こんばんは!!
かっぱです。
今日の新聞にこんな記事が・・・・・・
長崎県の事を言っているようですが、和歌山県でも山羊の舌刈りと言って山羊を使っての草刈を推奨しております。予算までは降りないですがね~・・・・・
確かに山羊達は草を良く食べます。木の葉っぱも背の届く所は全て食べます。見晴らしが良くなり猪や鹿も隠れる所がなくなる為にいいかも知れません。しかし・・・・個人で飼育するとなると結構大変です。春から秋まではいいのですが、冬の餌の確保に難儀いたします。私達は牧草を与えていますが・・・・・・
また一頭で飼育するよりも2頭で飼育するほうが競争するように食べてくれます。
雄よりも雌の方が飼育しやすいですね!!雄は力も強いし頭突きも良くしてきますので結構危険です。
私共も山羊を一定期間貸し出しということも考えていたのですが、これは誠に難しい・・・・・山羊達が怪我や病気になった時の費用は誰が持つのか?又 不慮の事故で死亡してしまった時はどうするのか?など問題が沢山あります。また草が沢山ある川原や個人所有の土地に繋いでおく事もできるのですが、繋いでいる間は監視が必要になってきます。野犬や飼い犬の散歩等でワンコ達が来ると興奮して草を食べなくなってしまうからです。
私達も個人所有の田んぼ後や土地の草刈を良く頼まれますが、ハッキリ言って機械で刈る方が早いです。
山羊だけだと数日~数週間かかります。それでも良いといてくれる方がたのところへは出向きますが、早く刈ってあげたほうが良いので山羊達は連れて行くのですが、殆ど人が刈っています。
そういう気を使う事もあって今では公共の川原を山羊を使って草刈をしています。勿論私達も刈ります。刈った草を捨てる事もないですし、糞や食べ残しは堆肥になるし、誠にエコなんですよね。ですが・・・・猪や鹿を田畑に寄せ付けないとなると、山羊達だけではどんなものかとも思われますね~電柵機も必要だろうし、ネットも必要なことでしょうね。
しかし・・・・山羊達を繋いでいる所は間違いなく綺麗になります。最初は好きな草から食べていくわけですから、そんなに急には綺麗にならないですが確実に数日経つと繋いでいる所が芝を刈ったように綺麗になります。そうしたら又別の場所に繋いでおけばいいのですよね。山羊も嬉しいし人も嬉しいのです。
そういう事を理解している方は山羊を譲ってくださいと問われます。
仔山羊の誕生を待ち望んでいる方もおられます。癒しにもなりますからね!!そういう方がたには有償で譲渡しております。
このぐらいの大きさの山羊になると馴れが必要になってきます。力も強いし角も立派な武器で、発情には気が荒くなります。
しかし食欲は凄いものがあるのも確かです。
後ろ足で立ち上がり届く所全てを綺麗に食べます。
雄は雄でも去勢をすると気質も穏やかになりまして食欲も旺盛です。(個体差にもよるが・・・)
私共の山羊園では上の2頭が去勢をした雄山羊です。
角を根元から切ったり又は伸びて来ない様に生後10ぐらいで角の細胞を焼いたりしていますが私達は敢えて行っていません。それには理由がありまして、角は武器になるだけではなくて背中を掻いたり木の皮を剥いだりするからです。また野犬が多い地区では文字通りに武器にもなります。
飼いやすいのは 雌の方が飼いやすいのは言うまでもありません。雄のように気が荒くなったりはいたしません。(個体差による)比較的大人しいですし、イッキには食べませんが一日中食べているためにトータル的には雄山羊よりも食べています。
またヨーロッパの山羊より在来種(シバヤギ、トカラヤギ、屋久島山羊、朝鮮山羊)の方が飼いやすいです。蚊による病気にも在来種の方が抵抗力があり予防注射をあまり打たなくていいのです。体も30キロ前後と大型の犬ぐらいにしかなりません。ヨーロッパ種、(アルパインやザーネン)は体も大きくなり予防注射も毎月必要になります。(蚊がいる季節)
山羊を使って草刈をする・・・・・とても良いですよ。
猪や鹿等の作物荒らしにも一役買ってくれることでしょう!!
頼もしいのと癒されるのと一挙両得ですよね!!