地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

インナーチューブへのZrN(窒化ジルコニウム)成膜を行ないました

2007年06月04日 23時31分09秒 | 今日の東洋硬化
山口からの帰り道、九州道の小倉東ICあたりで携帯電話に着信音が。

成膜事例が多くないジルコレモン(ZrN)膜を生成したフロントフォーク
インナーチューブを今日の運送便で出荷するとのこと。お客様との約
束で、必ず今日出荷しなければならず、写真に収めるならば車すっ飛
ばしで早く帰社するように、との電話でした。

電話がかかってきたのが17時前後。その後、高速道路を飛ばしに飛
ばして、鳥栖IC→当社、と戻ってきたのが18時20分でした。

すぐにパシャパシャと撮りましたが、悲しいかな、雲がやや厚い上に
夕刻で少しずつ光が無くなりつつあるタイミング。

思ったほどには上手くとれませんでした。

ただでさえ、ZrN(窒化ジルコニウム)膜ときたら、淡いレモン色
と言うか、黄色みがまさった白金色と言うか、つまり押し出しが弱め
の地味な色調です。


(曇り空の夕刻にジルコレモン成膜インナーチューブを撮りますと、
こんな感じ)

色目は地味ですが、Hv=2000~2500が見込める硬質膜です。

TiN(ゴールドチタン)の色調は派手に過ぎるので、他の被膜を
検討したいとのご希望のお客様方が、このZrN(ジルコレモン)
成膜の最重要な市場なのかもしれません。


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    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
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