十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

ホオノキ

2009-10-02 11:21:59 | 植物
こんにちは♪
いろんな木の実がなるこの時期、ホオノキの種を見つけました。
ホオノキの種はすごい力を持っています!
ホオノキの種は、落ちたあとは鳥などの動物たちに運ばれて色んな場所へ散らばっていきますが、その場所が日当たりのよい場所でなければ、日が当たるようになるまで何年も眠っています。20年以上埋められていた種の90%以上が生きていたという報告もあるそうです。
じゃあ、なぜ日が当たる場所かどうかがわかるのか?
それは、種に温度センサーのようなものがあるからです。
ホオノキの種は夏ごろに発芽します。
木々が葉を広げる夏になっても、近くの木が倒れたりして地面に日が当たり、地温が上がるのを感知すると芽を出します。
じーっと待つ。それがホオノキの戦略です。
写真のホオノキの種は、暗い林の下にいました。
鳥が明るいところへ運んでくれるといいね♪