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岐阜県域統合型WebGIS - クマ出没情報管理マップ

2017年08月12日 | 山歩き - 鈴鹿山脈
岐阜県が運用するGIS上に「平成18年度から平成29年度のクマ出没情報の管理マップ」がある。



鈴鹿山脈周辺のクマ出没情報の内、気付いたものをクマ出没情報一覧(鈴鹿山脈周辺)として整理しているが、岐阜県GISも情報源の一つだ。
残念ながら、数度の情報更新後にもかかわらず、2017年7月10日に射殺された養老町のクマについて、今日現在、管理マップに収録されていない。このクマは、2015年に三重・滋賀・岐阜県境で騒動になったクマであり、今回の射殺も新聞各紙に報道されており、公知のものとなっている。自然環境保全課が知らないはずもない。また、5月28日の大垣市上石津町上原での件も未収録だ。かなり情報の取りこぼしがありそうな「管理マップ」ではある。
こんなもので何を管理するつもりだろうか。



過去の情報はどうだろうか。
「レイヤ操作モードに変更」をクリックすると、クマ出没情報のレイヤが選択可能になる。



ここで、H27(2015年)のレイヤを選択して管理マップを表示させてみる。



H25(2015年)に上石津町や養老町を徘徊して騒動になったクマの情報が皆無。スッカラカンである。
この管理マップ、信頼性に劣るというのが正直な感想だ。



H18~H29の全レイヤを選択して西濃地域の地図を表示してみると、上石津町で3件が表示された。関ケ原町を含め、名神高速道路の南側、すなわち鈴鹿山脈側でもクマの出没情報があったことを窺える。

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