春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

心に残った北関東の社寺 ⑥  雷電神社、群馬県板倉町。

2022-07-07 22:52:24 | 心に残った北関東の社寺

群馬県、栃木県と茨城県の県境、
雷の季節になると、渡良瀬川と利根川の水害も多く、
徳川家光公の4男、
館山徳川家初代藩主の徳川綱吉さんは、
民を水害から守るのに1674年、
聖徳太子が創建した小さい祠を再建して、
でっかく造ってしまいます。
更に、社殿を改装したのは、1835年。

そこへ、2年前埼玉県小川町の八宮神社の
彫物を終えた、石原常八主信さんが、
駆け付けた。売れっ子であった。49歳。
弟子たちも多く、晩年には金に困って、
借金もした。

郷土の料理は、鯰料理、
雷電神社に置物があって、地震の災難除けにもなり、
触ると自信が着くとも・・

石原常八主信さんのおとッつぁんも彫り物師で、
花輪彫刻集団の礎を築いた石原常八雅詖
まさともさん、
沢山の彫り物を残したけど、
ほとんど火災に遭い、残って確認できるのは、
八王子市、高尾山の薬王院に施した、彫り物だけ。




花輪彫刻集団の特徴は、
海老虹梁に絡みつく龍。
胴羽目には、中国の故事を取り上げてる。

群馬県邑楽郡の雷電神社には、
胡粉下塗りの跡があって・・・、
エキゾチックな雰囲気。














徳川家の三つ葉葵が・・・





















2018年8月1日訪れた、
板倉町雷電神社、縁下に施した龍の意匠が、
神を祀った神社を火災から守ろうとした、
デザイン・・ウン ‼
それが心に残ったと・・。



コメント (4)
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