あっという間に1週間

2008年08月03日 | Weblog
気が付けば、とよたまセミナーから早1週間が過ぎてますね。

月日の経つのが早いの何の、もうビックリです。

「定員割れかもなぁ~」なんて思っていたのですが、無事満員御礼でセミナー当日を迎えることが出来ました。

当日はうちの息子も大活躍でした。



写真は動きを失った脊椎を見つけるための「スプリンギング検査」の模様です。

朝一では腰椎の4番5番の辺りにしっかりした可動制限があったのですが、

ついうっかり治療してしまい…

こんな展開だったら残しておけばよかったと、反省しきりでした。

ただ、まだ胸椎には制限があったので、

参加者みんなで「感触」を確認していただきました。

基準になる感触をつかむことが出来れば、後はその感触をもとに

触診の練習を積む事が出来ます。

なので、「感触」は今後のスキルアップのためにもとても重要なポイントなのです。




当日はセミナーの最後に

「横にもなれない急性腰痛の患者さんにはどう対応しますか?」

なんてご質問を頂きました。


回答としては、

急性とはいえ痛みの原因が「怪我」によるものではなく

「スパズム(筋痙攣の1種)」によるものであったり、

怪我そのものよりも「スパズム(筋痙攣の1種)」の影響が強いと判断した場合

機能的な繋がりのある筋肉を利用して、

後屈で強い痛みが出てるのであれば下腿三頭筋から大腰筋の緊張を除き

前屈で強い痛みが出てるのであればヒコツ筋や大腿二頭筋短頭から下部腰椎の多裂筋の緊張を除く

といった処置をして、反応がよく、横になれればその先の治療につなげる。

だめならテーピング&アイシングの指導。

なんてことを言ったように記憶しています。


面白いもので、こういった質問を受けると

なぜか「そういった」患者さんがいらっしゃる事が多い。

マー●ィーの法則なのでしょうか!?

翌週になって、「まさかなぁ~」なんて油断していたら

なんと、

本当にいらっしゃいました…



息子さんに付き添われて、治療院の階段を一段づつ

ゆっくり、ひたすらゆっくりと昇っていらっしゃる人影。

前日、祖母の引越しを手伝っていて傷めたのだというお母さん。


歩くのもままならない様子に、セミナーでのワンシーンが頭によぎります。


前屈・後屈共にほとんど動けず、「咳払い」をしてもらうと患部が痛むといいます。

腹圧を高めて患部が痛むことから、何らかの炎症があるのかもしれません。

しかし、患部にははっきりとした熱はなく「グレーゾーン」な状態です。。。


アキレス腱の一部に刺激を入れると、痛いながらも比較的楽に、そして大きく後ろに反る事ができました。

膝裏の外にある大腿二頭筋の付着部に刺激を入れると今度は前屈が楽に出来るようでした。

ってことは、怪我もあるかもしれないけど、関連部位を上手に使うことで患部の負担を減らす事が出来そうだということがわかります。


この患者さんは小一時間の治療の後、幸いな事に普通に歩けるまでに回復されました。

更に2日後、痛みは3割ほどに軽減し、5日後にはほぼ痛まないまでに回復されました。

術後の経過もよかったのを見ると、痛みの割りに怪我の程度が軽かったのでしょう。

すべてがこう上手く行くとは限りません。

「怪我の割合が大きければ、こんなに切れよくは治らなかったでしょうし、

今回はとてもラッキーな症例だったということなのでしょう。




さて、次のセミナーではどんな「お土産」が付いてくるのでしょうか!?

恐いような気もしますが、楽しみでもアリ、といった感じです。

そうそう、次回は定員あと2名です。

興味をお持ちの方はお早めにお申込み下さいませぇ~~(←以上、営業トークでしたぁ~

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