春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

伊八、仁王に株取られて真光寺 ②-① 千葉県市原市。

2022-05-21 21:49:36 | 房総の彫り物師

雨が降った千葉県市原市の5月16日。

江戸中期、千葉県に畏怖とライバル心を、
多くの彫り物師に与えた、波の伊八こと、
武志伊八郎さん。
代々名主の長男坊で、
怖いもの知らずの、多分やんちゃで、と思えて・・
けど、龍を彫るときは、
鬼気迫る人を寄せ付けない形相で・・。
41歳、年を重ねれば、子を持つ父になれば、
子の心に沿うような優しさの彫りも・・。

市原市で、彼が彫った作品が残ってるのは2寺。
真光寺と高厳寺。

明治、戊申の役で、  
1453年からの歴史の伽藍を焼失した真光寺、
唯一焼け逃れ、屋根を2重にした山門。
蟇股に武志伊八郎・波の伊八41歳の時の彫刻が、
施されてると・・訪ねました。


👇写真を撮るときは、傘は写らないように・・



👇面構え、筋肉、世界一のボディービルダーだって
適うまい ‼

伊八郎さんの彫刻も、この迫力には・・。


👇憧れついでに、もう一枚👇


山門天井には👇の龍が、作者や画法など、
わたくし、ちょいとギブアップです。






👇仁王像の後ろ側に、








👇四国八十八尊像の石塔が2碑
1795年に建てたようですね。



市原市真光寺の山門の蟇股、
伊八郎さんが彫った、
ほっこりモチーフの10数枚の一枚が👇




👇本堂の横に座る木造、
こんなんも、なんか嬉しいです。





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波に龍・・長福寺②-② 千葉県いすみ市

2022-05-19 22:04:33 | 房総の彫り物師


後期高齢者の健康保険証を貰って、
5日目、提示しないで済んだ怪我の回復、
今日から職場に復帰して帰り際、
どこから仕入れたのか、
小さなヤリイカの刺身が入った手提げ袋。

山積みになってた仕事を浮かべ、
ブログ投稿が終われば、ビールで一杯、
まもなく梅雨、晴れた日の八王子です。


千葉県鴨川で生まれた武志伊八郎さん、
通称・波の伊八の彫刻を見学しました。
いすみ市・長福寺。






本堂で、ご本尊様に手を合わせてから、
欄間は周りを見てから、ゆっくり拝見します。
ご本尊の隣の部屋に、
👇中央に毘沙門天立像が、
左に薬師如来座像を祀ってました。
薬師如来座像の膝裏には、
建長2年(1250年)の修理銘があるといい、
11世紀の部屋と勝手に呼んで・・。



👇本堂の欄間、
武志伊八郎さん30歳37歳、
1789年の時の彫刻3点。



中央欄間に、波に龍・・
大胆なフォルムは当時、同業者彫り物師に、
衝撃を与えたかもしれません。
田畑作業に疲れて、訪れた庶民も、
すごい彫り物があったぞ ‼
お前も、行って見てこいや ‼
と、畔で泡を飛ばす、
光景が浮かんできます。

師匠島村貞亮さんが、
20代後半の伊八郎さんに
独立を許したのが、判るような気がします。


👇不謹慎ですが、キリンビールの
ラベルで見た雲に乗った麒麟。



👇須美壇の彫刻も伊八さんの作と・・。
一部です。







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長福寺 ②-① 千葉県いすみ市。

2022-05-18 21:38:52 | 房総の彫り物師


千葉県に いすみ と呼ぶ地名があって、
市と郡、いすみ市はひらがな、
郡は夷隅郡、脚のけがで思いがけない情報。

江戸彫り物師の中で、名を馳せた、島村流。
島村流の初代が住んでいたのは、
江戸神田紺屋村、染物屋が繁盛していた村。

千葉で有名な彫り物師は、鴨川生まれの波の伊八さん。
植埜うえの村で修行したとあって、
師匠は島村貞亮さん。
貞亮さんは、江戸島村流を相続した、
初代から、4代目辺りになる?初代の血を引いた、
彫物師。
その貞亮さんは夷隅郡植野村で、
生まれてた、ことがわかり、
師匠島村貞亮さんのもとで、
波の伊八さんは修行してた裏付けが取れ・・・。

