防災科学技術研究所の岡田義光理事長の話

 想定される東海地震の断層面で起きたのではないだろう。震度6強が局地的なので非常に浅い地震。東海地震を起こす南海トラフの震源域なら、もっと深いはず。

 東海地震のようなプレート境界の地震ではなく、プレート内の地震と思う。震源が富士山のごく近くというのが気にかかるが、火山活動が活発とは聞いていない。

 東日本大震災が影響した可能性はあるが、因果関係は説明できない。震源でたまたまひずみがたまって地震が発生しそうになっていたところ、東日本大震災が刺激を与えた可能性は考えられる。


であり、無関係となっている。(但し、震源が富士山に近い事を何故か指摘している)

私自身も過去記事に書いた通り・・・ 東日本大震災は、東海・東南海・南海地震とは震源地が異なるプレート上にあるため、連鎖的に地震が起きる可能性は低いと思っている。しかし、東海大海洋研究所地震予知研究センターのセンター長、長尾年恭教授のように、過去の東海・東南海地震発生直前、日本内陸部での地震が多発した例に触れ、「過去の事例を考えると、連続発生はあり得ないことではない」とする専門家もいる様だ。(現に、その不安・・・東北地方に出動中に連鎖して東海・東南海地震が続いてしまうとボランティア団体が地元に引き返す事が困難となり地元での活動が出来ない恐れ・・・から東海地方のボランティア団体は東日本大震災への人員派遣を躊躇していると報道もあった)
「東海・東南海地震が続く可能性も…」 静岡のボランティア団体 救援を慎重に検討



又、新燃岳の噴火の頃に、民放のTV番組に権威在る火山地震学者さんが出演して「火山の目」と云う火山噴火に於ける前兆現象の話をされておられ・・・、他にも「地震の目」とか呼ばれる前兆現象も在るのだ・・・とか。

火山の目

そのエントリーに依ると、ナンと富士山の北東部に「火山の目」が形成されている・・・のだそうで、富士山噴火が近づいている・・・と民放のTV番組でも仰って居られたそうだ。

尚、その方のブログ・エントリーには「"東海地震"は来ない!?」と云うのが在り、文系素人の私には記述の科学的理解には届かぬモノの東海地震の想定震源域には「地震の目」は無いのだそうで、その方の理論が正しければ、当分の間は東海地震は来ない・・・となる様だ。(但し、想定域の南側に在る南海トラフから枝分かれした銭州断層には「地震の目」が形成されているそうなので、想定域外(南側)での地震発生は在るのカモ?

で、富士山噴火も、東海・東南海・南海地震のトリプルコンボも、地震学・火山学・統計学的には「いつ発生しても不思議ではない状況」に在るのは事実だろう。東日本大震災がトリガーになるか否かは別として、被災想定域に住まう我々は・・・可能な限りの防災への備えを一過性のモノとせず継続させていく事が重要なのだと思う。しかし・・・、困った事に・・・、今回の東北地方太平洋沖地震で全国民が自らの防災への備えを行うトレンドとなってしまったのだが、それがデフレ経済下での余剰在庫を作らない在庫しない商慣習の変化と相まって、全日本的に防災グッズや乾電池等の「防災への備え」関連商品が品薄となってしまっている。そして、その事が、目下・・・最優先して分配を受けるべき東北・関東の被災地に届かないと云う現象が発生している。こんな一過性のトレンドに載って、防災への備えを掻き集めた処で・・・家庭内に不要な在庫を抱えて・・・利用もされないまま数年後には破棄されるのが目に見えている。数年掛けて綿密に準備を重ねて、そして、備蓄した「防災への備え」を日常の中で適正に消費していき、消費分を買い足す事で継続的に我が家に必要充分な「防災の備え」が維持される事こそが大事な事だ。9月1日の防災の日に目掛けて、各事業者は商魂逞しく手ぐすね引いて「防災への備え」の商材を用意していくだろうから・・・、今は無用に買い漁らずに被災地へ優先配分される為に大人しくしておくべきだろう。募金をする、ボランティアで復興に協力する、それは崇高で素晴らしい事だが、それと同じように、被災地で求めている物を今時点で買い溜めしないと云う大人の対応を御願いしたいモノである。被災地で必要としているにも関わらず、全国で不足しているモノは・・・政府の公報にある通り、ガソリン・軽油・灯油・A重油、トイレットペーパー、カセットガス、乾電池、ペットボトル入り飲用水、即席麺類、レトルト食品・・・等々だ。

買い溜めしても無駄になる・・・と書けば怒られそうだが、備蓄した「防災への備え」を被災した折に、実際に持ち出す工夫、後から取り出す工夫、消費期限内に使い切って補充する工夫、等々の工夫を自らで編み出して実践していて初めて備蓄した「防災への備え」が役に立つ事になる。カセットコンロとカセットガス3本を誰用の非常持ち出し袋に入れますか?まして、嵩張るカセットガス12本も15本も背負って誰が逃げますか?これは乾電池にも缶詰食品にも云える事・・・。今、尤も被災地に必要な物資を買い漁る前に、家族で必要な物資について相談し、シュミレーションをしながら考えて、防災の日頃に備蓄を完了すれば良いと思うのだが・・・。

そんな訳で、連鎖して東海地震・東南海地震・南海地震は起きない筈なので、安心して、今年の9月1日頃に防災の備えを行いましょう!
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