雫石鉄也の
とつぜんブログ
岩田、あわや完全試合!?
岩田、よっぽど勝ち星にめぐまれてへんねんな。6回までパーフェクト。いつもは岩田には援護せえへん打線もきっちり3点取って援護。これで岩田勝ち投手かと思わたが、デッドボール一個をきっけかに、打たれて同点。勝ち星が岩田の手からするり。そのごゴメスがまた仕事してつきはなす。
それにしてもマートン。どないするつもりやろ。打順を下げるかスタメンを外すかせなあかんで。
それにしてもマートン。どないするつもりやろ。打順を下げるかスタメンを外すかせなあかんで。
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キャット・バルー
監督 エリオット・シルヴァースタイン
出演 ジェーン・フォンダ、リー・マーヴィン、ナット・キング・コール
若いきれいな娘が縛り首になろうとしている。彼女はなぜ縛り首になるのか。それがこの映画のストーリー。
教師になる勉強をおえてキャサリンが故郷に帰って来た。実家の牧場には父と先住民の使用人がいる。ところが牧場には馬もいなく、荒れている。父は町の開発を企む顔役と対立していたのだ。そして父が殺し屋に殺される。
復讐をちかったキャサリンは、先住民の使用人、列車の中で知り合った二人のならず者を仲間に強盗団を結成。さらにキャサリンは高名な凄腕のガンマン、キッド・シェリーンを呼ぶ。やってきたのは、酔っ払いでアル中のボロクズみたいなおっさん。
キャサリン一味は列車を襲い、顔役の会社の給料を強奪。完全に顔役を敵に回してしまった。
父を殺された娘が仇を討つ西部劇は「勇気ある追跡」があるが、本作はコメディー仕立てで、おかしく軽快な映画となっている。お約束の酒場の殴りあいもある。おりおりに、ナット・キング・コールとスタッビー・ケイの二人組がバンジョーを弾きながらカントリー・アンド・ウェスタンでキャサリン=キャット・バルーのおはなしを歌う。これなど、浄瑠璃かナニワ節といったところか。あたかも講釈師がパンパンとはり扇を叩きながら、西部の伝説の女盗賊のお噂を聞いているよう。
二十歳代のジェーン・フォンダがきれいでかわいい。おきゃんで元気いっぱいで、勝気で向こう意気が強く、大変に魅力的。リー・マーヴィンは殺し屋と酔っ払いガンマンの二役だが、酔っ払いの演技が絶品。
お話は悲惨で深刻なモノだが、楽しく面白い西部劇であった。
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嗚呼、JFK、代打の神さま
先発ピッチャーとクリーンナップだけの見れば互角やった。リリーフ陣の差がきょうの結果になってしもうたな。巨人、山口、澤村、マシソンはゼロにおさえた。いっぽう阪神、呉昇桓、安藤は3失点。これが勝敗を決めたな。それに阪神の繰り出す代打陣、新井、関本、狩野、伊藤隼、ことごとく不発。彼らがしっかりしとったらリリーフの失敗を帳消しにできとったのに。きょうは脇役で負けたな。
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桜えびのスパゲッティ
桜えび。乾物はお好み焼きやたこ焼きの具で、われわれ関西人にもおなじみ。日本では100パーセントが静岡県の駿河湾のモノとか。ときどき、パルヤマトで売っている事もあるが、生の桜えびは関西では入手は困難。その桜えび、今が旬だから生のモノが入手できれば料理に使いたいと思っていた。
そごうの地下で桜えびの釜揚げが売っていたから買った。これでスパゲッティを作った。
フライパンに油とにんにくを入れてゆっくり加熱。にんにくの香りが出始めたら桜えびを投入。しばし炒める。昆布だしを桜えびがひたるぐらいにいれて煮る。刻んだトマトを加える。ホールトマトより、生トマトをゆむきしてカットしたモノの方がいいだろう。
ゆでたスパゲッティを入れて、よくからめる。バターを入れて溶かし、スパゲッティにからめればでき上がり。皿に盛って、ちぎった海苔をのっけていただく。これはおいしい。桜えびの旬には来年も必ずしよう。
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時やきゅう
「ワダはんうどん食お」
「そやな。なんぼ点いるねん」
「5点あればええやろ」
