富山マネジメント・アカデミー

富山新聞文化センターで開講、教科書、参考書、講師陣の紹介、講座内容の紹介をいたします。

日本の国権を抑止、民権の肥大化は、中国の超大国化を助けるだけ

2018年03月31日 | Weblog

個人の立場からいうと、中国の超大国化には苦言をする立場ではない。その意味ではは、個人としては非国民である。だが、日本では国権を抑止し、民権の肥大化を求める議論は、基本、無政府自由主義である。中国の無政府主義者は孫文の独裁、蒋介石の独裁に抵抗し、そのかぎりで中国共産党を助けた。けれども、結果は国家の弱体化を招いた。その記憶から、中国共産党は、無政府主義、自由主義を徹底的に弾圧している。そして、民生主義を実行すれば、民衆の信任が得られると確信した。理論的には、荀子の学説に依拠している。僕が中国支持の立場から、安倍政治に反対し、日本国を弱体化させる側におれば、僕は日本人として日本を裏切ったことになる。僕が言いたいのは、中国の強国化と、日本の少子高齢化社会との共生の道筋である。安倍政権というのは、歴史的には、国権の強化に寄与している。それは、隣国との関係を正しく保つためである。マイナンバーが実効できない国は、中国との関係で、完全に弱小国に追いやられる。あと50年、100年を見据え、無政府主義に通じる国権の否定は、日本に悪意ある外国勢力の思う壺である。外国人の不動産の取得は、日本では極めて容易である。侵略された経験が乏しいからだ。外壁も無く、政府をぼこぼこにして、人口減らし、読者・視聴者の総数を減らしながら、国際的にいかに生き延びるのか、全く考えていない人たちの世界である。本当は、安倍さんだって、麻生さんだって、あるいはそれに代わる政治家だって、世界水準に追いつくのも精一杯である。国会は、3流の劇場である。だれが、選ばれてあそこに行こうと夢見るのか?大事なのは、孫文が未だ革命ならずと遺言した「民生主義」である。北朝鮮が中国に折れたのも、民生主義である。平等な民生主義に実行には、国家の法の主体とする徴税と再配分の仕組みの形成が大前提となる。軍と軍との戦力の比較では決まらない。安倍退陣は時間の問題である。ただ、後継者が問題先送り、目先の繕いだけでは、日本は滅びる。それほどに、中国の国家の統合力は強くなっている。

 


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韓国には、非核化協議の当事者能力が無い

2018年03月31日 | Weblog

ある地方紙の社説は、お粗末すぎる。交渉というものは、当事者能力がいる。しかも、法的な交渉の資格も要る。韓国政府は、核兵器を保有し、使用できる状態にはない。あるのは、38度線の境界を希薄化し、通常兵器による緊張緩和の協議である。これは、民事の訴訟でも同じ。日本では、憲法を大学の法学教育の中心におく東京大学方式のために、皆さんの頭が混乱している。それは、政治学の思考である。大事なのは、民法である。当事者間の紛争と和解につき、契約による調整均衡である。これが、国際間の次元でも生かされる思考である。抽選半島の非核化とは、北朝鮮を核保有国と認めるか、認めないか、そこに入り口がある。それは、核保有国の仲間としての発言権を求めるのか、否か、という問題なのである。だから、中国、アメリカ、ロシアとの協議事項である。中国は、北朝鮮の「非核化」を担保条件に経済制裁を緩和し、民生面での支援を約束した。北朝鮮は、アメリカが朝鮮半島に核兵器を持ち込まないという確約保障を求めている。そのとき、違約した場合、中朝の軍事同盟により対抗する構図となるので、中朝の軍事同盟が空文化していては「非核化」できない。中国が朝鮮半島問題の当事国になれるのは、中朝の軍事同盟の関係である。分かりやすくいえば、朝鮮戦争の当事国である。したがって、朝鮮半島の非核化に関しては、朝鮮民族に内部の民族自決権の次元とは異なる当事国としての交渉権が絡んでくる。南北対話では、非核化が議題にできないのは、法的な当事者能力と、双方に核兵器の管理・運用の法的主体が存在していないからである。

社説を書く人のレベルが低いのは、彼らが大学でまともな教育を受けていないからだ。頭脳による論理演算よりも、情緒に溺れてきたからだ。高岡市の財政破綻もそうである。僕は、中国の関係学会での討論経験や、出版を手がけたので、中国人・朝鮮人の論理演算は、強敵だと痛感した。日本人は、情緒を主に思考するから、世界史における自分の立ち位置を忘れている。38度線で南北分割したのは、中国・アメリカ・ソ連・イギリスのヤルタ会談である。この約束を先に破ったのは、北朝鮮である。共産勢力の南下を防ぐため、アメリカは広島の次に、長崎を犠牲にした。中国は、蒋介石の外交成果を継承し、核保有国となることでアメリカの核の脅威から身を守った。こういう歴史も抑えておいてほしい。

 


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3月30日(金)のつぶやき

2018年03月31日 | Weblog

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