東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

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中国当局によるウイグル人射殺・続報

2008-07-13 01:51:35 | Weblog
UAA緊急声明:ウルムチでの襲撃事件とカシュガル公開裁判宣告大会
http://kok2.no-blog.jp/tengri/2008/07/post_f087.html

情報が来た。
UAAは在米ウイグル人協会、らしい。

なんともいいようがない。以前から非武装の人間の射殺にちゅうちょがない中国当局であるが…。【追記】2008/07/13 例えばAljazeeraの英語版が外電として出した記事には、さっそく中国人を名乗る者がコメントを付けた。コメントではCNNの報道を引いて、美容院でウイグル人ギャングが女性を殺したという話はどうした、とかみついている。チベットの暴動と同じで、こういう要素を中国は大きく報道させるだろう。

上記ブログで紹介されているAFPの記事と併せて読むと
http://www.afpbb.com/article/beijing2008/beijing2008-news/2416267/3115324

また、「聖戦」の訓練が行われていたと見られる自治区内41か所の寺院などが閉鎖されたと報じている。


ひどい弾圧が行われているようだ。そのひどさに麻痺しているから、平気でこういう真実をもらしてしまえるんだな。

しかも外国のジャーナリストは現地に入れていない。
AFPも新華社を引用しているし、UAAも亡命者団体で、現地からの情報は心細い。これではデモなど行っても、メッセージを発信できない。チベットのように注目を集めるのが難しい。

事実関係の説明では、新華社が圧倒的に有利となる。ウソで塗り固めた報道がまかり通る。

厳しいな。そういえばチベットでの弾圧も亡命者団体からの発表が中心になると、メディアはあまりとりあげなくなってしまった。まったく、という訳ではないんだけど。総体としては「ブームはすぎた」「タイムリーなネタじゃなくなった」あつかいだ。

子供が見せる拷問の跡、 チベットからの電話情報様々
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51059593.html

現実には延々と続いてるわけだけれど…。

私も、ブログで書かなくなった。それはどちらにしろ意味がないのかもしれないが。

実のところ、私の目に付かないだけで、中国で現在、苛烈をきわめている少数民族弾圧は、チベットやウイグルにとどまらない、のだと思う。

それを考えるとイヤな気分になる。オリンピックは弾圧の推進剤か。

つくづく…という訳で半ばマスメディアであって、限定的とはいえ影響力を持つ悩めるfinalventの日記よ。いつものように、さらりと軽く論評して、注意を喚起してもいいのでは。タイムリーじゃないからといわず。「自分はそんなんじゃありません」という言い訳は理解もするし、原則として尊重するけど、しかし実際問題として影響力を持っていて、それを振るう動機もある。

私はどうしたらいいか分からないよ。社民党にねじこんで抗議声明を出させたいとか思うけど、もう自分のバカさかげんに愛想がつきたし…。
民主党の枝野幸男議員も、興味なさそうだしね…。

…いや、でもどうかな…。

くそ…またバカでヨケーなまねをするか…するしかないよな…。
意味のない、突発的な発作で…悪化させるだけの自己満足で。くそー。

【追記】2008/07/13
実は一昨日、知人にウイグルでの射殺事件の話をしたとき、「もうそういう話はしないでくれ」と言われてしまった。その理由というのが「お前の顔が、そういう話をしながら楽しそうなのが耐えられない」というものだ。
そうなのだ。私はうれしそうに、瞳に笑いの色すら浮かべて話していたのだ。そうらしい。そういうことだ。

そして…アフガニスタンでは…。

多国籍軍の空爆で民間人計64人死亡、アフガニスタン政府調査チーム報告
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2417123/3119372

こういう記事をコレクションしながらニヤニヤ笑っているヤツ…私。

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