小惑星「１９９９ＪＵ３」の名前公募

今日の朝日新聞

宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は、昨年１２月に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ２」が
向かう小惑星「(１６２１７３) １９９９ＪＵ３」の名称案の一般募集を開始した。
インターネットやハガキなどで受け付けている。締め切りは８月３１日（月）午前１０時。

昨日の記者会見の様子がテレビ放映されていました。はやぶさ２のミッションマネージャー
の吉川真准教授が説明をしていました。



名称（名前）案には、国際天文学連合（ＩＡＵ）が定めるいくつかの条件がある。
・慣例として、１９９９ＪＵ３のように地球軌道に接近する小惑星（地球近傍小惑星ＮＥＯ）については
「神話由来の名称」を付ける。
・ただし、天地創造の神は太陽系外縁天体に、死後の世界の神は海王星と３対２の比率で公転する天体に
対して命名される慣例があるため、これらは避ける
・神話由来以外の名称が認められることもあるので、応募に際しては神話以外の案も受け付ける。
「はやぶさ」が探査した小惑星イトカワも地球近傍小惑星だが、例外的に糸川英夫博士に由来する
名前が付けられた

・英語のアルファベットで１６文字以下であること（日本語の場合はローマ字表記）
・発音できる言葉であること
・すでにある小惑星や衛星と似た名称は避けること

その他詳細は、関連リンク等をチェックのこと。

命名委員会が最もふさわしいと考えられる案を選定した後、１９９９ＪＵ３を発見したリニアチーム
からその名前がＩＡＵに提案される（小惑星名の提案権は発見者が持つ）。
その提案を受け、ＩＡＵが審査・承認したうえで正式に決定される。
早ければ今年１１月末ごろには名称が公表される見込みだ。