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阪神大震災から19年

ここは神戸市東灘区。ただいま、1月17日午前5時46分。


黙祷。
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とつぜん対談 第61回 走る男との対談

 うう、さむ。寒いです。寒いけど、いいお天気ですね。あ、どうも雫石鉄也です。ここは運動公園です。私は別に運動なんかしませんが、今日の対談相手が、ここで待つようにとの指示です。なんでも一日中走ってる人だそうです。走る人です。マラソンしながら対談しようとのことです。私はマラソンなんてしませんから自転車で来ました。
 あ、来ました。うわっ、まぶしい。太陽の光が反射して、お顔がよく見えません。ああ、とまりません。

雫石
 あ、ちょっと待ってください。お話を。

走る男
 とまらんぞ。いってあるだろ走りながら話そうと。

雫石
 まだ、ごあいさつもしてませんが。

走る男
 あいさつなんかいい。ついて来い。

雫石
 うわああ。えらいスピード。自転車でついて行くのもたいへんだ。待ってください。

走る男
 待たん。俺はとまると死ぬんだ。

雫石
 お名前もまだ聞いてませんが。

走る男
 走る男でいい。

雫石
 では、走る男さん。なぜ走るんですか。

走る男
 聞いてなかったのか。俺はとまると死ぬ。

雫石
 では、ずっと走ってるんですか。

走る男
 そうだ。

雫石
 生まれてからずっと走ってたんですか。

走る男
 そうだ。

雫石
 食事や睡眠は?

走る男
 もの食う時と寝るときだけとまる。

雫石
 それ以外のおきてる時はずっと走ってるんですか。

走る男
 そうだ。

雫石
 疲れないんですか。

走る男
 俺はとまって休憩すると疲れるんだ。

雫石
 走ると元気になるんですか。

走る男
 そうだ。おれは走ってエネルギーをたくわえてるんだ。

雫石
 どこへ向かって走ってるんですか。

走る男
 俺にも判らん。

雫石
 いまは西に向かってますね。ずっと西に走ってるんですか。

走る男
 けさ目覚めたときに西に向いてた、だから西に走ってるんだ。

雫石
 あ、このまま行くと行き止まりですよ。

走る男
 そうか。だったら南か北へ行けばいい。逆戻りしたっていいんだ。

雫石
 ようは、走る方向はどこでもいいんですね。

走る男
 そうだ。

雫石
 ところでとまると死ぬといいましたが、死なないために走ってるんですか。

走る男
 そうだ。

雫石
 仮にとまっても死ななければ、どうします。

走る男
 それでも走る。

雫石
 また最初の質問ですが、なぜ走るんですか。

走る男 
 俺は走る男だからだ。

雫石
 走る以外の人生は考えないんですか。

走る男
 そんなこと聞かれたって、俺は走る人生しか知らんから判らん。

雫石
 走る以外にも人生は楽しいことが色々ありますよ。

走る男
 そうか、だったらあんたがその人生を送ればいい。俺は走るだけでいい。

雫石
 家はあるんですか。ご家族は?

