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新堂冬樹「銀行篭城」

2015-12-03 22:54:38 | 読書
1・2冊くらいは読んだことがあるような、
そんな薄っすらとした記憶しか残っていない、
この作者。

記憶に残っていないので、
良かったも何もないんですが。

舞台は、東京。
銀行に篭城した男は、金も要求せずに、
残額な行為を繰り返し・・・、
見たいなところから、
警察とのやり取りなど
なんだかんだで展開していく、お話。

貴志祐介の「悪の教典」と同じように、
残虐行為の描写部分は、
とても胸クソが悪くなります。
(綾辻雪人の「殺人鬼」シリーズよりかはマシですが)
そうなると、後はやられるところを楽しみに
進んでいくしかないような感じ。

動機のしょぼさとかは、
首をひねりたくはなり、
それだけでここまでって言う気が、
さすがに読後は残ります。

そこ以外は、それなりにリアリティはあったり、
(あっさり人質殺したりとか・・・)
お話として読む分には、
面白かったような気もします。

・・・動機がやっぱり引っかかりますね。
ストレートなほうが、面白かった気が・・・。

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