「お、あそこに『キョジン屋』ゆううどん屋があるで」
「キョジン屋、一敗おくれ」
「へえ、おこし。そちらはんは」
「いや一敗でええねん」
「おまっとうさん」
「ずずずず。う~ん。ええピッチャー使うてんな。やっぱうどんはピッチャーやで」
「ひっぱりな。残しといたるがな」
「ごっそうはん。細かいから手だして」
「ヒットヒット四球四球。いまなんどきや」
「へえ、ひとつで」
「ひとつ、ふたつ。ほな、ごちそうさん」
「へえ、ようけ残塁して二点で一敗食わしたんかいな」
「勢いと間のもんや」
「勢いと間があるとは思えんけどな」
「ええねん」
「そやな。なんぼ点いるねん」
「5点あればええやろ」
「お、あそこに『キョジン屋』ゆううどん屋があるで」
「キョジン屋、一敗おくれ」
「へえ、おこし。そちらはんは」
「いや一敗でええねん」
「おまっとうさん」
「ずずずず。う~ん。ええピッチャー使うてんな。やっぱうどんはピッチャーやで」
「ひっぱりな。残しといたるがな」
「ごっそうはん。細かいから手だして」
「ヒットヒット四球四球。いまなんどきや」
「へえ、ひとつで」
「ひとつ、ふたつ。ほな、ごちそうさん」
「へえ、ようけ残塁して二点で一敗食わしたんかいな」
「勢いと間のもんや」
「勢いと間があるとは思えんけどな」
「ええねん」
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焼きそばドック
焼きそばドックである。炭水化物と炭水化物の組み合わせである。食べ物としてはいささか掟破りっぽいが、おいしいからゆるすのである。お惣菜パンの代表的パンで、ちゃんとしたパン屋にはあまり売ってない。小生がよく行くビゴの店では見たことがない。
カレーパンやこの焼きそばドックなどの惣菜パンはときどき、むしょうに食べたくなる。で、自分で作ってみた。ようするにホットドックの中身を焼きそばに替えたもの。
中身の焼きそばは、小生がいつも作っている焼きそばである。この焼きそばをドックパンにはさんで、ちょっと紅しょうがを添えた。こういうモノがおいしいんだな。
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モクレンが咲きました
毎年、きれいな花を咲かせるハクモクレン。ことしは半分ほどしか花がさきませんでした。残念です。そのかわりに赤紫のモクレンがきれいに咲きました。
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阪神、いっときにくらべてマシになったんちゃうやろか
う~む。きょうは負けたけど、いっときの元気なさはだいぶんマシになったようやな。やっぱ、1番上本、2番西岡、3番鳥谷、この並びが良かったんちゃうやろか。上本とゴメスの調子がようなってきたような感じがするで。
中継ぎピッチャーもがんばっとうし、これでマートンと先発ピッチャーがようなったらええんちゃうんかな。阪神はオリックスみたいにケガ人だらけやのうて、いちおうベストメンバーなんやから、みんなが本来の調子を取り戻したらこんな順位におらへんはずや。
中継ぎピッチャーもがんばっとうし、これでマートンと先発ピッチャーがようなったらええんちゃうんかな。阪神はオリックスみたいにケガ人だらけやのうて、いちおうベストメンバーなんやから、みんなが本来の調子を取り戻したらこんな順位におらへんはずや。
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とつぜん対談 第76回 マッチとの対談
きょうの対談相手はマッチさんです。昔はよくお世話になりましたが、最近はごぶさたです。ごぶさたではありますが、家の中にはたいていどこかにおられます。きょうは台所の引き出しの奥におられました。
雫石
ひさしぶりです。
マッチ
ひさしぶり。
雫石
昔は、マッチさんはいつもポケットにいましたね。
マッチ
あんたは昔はタバコ吸ってたからな。
雫石
はい。ヘビースモーカーでした。一日3箱は吸ってましたね。火をつけるのは百円ライターを使ってましたが、マッチもよく使いましたね。
マッチ
ああ、マッチは喫茶店なんかで、あんた、よくもらってたな。
雫石
わたし、ほんとはライターよりマッチでタバコに火をつける方が好きでした。