走る男
 俺の家は道路だ。家族はない。

雫石
 そんなんでさみしくないんですか。

走る男
 あんたには家と家族はあるんか。

雫石
 あります。

走る男 
 さみしくないな。

雫石
 もちろん。

走る男
 あんたは走るか。

雫石
 いいえ。

走る男
 走らなくって、さみしくないんか。

雫石
 べつに。

走る男
 あんたには家と家族。俺には走ること。それでいいんじゃないのか。

雫石
 ところで、自転車をいっしょうけんめいこいでも、なかなか追いつけません。お顔が見えませんが。

走る男
 俺には顔なんかない。

雫石
 そんなこといわずに顔みせてください。

走る男
 少しだけスピードを落としてやる。

雫石
 ありがとうございます。ああ、あなたは―。
 
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娘のダンナ

「ちょっと飲ませてくれ」
「おや、黒田さん。娘さんは」
 午後4時。海神は開店前。いつもは9時過ぎに来る黒田が、明るいうちに海神にくるのは初めてだ。娘が家族を連れて里帰りすると楽しみにしていたが。
「娘、来てるよ。いいか」
「どうぞ」
「開店前にすまんな」
「水割りでいいですか」
「うん」
 鏑木は黒田のボトルを棚から出した。ジョニ赤だ。まだ半分ぐらい残っている。
「どうぞ」
 黒田はグラスに唇をつけた。少し口にふくんだだけのようだ。
「お孫さん、かわいいでしょう」
「かわいいね」
 黒田に初孫ができたときは有頂天だった。初孫で女の子だ。初老の男としては、滑稽なほどのうかれようだった。
 一人娘がなかなか嫁に行かない。30近くなってやっと嫁いだら、こんどはなかなか孫が生まれない。やっと初孫が生まれたのは一年半前だった。
「かわいいだろう。女の子は父親に似るというが、この子は母親似だ。目元なんか由紀に似てるだろう」
 海神にまで孫の写真を持ってきて、鏑木に自慢してた。
「そうですね。由紀ちゃんに似てますね」
 あまり似てない。鏑木はそう思ったが、黒木があまりうれしそうなので調子を合わせた。
 そのかわいい孫が来てるのに、なぜ黒木はこんな時間に飲みにきたのだろう。
 水割りをひと口飲んだ。なんだか一杯の水割りを、できるだけ時間をかけて飲んでいるようだ。どうも海神でなんとか時間をつぶそうとしているようだ。
「やっぱり血のつながりだな」
 グラスの縁に唇だけつけながらポツといった。
「もちろんダンナは娘が気に入って一緒になった男だから、おれもかわいいよ。でもしょせんは義理だ。血がつながってないな」
「どうしたんです。なんか気まずいことでも」
「いや。ダンナもお義父さん、お義父さんといっておれに気をつかってくれるよ」
「じゃ、いいじゃないですか」
 グラスをあけた。
「おかわりくれ」
 うつむき加減に飲んでいた黒木が顔を上げた。
「女房は今いないんだ。姉が入院したんで、甥や姪の面倒を見に静岡に行ってるんだ」
「じゃ、今、お宅には由紀ちゃん夫婦とお孫さんが」
「いや、由紀は夕食の用意に買い物に出かけた」
「ダンナさんと男どおしで酒でも酌み交わせばいいじゃないですか」
「うん、おれもそう思ってオールドパーを買っておいたんだ」
「はりこみましたね」
「最初は、孫の話や、ダンナの仕事の話をしながらちびちびやってたんだ。ところがだんだん話題がなくなってきて、お互いだまってしまって」
「テレビでも見てればいいじゃないですか」
「あまり面白そうなのがなかった」
 黒木はタバコに火をつけた。
「気まずくなってね。タバコを買ってくるといって出てきたんだ」
 カラン。入り口のカウベルがなった。
「お義父さん。ここに違いないと由紀がいってましたので」
 黒木の初孫は母親より父親似だと鏑木は思った。
「由紀が帰ってきたか。買い物にしては時間がかかったな」
「医者にも寄ってたんです」
「どうした。元気そうだったじゃないか」
「産婦人科に診てもらいました」
「え」
「二人目ができました」
「鏑木さん、水割りもう一杯作って」
 ダンナの前にグラスを置いた。
「おめでとう。貴之くん」
 二人はグラスを合わせた。
「鏑木さん。おれも孫が二人だ。いっちょう前のじいさんだな」
「おめでとうございます」
 それから二人は、実の親子のように海神で時を過ごした。  
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読書の効用

