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三重県、山岳遭難は増加傾向

2016年11月14日 | 山歩き - メモ
2016年11月4日付け中日新聞の電子版(CHUNICHI Web)に、三重県警の発表として、山岳遭難が増加傾向にあるとの記事が掲載されている。

「遭難者のうち約四割が単独登山」
「昨年の山岳遭難六十一件のうち登山届が提出されていたのは十件だけ。例年、提出率は二割以下」
「登山届を担当する警察署に提出してほしい」
「今年十月の山岳遭難件数は前年同月比二件増の十件。いずれも鈴鹿山系だった。」
などとある。

残念ながら、三重県警のサイトを捜しても、この発表は掲載されていない。新聞社向けの資料配付だとしても、せっかく Web Site という広報手段を持っているのだから掲載して欲しいものだ。

同サイトを"山岳遭難事故の発生"でGoogle検索すると2016年10月分は何故か皆無だが、僅かながらも鈴鹿山脈での遭難情報を拾うことが出来た。

2015年04月20日 入道ヶ岳を下山中の男性3人(いずれも19歳)から道迷いの連絡。無事保護。
2015年06月30日 入道ヶ岳で夫婦で下山中、女性(64歳)がはぐれて遭難。死亡が確認された。
2015年07月13日 いなべ市大安町石榑南の登山道で登山道整備中の男性(64歳)が沢に滑落し負傷。
2015年10月26日 鎌ヶ岳を夫婦で下山中、滑落して男性(54歳)が死亡。
2016年09月26日 入道ヶ岳で女性(38歳)が道に迷うが、怪我等なく発見保護。

同サイトには電子申請の窓口はあるが、登山届の電子化はされていない。田舎の県だから仕方ないか。発表資料は掲載されず、事件事故情報は恣意的なのか山岳遭難の情報はなかなか出て来ない。
何のために Web Site を開設しているのだろうか。
登山道の標識整備など、所轄の警察署は良くやってもらっているのだがと、新聞記事を契機にして調べてみると思った次第。
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