シュッと軸を箱の横でこすって、ポッと小さな炎を見ると、なんか心がなごみました。それでタバコに火をつけて、ホーと煙をくゆらせる。ホッとする一時でした。そんな時はやっぱりマッチでないと。
マッチ
ところが最近はごぶさただな。
雫石
そうですね。わたし、タバコ吸わなくなって久しいですし。日常生活でもマッチを使いません。
マッチ
そうなんだ。ワシはさみしいぞ。
雫石
しかたないですね。ガス器具はほとんど自動点火だし、そうでないのはチャッカマンなんての使うし。
マッチ
最近、ワシを使うことってあるのか。
雫石
あります。
マッチ
どんな時だ。
雫石
彼岸の墓参りの時です。墓苑の入り口の花屋で、花と線香を買うのですが、線香といっしょマッチもくれます。今は、マッチで火をつけるのはこの時ぐらいですね。
マッチ
そうだなあ。昔は徳用のでっかいマッチがどの家の台所にあって、おくどさんに火をつけてお釜でご飯を炊いたもんだ。
雫石
いつの時代の話ですか。でも、そうやって炊いたご飯はおいしいでしょうね。
マッチ
うまいぞ。あんたの家の台所には徳用マッチはあるか。
雫石
徳用ではありませんがマッチはありますよ。
マッチ
どんなマッチだ。
雫石
新婚旅行で泊まったロスアンゼルスのビルトモアホテルのマッチが記念にとってあります。
マッチ
ふ~ん。ずいぶん長い間台所にあるんだな。
雫石
昔はよく焚き火もしましたが。今は公共の場では禁止されてるでしょう。
マッチ
そうだな。昔はよくワシで遊んだろう。
雫石
マッチの頭の薬を削って鉛筆のキャップに詰めて、ロケットやといって火をつけて飛ばしたりしてました。それにマッチ棒はパズルにも使えましたし。
マッチ
そうだなあ。ワシの出番は少なくなる一方だな。
雫石
ここ神戸はマッチ製造が盛んでしたよ。
マッチ
そうだな。実はワシも神戸生まれなんだ。
雫石
神戸の私立高校でときどき甲子園に出る某高校の創立者は、神戸のマッチ屋さんなんですって。
マッチ
しっとるよ。ワシはワシで便利なんだがな。
雫石
そうですね。耳がかゆいとき、ライターではかけませんが、マッチなら耳の中をかけますね。
マッチ
そんなことすると耳を傷つけるぞ。
雫石
はい。
雫石
ひさしぶりです。
マッチ
ひさしぶり。
雫石
昔は、マッチさんはいつもポケットにいましたね。
マッチ
あんたは昔はタバコ吸ってたからな。
雫石
はい。ヘビースモーカーでした。一日3箱は吸ってましたね。火をつけるのは百円ライターを使ってましたが、マッチもよく使いましたね。
マッチ
ああ、マッチは喫茶店なんかで、あんた、よくもらってたな。
雫石
わたし、ほんとはライターよりマッチでタバコに火をつける方が好きでした。
シュッと軸を箱の横でこすって、ポッと小さな炎を見ると、なんか心がなごみました。それでタバコに火をつけて、ホーと煙をくゆらせる。ホッとする一時でした。そんな時はやっぱりマッチでないと。
マッチ
ところが最近はごぶさただな。
雫石
そうですね。わたし、タバコ吸わなくなって久しいですし。日常生活でもマッチを使いません。
マッチ
そうなんだ。ワシはさみしいぞ。
雫石
しかたないですね。ガス器具はほとんど自動点火だし、そうでないのはチャッカマンなんての使うし。
マッチ
最近、ワシを使うことってあるのか。
雫石
あります。
マッチ
どんな時だ。
雫石
彼岸の墓参りの時です。墓苑の入り口の花屋で、花と線香を買うのですが、線香といっしょマッチもくれます。今は、マッチで火をつけるのはこの時ぐらいですね。
マッチ
そうだなあ。昔は徳用のでっかいマッチがどの家の台所にあって、おくどさんに火をつけてお釜でご飯を炊いたもんだ。
雫石
いつの時代の話ですか。でも、そうやって炊いたご飯はおいしいでしょうね。
マッチ
うまいぞ。あんたの家の台所には徳用マッチはあるか。
雫石
徳用ではありませんがマッチはありますよ。
マッチ
どんなマッチだ。
雫石
新婚旅行で泊まったロスアンゼルスのビルトモアホテルのマッチが記念にとってあります。
マッチ
ふ~ん。ずいぶん長い間台所にあるんだな。
雫石
昔はよく焚き火もしましたが。今は公共の場では禁止されてるでしょう。
マッチ
そうだな。昔はよくワシで遊んだろう。
雫石
マッチの頭の薬を削って鉛筆のキャップに詰めて、ロケットやといって火をつけて飛ばしたりしてました。それにマッチ棒はパズルにも使えましたし。
