富山県医労連は、10月4日富山県石井知事宛に、「大幅増員・勤務環境改善など安全でゆきとどいた看護を実現する施策の強化を求める要請書」を提出、また同じ日に労働局も訪問し「看護師等の『雇用の質』の向上のための取り組みについての申し入れ書」を提出しました。
要請・懇談は、大浦執行委員長・嘉地書記長・新保書記次長と赤田・菅田・村井の看護師民医労執行委員3人が参加。大浦委員長は、県医務課・労働局に以下の点を訴えました。
・今年で何年か懇談・要請を行ってきている。企画委員会等では、職場で働いている看護師の意見までなかなか届かないので、是非聞いてほし い。(多くの医療施設でタイムカードがないところがあり大きな問題だ)
・国の制度が変わらない事には県としては何もできないという事ではなくて、看護師・介護職員がやめないように県としての施策をもってもら うようお願いしたい。子育て中の看護師が、辞めなくて済むように、院内保育・病児保育(保育園に看護師を配置)したところに、補助金を 多くするなどお願いしたい。
・県主催の研修会では、医療機関における労務管理をテーマにされたと聞いているが、
”タイムカードがない”とか具体的なNG例をだすなどして指導してほしい。改善の指標を具体的にしてほしい。
労働局では、以下のような回答がありました。”2月開催の研修会は、100施設が参加。数的には看護部長・看護師長・事務長の順で多く参加された。まず労務管理について話をした。今後の企画委員会で継続的に取り組んでいきたい。”
その日県政記者クラブで記者会見を行い、朝日新聞・北日本新聞・北陸中日新聞に掲載されました。