犬のおもちゃの治療

手間をかけてワンダフル

ある日のおもちゃ病院の工房での会話

「この頃、骨折で歩けなくなったワンちゃんの患者さんが多いね」

「うん！接骨ドクターは大忙し今年は１４件も治しているんだって」

「ドクターお染さん！どうやって治しているんですか？」

「犬の身体は大体20㎝くらいと小さくて骨格も細いんだ。だからどうしても骨折しやすいんだよ」

「接着剤で止めただけでは又すぐに折れてしまうから、金属板で補強してビスでしっかり止めてから接着剤で固めるんだよ」

　

「細かい治療は本当に大変だけど、お客様の笑顔のためならへっちゃらさ！！」

「ほんとに症状に合わせた工夫をして、手間をかけて元気にしてあげているんですね」

ぽぽちゃんのつぶやき

Ｄｒ.ふっくんの修理カルテ２

私、鋸南町に住んでいる人形のぽぽちゃん。ずーっと前にお母さんが愛子ちゃんのためにに買ってくれたの

今までとても可愛がってもらって嬉しいんだけれど、手足に力が入らないしお洋服はほつれているし、恥ずかしくて仕方ないわ

ある日、お母さんがネットで調べてくれた≪おもちゃ病院きみつ≫で診察してもらったら‘数か所に骨折あり’と診断されて、手術と入院が必要だって言われちゃった…

　

骨格のアルミ芯線が４か所も骨折　

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‘原因が分かれば大丈夫治りますよ’ってドクターに言われて、ぽぽは思い切って入院して治療することに決めたの

　

　

新しい芯線と交換したら好きな姿勢が取れるようになったわ　

 　

もっと早く治療を受ければよかったナ…

肌着も新しいものと交換してもらって、帽子は退院祝いに頂いちゃいましたぽぽ元気になりました

 

着せ替え人形の力はすごい！！と、この人形を見て感じました。小さなお子様の情操発達にどれほど影響を与えるのか？愛子ちゃん、将来は立派に子育てができることと信じるものです。　　　　Ｄｒ.ふっくん

 

リカちゃん人形の治療

Ｄｒ.ふっくんのカルテ１

10月26日の最終患者として、リカちゃん（本名：香山リカ）が裸体で駆けつけました

　

リカちゃんの目は潤んでいるよう

診ると“左肩完全断裂脱臼”痛々しい姿に持ち主も涙したことでしょう　

完全治癒はほとんど無理関節を支えるヒダが完全分離取り付けることも回すこともできない原因は、経年劣化で材質が硬化脆くなっていたところに何かの力が加わったせいでしょう・・・

これは、人工関節を導入するしかないと判断肩関節に合う木の枝を探し、人工関節を木材で加工することにした

みかんの枝

真ん中が人工関節

庭を見回すとみかんの黄色がチラリと目に入り、この木に決めたと一枝を見定め作業開始

　　　　　　　

①腕の形に沿い関節も回るようにヒダを付ける　②外れたヒダをセットし、腕の中に差し込みテスト（良し）③一度解体し、ホットグルーを腕内に注入⇒熱いうちに人工関節を挿入し、位置関係を定めて外れたヒダも同様に固定

　

髪をとかしてもらい嬉しそう

　　　　

こうして、脱臼した腕は元の位置に納まった見た目は右肩と遜色ない。やった～完全復活 

このままの退院はちょっと恥ずかしいドクター看護婦長？の計らいで、下着をプレゼントで、退院許可がおりたとさ　持ち主も喜ぶかな

Ｄｒ.ふっくん