十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

田沢湖と十和田湖

2007-04-29 09:18:20 | 風景
お休みの日に角館(4/24時点でシダレザクラは全体的には2分咲き・西木村のカタクリは最盛期)まで行く予定があり、その帰りに田沢湖に寄ってきました。
田沢湖と十和田湖の二湖は、“大きなカルデラ湖である・距離が近い・神秘的な誕生伝説がある・印象的な像がある”などのことから、比べられることも多いかと思います。
なので今回は、十和田湖と無関係ではないと思われるその比較について書いてみようと思います。
まずは両湖のシンボル、 田沢湖の「たつこ像(薄布を羽織った黄金色の美女像)」と十和田湖の「乙女の像(ブロンズ色の一対の裸婦像)」から。
文化的価値や人の好みも考慮しなければならないんでしょうが・・・やはりたつこ像の方がインパクトが強く、観光客受けもするでしょう。
ちなみに私には、中学生の時に地図帳で見つけてから、ずっと見てみたい憧れの対象でした。
次は深さ。言うまでも無く田沢湖は-423mで日本一。十和田湖も-325mと日本第3位という健闘(?)ぶり。
そして魚。田沢湖にはクニマスという特産のサケが・・・昔はいました。残念なことに1940年に、人間活動による玉川の強酸性水の発電所を通しての大量流入により絶滅してしまいました。十和田湖には元々は魚は棲んでおらず、今いるヒメマスやコイは移植によるものです。・・・どちらも人間の影響を大きく受けていることがわかります。
いろいろ好き勝手に書かせていただきましたが、どちらも神秘的な素晴らしい湖であることには変わりなく、両湖を訪れ、その湖について思いを馳せる際に上記の魚の項で挙げたことなども思っていただければ、幸いです。

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