『守破離』

『つかさんダイアリー』

40歳の節目に!

2012年03月08日 | Weblog

昨日、40歳の誕生日を迎えることができました。
これもひとえに、父母が私を生んでくれたおかげ、多くの方々に生かされてきたおかげと、
感謝感謝でございます。

40歳の節目の誕生日は、宇東梱包運輸が所属する事業組合の青年部の仲間と、伊那食品工業様
に研修にきております。鬼澤先輩に同行していただこうと日程調整をした結果、偶然3月7日に信州
伊那地域経営研究会の勉強会で伊那に来ているとのこと。その日程に乗っからせていただき、
一日目は、伊那食品工業様の塚越専務を中心に勉強会、夜は信州伊那地域経営研究会に混ぜて
いただき、勉強会の後は、合同の懇親会。
二日目は、朝から、伊那食品工業様の朝の掃除、朝礼、ラジオ体操に参加。
そしてなんと塚越寛会長との勉強会を90分もいただきました!
その後、新入社員・3年目・6年目の社員さんを囲んで勉強会をさせていただきました。
その後、お昼をはさんで、「夢ケーキ」で有名な菓匠Shimizuさんで、清水シェフを囲んで勉強会。
なんと、濃密で、素敵な2日間なのでしょう!


 

一日目、塚越専務にご案内いただき、会社の概要のご説明や、工場や施設をご案内いただきました。
塚越専務とは、2004年日本JC経営資質開発委員会で一緒に学んだ仲間で、私たちを温かく
迎えてくださいました。
それにしても、伊那食さんは、その敷地に足を踏み入れるだけで、穏やかで優しい空気が流れている。
社屋に入り、社員さんにご挨拶いただくと、一流ホテルのおもてなしを感じる…
ここにいて、息をしているだけで、自分に何が足りなくて、何をすべきか教えてくれます。

夜は、信州伊那経営研究会との合同勉強会。




講師は鬼澤さんです。
・ファシリテーターとは何か、なぜファシリテーターが必要な時代になったのか。
・将来がある程度分かっている変化が比較的の少ない時代は、中央集権トップダウンでよかった。
・トップも将来がわからない変化が激しい時代は、現場で考え、話し合うことが重要。
 (変化は現場でおきている)
・「日本人の社員は優秀だ。課題を与えれば高いレベルで遂行する。
  しかし課題がなにか見つける力がない」(カルロスゴーン)
・リーダーがまず自分に問いかけなければならないこと
 「この状況の中で、自分はどう貢献できるのだろうか」
 「私は人の成功のためにどう貢献できるだろうか」
 リーダーシップは、リーダーのものではなく、メンバーの目の中にある。
・よきリーダーになるためには、まず自分をリードする。そして、人をリードし良いチームをつくる。地域の人をリードし、良い地域を創る。
・リーダーシップに大切なのは「共感」

んんん、まさに「共感」が足りないように感じた…

合同勉強会の後は、合同懇親会!
これがすごかった!  のちほど書きます…

二日目: 朝7:50から掃除、朝礼

伊那食さんの掃除は、本当にすごい…参加させていただきましたが、掃除するところがない…




毎日の掃除で、高所作業車が出動して、赤松の皮むき作業をしていたのには驚きです!


休みの日でも有志の社員が出てきて、敷地を掃除しているのだといいます…

ラジオ体操も半端ないです! 本気のラジオ体操です。
みなさん声出してます、でも気負った感じは全く感じません。(塚越会長が一番声出していました…)




9:30より、今回のメイン塚越会長を囲んだ勉強会。 
参加者には、事前に著書「いい会社をつくりましょう」、「年輪経営」を読んできてもらい、最初から質問形式での対話型勉強会。
なんという贅沢なのでしょうか…

一番ぐっときたお話しを紹介すると。(うまく書けるかな?)
会長: 会社というのは、倒産するものだ。 倒産するのが自然で、永続というのが不自然なんだ。
私: …? (理解できない)
会長: 飛行機に例えると、落ちるのが自然でしょ?
私: …? (まだ理解できない)
会長: つまり何もしないと、重力で落ちるよね? だから一生懸命飛んでるんでしょ?
私: そういうことかっ!!
会長: つまり、会社も放っておくと必ず倒産する。
     だから、みんな一生懸命、倒産しない方に会社をもっていかなければいけないんだよ。

なぜ、会社は倒産に向かうのか、それは人の欲だ。
経営者は私腹を肥やそうとする、社員はできるだけ休みたいし、給料は上げてもらいたい。
これは人間して自然に発生する欲だ。
だから、放っておくと、必ず倒産する方向に向かうのだという。
だから、そうならないように、人の心を正しい方に導くことが大切なのだということだろう。

言ってしまうと確かに当たり前のように聞こえるが、全然そんなこと考えたこともなかった。

・まず人ありき、売上も利益も、人の幸せのためにある。
 製造工場でありながら、ほとんどの方が正社員だという。製造業ではありえないのではないか?
 正社員として終身雇用できるように、売上も利益も少しずつ増える末広がりの年輪経営だという。
 売上や利益から、必要な人や人件費のありかたを考えるのとは、まったく逆の発想だ。



次に、新入社員・3年目・6年目の社員の方との勉強会。
本当に、会長が言っていることは浸透しているのか? 
実際現場では、違うこともあるんじゃない? (なんて思っている参加者は少なからずいたと思います)



参加者: 土日これらる人は掃除のために出社すると聞きましたが、押し付けられているって感じたことない?
3年目社員さん(女性21歳):
 ん~、やだと思ったことは最初はありましたけど、先輩たちも皆一生懸命やっているし、
 それに「私がやらなければ誰がやるんだ」って価値観を自分で持っているので…
 掃除をしないと、リズムが乱れちゃうんです。
参加者一同: … 
新入社員さん(女性22歳):
 土日は会社は休みでも、かんてんパパガーデンはやっています。
 土日の方がお客様多いのに、掃除する人が少ないっていうのは違うんじゃないかと思います。
一同: …

参加者: 今、会社では課題とか問題とかないの?
6年目社員さん(男性): 
 甘さがあるということですかね。 私たちは会社から守られています。
 普通の会社からみると、甘い環境にあると思います。 
 ゆでガエルにならないように危機感を持っています。
3年目社員さんも、新入社員さんも全く同じ意見…
参加者一同: …

絶対答えを仕込んであるに違いない!(と思った参加者は少なからずいたと思います)
塚越専務: 
 この子達には、昨日、時間空けといてとだけ言ってあって、何がおきるか何も知らせていません。
 とくにこの3人は、人前で話すのは初めてだと思います。
一同: …

すごすぎます…、これが伊那食品なのでしょう。
参加者一同、のけぞっていました。  

ううううん…ここまで書いて、あまりにも、長くなるので、 続きということで…
              


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。