十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

ムラサキヤシオ

2007-05-17 10:34:01 | 植物
奥入瀬にムラサキヤシオが咲きました。色が派手なので特に目立ちます。流れの中で咲いているのは数箇所しかなく希少価値があります。昔はもっと多かったようですが、悲しいかなきれいなものはすぐよそに貰われていくようです。一人の楽しみのため、国立公園特別保護地区の植物を採取し、みんなの楽しみを奪うのは大きな犯罪です。ムラサキヤシオと姉妹のヤマツツジがほんの一日程度競演するときがあります。その時はカメラマンで早朝から大混雑です。

お掃除で見つけたもの

2007-05-15 12:00:29 | 植物
少しだけゆらゆら。。。くもり時々はれ。気温19℃。

新しい色をした木の葉が、きらきらとゆれています。
木漏れ日を浴びながら、いそいそと箒を動かして。
身障者用の駐車スペースは特に念入りに掃きます。
小石や小枝が車椅子の妨げをするのは、困りますから。
と、よく観ると。。。
ゆうべの風でちぎれた若葉や小枝にまじって、黄色いものがころころと。
写真はヤドリギの花です。
見たことありますか?
ちょっと不思議な形ですね。
肉厚でじょうぶな花でした。
お掃除で見つけたもの。これからも時々紹介しますね。


蔦温泉

2007-05-13 09:06:08 | Weblog
十和田湖は度重なる火山活動によって形作られた「二重式カルデラ湖」で、その土地柄上、周辺には温泉地が幾つも点在しています。焼山、蔦、酸ヶ湯、黒石温泉郷、大湯などが主なところで、少し離れた八幡平にも有名な後生掛・乳頭温泉郷・玉川など多数あります。
このような恵まれた環境に住んでいてこれを楽しまない手はない!と思い、お休みにどこかに出かけた帰りに近くの立ち寄り入浴のできる温泉に寄るのが、私の毎週末の楽しみの一つとなっています。
今回は、蔦温泉に初めて入りに行きました。奥入瀬渓流近く、原生林の中のこの温泉(旅館)地は、いかにも山奥という所なのですが、コインロッカーがちゃんとあったり脱衣所もキレイだったりと、情緒たっぷりながらも気持ちよく過ごせる、そのような感じのする所でした。かけ湯は若干ぬるかったのですがその分、浴槽に浸かった時がもう・・・!十和田湖や奥入瀬、八甲田で遊び疲れた体を癒せば、最高なのではないかと思います。

バッコヤナギ

2007-05-11 09:01:48 | 植物
 さて、今回は十和田湖西岸観察会に行ってきた。これもまた、昨年中止になった観察会だ。
 ここでバッコヤナギの名前の由来が話題になった。「バッコ」とは「じっこ、ばっこ」のばっこであり、この雄花をお婆さんの白髪に見立ててこの名が付いたそうだ。しかも触るとポロポロと落ちる。ここで参加者の一人が「何で雄花なのにジッコヤナギにしなかったんだろうね。」と言った。ん~、そう言われてみればそうだなぁと思っていると、じっこにしたら花が落ちないで雄しべだけ落ちたりして・・・。「ワハハハハ・・・!!」それはありえる。やっぱり花だから上品に女性のほうから名付けたのかな?
 サンカヨウ、オオバキスミレ、オトメエンゴサクなどの野草や、ツグミ、アカハラ、オシドリ、コムクドリなど渡り途中の鳥や夏鳥が見られ天気も午後から雨という予報だったが、なんとか降らずに終えることができた。

樹木の芽吹き始まる

2007-05-10 11:03:22 | 植物
十和田もやっと樹木の芽吹きが、始まりました。
ツルアジサイ・シュウリザクラ・ナナカマド・イタヤカエデ・カツラなどにより萌黄色の春を迎えています。連休中のお天気も、まあまあ好い様で、首都圏からみえたお客さまは、「結構温かいわね」と気持ちよく感じているようです。オオヤマザラも早い場所では咲き始めました。濃いピンク色から薄いピンク色まで個体によりバラツキがあり、それもまたお楽しみです。ブルーの湖と桜、新緑と桜、白いコブシと桜、青空と桜・・・これもお楽しみです。

オトメエンゴサク

2007-05-07 10:39:45 | 植物
ゆらゆら。。。晴れ。このあと崩れる予報です。気温15℃。
みなさんは、どんな連休を過ごされたでしょうか。
ここ十和田湖は、この連休中いろんな植物が芽吹き、花が咲いて命の輝きをあふれさせていました。
写真はオトメエンゴサクです。やっと見つけました。
周りにエンレイソウや、キクザキイチリンソウが咲いていて、もしかしてまだ早かったかしら。。。と、あきらめかけた時、一輪だけ見つけたんです。
やったー。
しかし、私にとってはそこからが問題。
写真は、苦手なのです。
センスと技術が要求される世界ですから。。。
でも、いい写真が撮れるようにがんばりますので、見守ってくださいね。
よろしくお願いします。

キタコブシ

2007-05-06 08:58:02 | 植物
5月、まだ芽吹かない木々が多い中で、真っ先に白い大きな花をつけます。青い空に白いこのキタコブシの花を見ると、十和田湖にもようやく春が来たなと実感し、なぜかうれしくなります。かなり古いですが、しらかばぁ~あおぞらぁ~みなみかぜぇ~ってかと「北国の春」なのです。この地では春を告げる花として、田打ち桜と呼ばれています。オオヤマザクラより2、3日程度早く咲きます。湖畔の早いところでは、2日に咲きました。

櫛ケ峰

2007-05-03 09:58:17 | 風景
黒石市の善光寺平からスキーで1時間半ほど歩くと、櫛ケ峰が展望できます。十和田湖を背にしていますが、発荷峠から見るのとほぼ同じ角度です。この日は風がありましたが、日曜日のためスノーモービル日和のようでした。次の日追跡した班がスノーモービル乗り入れ規制地域に、数多くの走行跡を発見しました。樹木の枝もスノーモービルの下敷きになったり、折れています。郷土の大切な自然で、しかも国立公園内の八甲田山です。規制地域外で、マナーを守って楽しんでほしいものです。

アラゲヒョウタンボク

2007-05-01 11:30:14 | 植物
すこしだけゆらゆら。。。くもり。気温15℃。

ここ数日お天気に恵まれ、柔らかな日差しに囲まれていました。
徐々に緑が増えています。
力強いもの。
可憐なもの。
どれもその命を輝かせ、眩しいくらいです。
岩場に静かに咲いていたのは、アラゲヒョウタンボク。
清楚な印象のひかえめな彼女は、
時折、吹く風にそっと花を揺らし。。。何を思うのか。。。
力強く、美しく。こんな風に生きていければ。。。と思うのでした。