東方不敗の幻想
インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com
 



「殺し合い」という言葉のよくないウソは
殺人を殴り合いと同列に論じるところだ

決定的な違いは、殺された人間は、殺した人間を「殺し返す」ことはできない
そもそも死者には抗議することも、憎悪することもできない

その身内が復讐をしたとしても、死者は蘇らない
取り返しはつかないのだ

殺し合いという言葉は、殺される側の悲惨さ、殺人という行為の無情さを
やわらげるための嘘にしか過ぎない

たとえ戦争であっても、個々の殺人の罪は
個別に論じられねばならない

相手がやったから自らもやる、という言い訳で、その重みを軽くすることはできない

それは、テロリズムに対しても向けられるべき道理だが
テロリズムを抑制するという美名のもとに行なわれる殺戮行為にもまた
当然適用されなくてはならない

テロリズムが犯罪であるならば、侵略戦争も必ず犯罪なのだ

そう私の理性は告げているのだが、何の役にも立たないうえに
ときどき復讐の怒りの方が、正しいものにも思える
どちらの、とは明言するだけの勇気はないが

しょせん私はいい気になったやじうまにしかすぎないよ

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