一歩一会・・・♪

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『わが魂は輝く水なり』観劇。

2008年05月20日 | 日々♪
5月18日、シアターコクーンにて『わが魂は輝く水なり』観劇。

『タンゴ・冬の終わりに』『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』に
続く、孤高の狂人シリーズ第三弾・・・かと思いきや
狂った主君(←ご登場なし)に仕える周りの人々と、
その敵方のお話であった。
その敵方・・・が、主人公実盛。・・・で、その実盛に
金魚のうんちのようにくっついて付かず離れずなのが、もう一人の
主人公、実盛の亡き息子・・・亡霊五郎。

第1幕と2幕中盤まで、この二人の会話・・・そして平維盛様の
トンチンカンな会話が面白く、
これって、本当に清水邦夫なの~~?!脚本?・・・と、頭付いていかず。だって周りオオウケなんだもん・・・。
こんなの私の好きな清水脚本じゃない・・・って(笑)

しか~~しだ♪2幕中盤からこっち・・・
蜷川さんもパンフレットに書いてらしたが、「まず言葉が美しい。」
詩的なんだよなあ~~!もの凄く詩的で素敵♪
ここが清水脚本の魅力的なところ・・・。
意味なんて分かんないですよ。・・・でも心に響くあのセリフ・・。

「あの頃、森の国には眩しいほど輝きにみちた若者たちがいた」
「どこかで水が溢れている・・・いっぱい溢れている・・
妙だ、水を思うと心がなごむ・・・心が落ち着く・・・なぜだ」

パンフレットにも載っていたこれらセリフ。舞台から聞こえてくると
もう本当にドキドキ・・♪

「・・・気おくれというよりあの若者たちに嫉妬の念を燃やした、
男として、人間として・・・」
そして、髪を黒く染め敵方に一人乗り込む実盛。
当時(脚本が出来た頃)は、政治的背景がこのお話に入っていたのだろうけど、それは何だったのだろうか?・・と調べる気も起きず。
ただ、何となく実盛さんの武士の心意気みたいなものは解る。
(・・ような気がする)

NHK大河ドラマ『新選組!』の視聴率って、イマイチだったらしいですね。
あれは、こんなの史実じゃない・・と背を向けたおじさん世代がTVを見なかったせいらしい。
しかし、・・・私は見た!聞いた!
NKHスタジオパーク収録見学場所に群がる
若い女性達の熱い視線を・・・・・。
小学生の男の子達が『新選組!』のお話で盛り上がっているのを。
ご多分に洩れず、今のお芝居激ハマりな私を作ったのもあの番組だ。
あれは革命的な番組だったのだ。
おじさんたちは、何故「史実と違う・・」だけで背を向けたのか?
若作りして、スタジオパークの収録見学場所に行けば
あるいは、「眩しいほど輝きにみちた若者たち」と
対峙することも出来たかもしれない。
・・・見学・・というか入場料200円。激安だし。
・・・って、あはは(笑)
どうでもいい事書いちゃった♪

・・・しかし、さすが清水邦夫脚本!素晴らしいお話でした。
役者は秋山奈津子がやはり素晴らしい。
・・・他、ああ・・初見だなあ・・・のみ。
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