富山マネジメント・アカデミー

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解放軍から軍閥に変質した中国共産党軍

2020年05月23日 | Weblog

中国共産党軍は、古い支配体制を打破する過程では「人民解放軍」であった。しかし、共産党そのもの管理社会を生み出した限りは、党が私有する軍隊の武装力で、人民の自由をはく奪するならば、それは軍閥に過ぎない。しかも、地球的な規模での軍閥であり、それが国連軍を構成するのは、原理原則に問題がある。事物は、反対物に転嫁するというが、2020年をもって、中国という軍閥国家を世界史的な次元で断罪する段階へと達した。では、中国軍閥の内部には、派閥がなく一枚岩かというと、そうではない。それでも、アメリカ民主党の反日勢力と結託して、チャイメリカンという米中超大国の秩序は、コロナウイルス恐慌の前に崩壊し、米中の第3次世界大戦に向かう瀬戸際にたっている。われわれ、日本人は、伝統的に中国大陸が異民族政権に支配されるたびに生まれる亡命中国人の日本への帰化を認めてきた。ここで、日本が国家的に中国の軍隊を国民軍という理解を改め、政治将校たちによる中国軍閥と理解する認識変更が求められる。考えてみれば、アヘン戦争このかた湖南人は新疆を征服し、新疆の軍隊は湖南人の軍閥である。この事情は、200年近く変わっていない。内蒙古は、山西人と陝西人の軍閥支配が確立し、習近平は今や蒙古軍閥を基盤として、人民解放軍のトップに位置している。東北の黒竜江、吉林、遼寧は、すでに中国籍の朝鮮人の軍閥であり、中国軍閥の中では、辺境の少数派である。コロナウイルス恐慌により、豊北はさらに疲弊していく。このコロナウイルス恐慌は、中国の省ごとの利害対立を引き起こし、しかも、省内での共産党幹部と非党員との待遇格差が敵対的な社会となり、人民解放軍が国内武装治安の警察となり、その武装警察が省の境界を挟んで戦うというような混乱が生まれている。さらに、大陸と香港、大陸と台湾、蒙古軍閥による習近平への不服従は、厳しい国内治安への警戒を強め、徳政から軍政への比重を高めている。日本人の嫌中国論からの中国批判から脱し、中国の地方政府が外交権を行使できるように、軍閥国家の内部矛盾を促すことも必要である。というのは、この中国軍閥は、地球を滅ぼすだけの核兵器をロシアと共同で現有しているからだ。トランプ政権は、あのように見えても、共和党の自由主義に筋金を入れている。


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