マッチ
そうだなあ。ワシの出番は少なくなる一方だな。
雫石
ここ神戸はマッチ製造が盛んでしたよ。
マッチ
そうだな。実はワシも神戸生まれなんだ。
雫石
神戸の私立高校でときどき甲子園に出る某高校の創立者は、神戸のマッチ屋さんなんですって。
マッチ
しっとるよ。ワシはワシで便利なんだがな。
雫石
そうですね。耳がかゆいとき、ライターではかけませんが、マッチなら耳の中をかけますね。
マッチ
そんなことすると耳を傷つけるぞ。
雫石
はい。
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打てば勝てる
ふうう。勝ったな。打ったら勝てる。そういうこっちゃな。しかし、まあ、なんですね。打てんからいろいろ打順をいじくってきたけど、これでやった結果が出たな。ま、なにはともあれ勝ったから良しとしよ。
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禁忌
フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一訳 東京創元社
さて、困った。こんな本をどう紹介したらいいんだ。つまらんのか面白いのか。読了後、とまどってしまった。いちおうミステリー、法廷劇ということなんだろう。
セバスティアン・フォン・エッシュブルクは独特な色彩感覚の持ち主。名家の御曹司だが、父親が自殺したり、若いころは苦労する。写真を勉強して、長じて写真家として大成する。ここまでが作品の半分。だから、前半だけ読んで読むのをやめた人にとっては、この本はミステリーではなく、1人の芸術家の成長物語となる。
後半になって実質主人公が替わる。若い女性が誘拐される。殺されたか。で、容疑者として裁きの場に立たされたのがエッシェブルク。弁護を担当するのはベテラン弁護士のビーグラー。後半はこのビーグラー弁護士を主役とする法廷劇となる。
裁判は注目される。被告人は高名な写真家。彼はほんとうに殺人を犯したのか。弁護士ビーグラーはエッシュブルグの嫌疑は、違法な取調べによって強要された自白によるものに違いないと、取調べに当たった刑事を証人として法廷に呼ぶ。この裁判の中で、この本の帯にかかれているキャッチコピー「罪とはなんですか?」があきらかになってくる。
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竜とり
「こんちゃー」
「おお、トラコこっち入り」
「上げてもらいまっさ」
「いまなにやってんねん」
「竜さし。やってましたんや」
「竜さしってなんや」
「竜の好物。ナゴド名物セントウダシャヒットちゅうのんがおますやろ」
「イワモトの木の上から、そのセントウダシャヒットをバラバラとまきまっしゃろ」
「ほんで」
「竜がよろこんでセントウダシャヒットをようけ打つけど、点取れへんねん。油断しとこを捕まえまんねん」
「で、どやった」
「あきまへん。こっちはチャンスで凡退や」
「それから」
「竜の遠くから大きな声で竜と呼びまんねん」
「次に竜と小さな声で呼びまんねん。すると竜は、あ、トラは遠ざかってるな、思いまっしゃろ」
「そんで、小さな声で竜というと。ああ、あっち行ったと思いよる。そんでワッと捕まえまんねん」
「で、竜は捕まったんか」
「あきまへん。サヨナラーゆうて逃げよりましたわ」
「おお、トラコこっち入り」
「上げてもらいまっさ」
「いまなにやってんねん」
「竜さし。やってましたんや」
「竜さしってなんや」
「竜の好物。ナゴド名物セントウダシャヒットちゅうのんがおますやろ」
「イワモトの木の上から、そのセントウダシャヒットをバラバラとまきまっしゃろ」
「ほんで」
「竜がよろこんでセントウダシャヒットをようけ打つけど、点取れへんねん。油断しとこを捕まえまんねん」
「で、どやった」
「あきまへん。こっちはチャンスで凡退や」
「それから」
「竜の遠くから大きな声で竜と呼びまんねん」
「次に竜と小さな声で呼びまんねん。すると竜は、あ、トラは遠ざかってるな、思いまっしゃろ」
「そんで、小さな声で竜というと。ああ、あっち行ったと思いよる。そんでワッと捕まえまんねん」
「で、竜は捕まったんか」
「あきまへん。サヨナラーゆうて逃げよりましたわ」