貞亮さんの同門に島村源蔵さんがいて、
2人の師匠が、島村唐四郎(
俊実)さん、
この方も鴨川市の清澄寺に彫り物を、
唐四郎さんの父、円哲さんは
市原市の高源寺に、不動明王坐像を彫ってた。
今月15・16日の訪問で、
気が付かなかったのですが、
ファイル整理中、唖然としました。




👇、波の伊八さんが30歳、
師匠のもとを離れて、まもなく、
畔の草刈りしてた、おばさんに見惚れて、
いすみ市長福寺。
御開帳の立て札、けど誰もいなかった。



👇足さすりの仁王さん、
足の痛みを吸い取ってくれるというので、
深々とお辞儀をして・・。



👇伝説、頼朝さんが訪れた時、
筆をここにかけたという、槇。



👆807年からの歴史を持つ古刹ですが・・、




👇本尊 阿弥陀如来
造像は室町時代と伝わる座像の仏様で、
本尊の背、光背は江戸時代の物といわれ、
後に取り付けられたものと伝わっているそうです。






元来、本尊様は写真を撮るものではなく
手を合わせ拝むものですが・・

本堂の中も撮りました
明日は
波の伊八さんの欄間彫刻を

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1年1枚の絞り染めにトンボ玉。一竹美術館 ③-③ 山梨県河口湖。

2022-05-16 21:18:52 | 散歩


昨日、朝食を済ませて6時、
貧乏ゆすり式のリハビリが済んだ時、
足が云います。
どこか、連れていけぇ~・・

足を産んだのは私の母ですが、
育てたのは私、その育ての親に命令します。
育て方が良かったのか、幾分頑丈な足。
その分、我儘に育ってしまい、
じっとしてられません。
つい、子供可愛らしさに、千葉鴨川市まで。
夜は、海の幸で一杯なんてどうでしょうか、と・・ぬかし、
親の心をくすぐる、
も持っていて、
それはつい、乗ってしまった。


👇庭の散歩は河口湖、辻が花一竹美術館、















👇牛乳とコラーゲンを使った新感覚のスイーツ
群馬県水上町の大トロ牛乳、
幟につられて、



























👇また一口頬張ってから・・・。
食べ終わったら、自分でトレーを戻し口に・・。









長い時間、見学しましたが
ブログ記事も長い
まっ、いいっかです。
帰りは、玄関で迎えてくれた馬に
今度来るまで・・さよなら、と






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辻が花、どんな花・・久保田一竹美術館 ② 山梨県河口湖。

2022-05-14 22:46:52 | 散歩

鎌倉由比ガ浜から鶴岡八幡宮に通じる、
若宮大路に、民芸品の織物を売る店ができたのは、
2か月前、店の名前を紬屋といった。
新聞社に勤めている四郎が出会ったのは、
紬屋に勤めている遠野夕子
フランス文学者と1年で離婚して7年。
お茶でも飲んでいかない・・
この時四郎が目に停めたのは、
大絞りの紺地に、花の描き絵や、
刺繍、箔をほどこした多彩な帯だった。
四郎がそれが辻が花の帯と知ったのは
翌年の春であった・・・

なんて、こんな出だし辻が花を小説に紹介したのは、
故・立原正秋さん。
八歳年下の四郎と四日間の旅行は、
夕子が仙台の男性に嫁ぐことが決まって・・。


辻が花はどんな花ですか・・
散歩から帰ってきた夕子に、
寝起きから覚めて聞く四郎に、
四郎さんそれは調べない方がいいですよ・・
調べても無駄です・・




伊万里鍋島焼に着物型で・・。



練り物・椿を半分頬張ってから、
👆の皿の着物型に乗ったみそ味の煎餅で、
抹茶を・・。



👆👇ここの部屋は、展示室の奥にある
一竹さんが商談や打ち合わせに、また憩いの場として
使ってた小部屋








アフリカで収集した女性用のベットも、


一回り大きい男性用のベッドも、
今は陳列台にして、










姿勢変わらない
パティシェさんに手間取らせました、
そろそろ場所を変えます

自然もモダンに見えた
木造の一竹美術館
ちょっと小腹が・・・
カフェーに






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