自分の敵は自分といえるようだ。思い込みは、最大の自己の制約条件だ。いかに頭がよくても、思いに歪みがあると、狂いはますます広域に及ぶ。一日のどこかで、反省の儀式がいる。まわりに直言をしてくれる人材をあえて据えていないと、無為に日々が古くなる。何もしない安心・安全・安泰という錯覚に陥る。孔子は、思いと学問との相関を説く。こうして、経営者の周辺には、「大学」空間が生まれてくる。自然な学びあい、これが根本である。もし、地域の政党が陳情型から学習型へと変貌すれば、自治体にも「経営」学を基本とする風紀が生まれてくる。これは、思いを新たにすることではなく、よりかかる学問を新たにすることである。そして、その新しい学問とは、近い過去のデータ解析にある。数理的に検証し、思い込みが是正できたら、それが日々新たにすることになる。