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サヨナラ負け。開幕戦のおかえしをされたぞ
しっかし岩田が投げると、なんで点が入らへんねやろ。きょうかてせっかく梅野が先制のホームランを打ったのに追加点をようとらへん。で、4回に2点取られて逆転されたけど、8回に代打関本のタイムリーで同点。ここでセリーグハーラートップタイの松田。「持ってない」岩田とは逆に「持ってる」松田にまた勝ち星かと思われたが、初めてのイニングまたぎでサヨナラを食らう。松田の神通力もナゴヤの呪いには通じなかったか。開幕戦のおかえしをくろうてしもうたわ。
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やけどをした
お茶を飲もうと思って鉄びんでお湯を沸かしていた。いつまでたっても沸かない。おかしいなと思って鉄びんのフタを取ると、水が入ってない。空だきしていたのだ。こりゃいかん、あわてて水を入れた。ちんちんに熱くなっている鉄に水を接触させたわけ。ブワッと一気に蒸気が吹き上がった。それが小生の右手にかかった。熱い。すぐ水で冷やしたが、火傷をしてしまった。その時は、赤くなっているだけだったが、翌日、人差し指と中指にでっかい水ぶくれができた。痛みはなくなったが、右手の指にでっかい水ぶくれがあるとじゃまになる。
皮膚科に行った。美人の女医さんが針でつついて水を抜いて水ぶくれを小さくしてくれた。そういうわけで右手の人差し指とお中指に包帯を巻いている。パソコンのキーボードが少々打ちにくいのだ。小生は火傷をしたが、愛用の鉄びんは無事だった。不幸中の幸いである。
皮膚科に行った。美人の女医さんが針でつついて水を抜いて水ぶくれを小さくしてくれた。そういうわけで右手の人差し指とお中指に包帯を巻いている。パソコンのキーボードが少々打ちにくいのだ。小生は火傷をしたが、愛用の鉄びんは無事だった。不幸中の幸いである。
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インターステラー
監督 クリストファー・ノーラン
出演 マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・ジャステイン
業界スジ(SFファンダム)の評判がいい映画である。何人かの同病の氏からこの映画の評判を聞いた。これは見なければなりませぬ。
人類は絶滅の危機に瀕している。(こういう設定で、よく地球の危機と表現されるが、あれはおかしい。地球は危機でもなんでもない。少し様子が変るだけ。人類にとっては困ったことでも、そういう環境をよろこんでいる生き物もいるだろう)
主人公クーパーは元NASAの宇宙船飛行士。今は農業。最近、地球は異変が続いている。クーパーの住む地方も砂嵐が激しく、あたりは細かい砂でおおわれる。作物はのきなみ死滅する。クーパーの栽培するトウモロコシも危ない。人類の絶滅は時間の問題。
クーパーは娘マーフとともに不思議な重力の異変を目撃する。妙なサインに導かれていった先は、解散したはずのNASAの秘密基地。クーパーは昔の腕を見込まれ新たな宇宙飛行をやってくれといわれる。
クーパーはマーフの反対を押し切って宇宙へ旅立つ。土星近辺にあるワームホールを通って、太陽系を離れ、銀河を離れ、人類の移住先となる惑星が目的地だ。
う~む。ものすごく真っ当な、直球、ど真ん中、大変に素直なSFであった。あたかも1940年代から1950年代にかけて、ジョン・W・キャンベル・ジュニアが辣腕をふるっていたころ、そのころの「アナログ」「ギャラクシー」「F&SF」といった雑誌に載っていてそうなSFだ。
ワームホールを使った宇宙飛行の説明も、紙の両端に印を付け、紙を曲げて印をくっつけて、こうすれば一瞬で移動できるだろ、というおなじみの説明だし、相対性理論によって人の年の取り方の違いもきっちりビジュアル化してたし、ブラックホールの事象の地平線を越えて、高次元への移動も扱ってた。
小生がSFもんになったころの1960年代のSFマガジンには、こういうSFがよく掲載されていた。なんか、卒業した小学校を久しぶりに訪れたような感慨をいだかせる映画であった。
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