朝、
目覚ましの音で無理やり起こされ、
ふらふらと寝室の窓を開ける。・・・と、
明け方の空に飛行機雲。
うわぁ、ちょいステキ。
っつ～か、こんな時間に何が飛んだんだ？
寒い季節には、
ひざ掛けで猫をくりんと包む。
最初は嫌がるけれど、その内慣れる。
先代時代も、くりんと包む。
同じひざ掛けで、鈴もくりんと包む。
くりん。 ・・・何しやがる。
まぁ、気に入らない時もあるわけで。
別の日に別のひざ掛けでくりんと包む。
くりん。 わ、暖かい。
いくつかあるひざ掛けの中で、
特にこのフカフカひざ掛けは、
ニンゲンのお気に入りだが、
鈴のお気に入りでもあるのだ。
ふふふ。
う、かわいい。
鈴がくりんくりんとして、なんて可愛いんだ！
そんな寒い日もそろそろ終わりそうな気配の、
快晴の今日は、ポカポカポカポカと暖かく、
鈴も窓辺で、うつろな目で行き倒れ状態である。
ムンッ！
ククク～～～。
行き倒れではなかった。
桜のシーズンはきっともうすぐだ。
