森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

ダンゴムシ

2013年12月25日 | 自然
ダンゴムシである。 高校生科学技術チャレンジの文部科学大臣賞なのである。
もう感激しましたねえ。

この方、高校2年生の林さん。ダンゴムシの研究を10年以上。

私もなぜかなあ と思っていた「交換性転向反応」の研究で 文部科学大臣賞です。
ダンゴムシに限らず 節足動物は 障害物にぶつかると 左右交互に曲がるというもの。
で、昔読んだ本には 右ばかり 左ばかりに曲がっていると 迷路でもあるように 元の場所に戻ってしまう。
敵から逃げたり 新しい場所でえさを探すには 不利なことなので 右左交互に曲がると書いてあった記憶があります。
でも上記の反応は 曲がる際の左右の負担を減らすためとか。この説は知らなかったですねえ。 
 ヒトでいえば かたほうの靴ばっかりすり減る? んなこたあ ないか。

で、林さんは疑問に思い 実験研究の結果 ダンゴムシは障害物と接触した触覚と反対の方向に曲がることが分かった!!そうです。
すごいぞ ダンゴムシと林さん。

小学校の観察会で 野山の生き物でダントツの人気の「ダンゴムシ」
私は以前観察会で 生き物見つけてこようというテーマで いろんな生き物を小学生と見つけて袋に入れていたのですが
学校に帰り着いたらダンゴムシしか 残ってなかったことがありました。 小学生ども 捨てていたんですね。ダンゴムシ以外を。
で、当の小学生は にこにこ大満足で ダンゴムシしか入っていない袋を持って帰ったのです。
これが雌でこれが雄 足の数も教えていただきました。

で、これがこのまま高校生になって 生物学者になって すばらしいですねえ。

で、ダンゴムシ A氏の作った ストローアート です。 いただきました。

で、気前のいいA氏は他の自然観察指導員にもプレゼントしてくれたのですが みな 「だんごむし~っ」 と騒いでおりました。
A氏が作るのはダンゴムシだけではありません。
エビとカニ  もうすぐ お正月ですねえ。