豊川高校探Q部

豊川高校探Q部は、楽しいこと、面白いことを探求し、その真理を探究する部活動です。どんな新しい出会いがあるかな?

人の気を引く - POINT OF PURCHASE ADVERTISING -① 

2015-09-05 13:08:10 | 日記
9/5(土) 今日は、POP講座。

名古屋学院大学商学部より宝島格先生をお招きして、商業広告について学ぶ。

そして、その学びの成果として、名古屋学院大学主催「高校生POPコンテスト2015」に挑戦する。

9:00 講義開始

まずは、自己紹介。

スクリーンに「宝島格」と映し出される。

宝島先生「下の名前、なんと読むでしょう?」

う~ん。

    「格と書いて、『いたる』と読みます。

     『宝島いたる』本名です。」

生徒、う~ん・・・。

宝島先生も負けじと
    「では、妻の名前は・・・」とつなぎ、


スクリーンにでかでかと「宝島いくよ」と映し出した。

気が付いた生徒から喜んでいた。

 
 生徒の緊張(?)も解け、本題に入っていく。

 名古屋学院大学のファイルをプレゼントしてくださった。

宝島先生「これ、いくらだと思う?」

500円、500円、100円・・・

宝島先生「今のを、『アンカー効果』って言います。最初に『500円』と言われると、そこからあまり離れない数字で推移するんです。

     アンカーとは船の碇のこと。最初の設定に縛られてしまいます。
     
     100円、いい線いっています。だいたい70円くらい。

     100円ショップでは何枚組で売っているでしょうが、

     デザインもオリジナルなので少し高め、70円です。

     でも、たくさん作ると一つの単価は安くなります。」

と商業の基本を交え、話を始めた。

そして、さまざまな形態の宣伝・広告を画像や映像を交えて説明される。




宝島先生「さて、名古屋市の地下鉄を一週間ラッピング広告したら、いくらぐらいだと思いますか?」

1億、300万・・・

宝島先生「おっ、みごとに『アンカー効果』から離脱を計っているね。実は、数百万だそうです。

     では、テレビのゴールデンタイムで15秒1回しか流れない場合、いくらかかると思いますか?」

100万、10万、200万・・・

宝島先生「だいたい15秒一回きりで、600万円と言われています。

     CMの枠を買うだけで、こんなにもかかっています。

     さて、君たちは朝起きてから寝るまでに、どのくらいの宣伝をみるでしょう」

50、100、300・・・

宝島先生「うーん、実は5000~6000と言われています。しかし、その多くは認識されていません。
      
     外を歩いているといろんな看板があるよね。ああいうのも入るよ。
  
     あとネットをやっていると自然に入っているよね。バナー広告といいます。

     テレビのCMもそのほかの広告も流されてしまうことが多い。

     だから少しでも印象に残るようにしなければならないんです。

     広告は、業界では、消費者へのラブレターと言われています。」

 ※ラブレターのキーワードから、宝島先生の結婚観、恋愛観、堀北真希・山本耕史問題が語られる。

 さすが、商学部の先生、流行に敏感である。結婚については「よく選べ」と力説していた。

 私見だが、宝島先生は奥様とご結婚されて良かったと思っていらっしゃるだろう。

 奥様の名前で一笑いとれるからだけでなく、ネタにできる夫婦は「仲が良い」相場が決まっている。

 ちなみネタに使っていることナイショだそうだ。



POPとは、「Point of Purchase Advertising」の略で、つまり「購買時広告」という意味。

物言わぬセールスマンとも呼ばれ、瞬時に目を引く「アイチャッチ」効果があり、

購買意欲を高めるものである。

実際のCM動画や広告を使って、キャッチ―コピーの実例を学んだ後、

いよいよキャッチコピーやPOPを作ってみることになった。
                                     つづく