 小生はわがままでイラチだ。だから待つことが大嫌い。なにもせずにボーと時間をつぶすことができない。さすがに歳を取って、これではいかんと自制するようになった。昔はずいぶんイライラしたものだ。それが自分自身を傷つけた。持病の胃潰瘍を発症して胃から出血、何度か入院した。
 胃潰瘍にこりたのでイライラはしなくなったが、ボーとできないのはあいかわらずだ。日常生活を送っていて、ちょっとした空き時間は必ずできる。駅で電車を待っている時間、電車に乗っている時、医者の待合、横断歩道の赤信号、スーパーのレジなどなど。
 小生は読書という習慣を持っている。外出する時は必ず本を持って出る。この読書という習慣は実にありがたい。小生の大嫌いな待ち時間が、大好きな読書の時間に変わるのだから。電車を待つのも、医院で診察を待つのも苦にならない。小生は左足の関節を痛めていて、定期的に整形外科にかかっているのだが、そこのクリニックは繁盛していて、1時間や2時間は平気で待たされる。本なしでこんなに待たされたたら、がまんできずに治療を受けずに帰るだろう。本を読んでいれば、面白い本なら、呼ばれるのを先に延ばして欲しいほど。
 電車や医者の待ち時間は本を読んでいればいいが、読書もできない空き時間がある。横断歩道の信号待ち、スーパーのレジなど。まさか信号待ちやレジ待ちで小生は本は読まない。知人で歩きながら読書するご仁がいる。歩きスマホならぬ歩き読書だ。結婚披露宴に招かれて、花嫁のお色直しの間にも本を読んでいる人もいた。小生はそれほど重症の活字中毒ではない。では小生はどうしているのか。ブログのネタやショートショートのアイデアを考えているのだ。これだったら自由自在。本が読めない退屈な時間も有効活用できる。社長の年頭の訓示、式やパーティの来賓のお言葉、結婚披露宴の仲人のあいさつ、葬式の坊主の読経。さすがにそんな時間には本は読めない。しかし退屈である。でも、頭の中まで人に見られないから、何を考えていても判らないのだ。
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ノックス・マシン


 法月綸太郎     角川書店

 クラシックな本格謎解きミステリーを素材にして、本格ハードSFの調味料で持って料理した4皿の料理。
まず一皿目「ノックス・マシン」イギリスの探偵小説作家ロナルド・ノックスが書いた探偵小説のルール。「ノックスの十戒」その第5項に「探偵小説には中国人を登場させてはいけない」とある。なんとも不可解。探偵小説を研究する上海大学の数理文学解析学者のユアン博士は国家科学技術局から呼び出しを受ける。科学技術局長官の依頼を受けた博士は、「ノックスの十戒」第5項の真の意味を知る。
「引き立て役倶楽部の陰謀」ワトソンを会長とする、名探偵の相棒ばかりの倶楽部。その倶楽部にとってどうしても許せない作家がいる。
「バベルの牢獄」私(たち)は、異星人によってどこやらわけの判らん牢獄に囚われている。で、私(たち)はもう一人いる。鏡に映った鏡像の私。はたして脱獄できるか。
「論理蒸発-ノックス・マシン2」書物はすべて電子化された。情報は超巨大企業ゴルプレックス社が管理している。この会社で原典管理を担当している、ノーベル賞学者の娘プラティバは社のCIO(最高情報責任者)から呼び出しを受ける。テキストが炎上している。CIOから対策を命じられたプラティバは隠者となった上海大学のユアン博士に協力を頼む。
 本格探偵小説と本格ハードSFの融合というのが売りらしいが、どうも中途半端な印象を受けた。小生は探偵小説マニアではないが、SFマニアはこの本の著者が三つのころからやっている。ハードSFっぽい量子力学的ギミックを使って本格探偵小説をネタに、法月独特の奇想小説を創作したのは評価できるが、SFマニアの目で見ると、あくまでギミックにしか見えない。昭和時代のプロレスでは、「ミイラ男」だとか「吸血鬼」とか「鉄の爪」とか「原爆頭突き」とかいうギミックで人気を呼んだレスラーがいたが、彼らは、本物のミイラではなく、また吸血鬼でもない、エリックの爪は鉄ではないし大木の頭は原爆ではない。これはあくまでギミックである。
 本格と本格を融合させてもギミックにしかならなかった。本格探偵小説を読みたければクリスティかクイーンを読めばいい。本格ハードSFが読みたければクラークかイーガンを読めばいい。
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駅 STATION


監督 降旗康男
出演 高倉健 倍賞千恵子 いしだあゆみ 烏丸せつ子 

 監督降旗康男、主演高倉健、脚本倉本聡、撮影木村大作。この面子を見れば名作の香りが匂いたつと思う。小生もそれを期待して観た。その期待は大きく外れた。名作どころか失敗作であった。映し出される映像は確かに美しかった。北海道の風景はきれいだった。しかし、シナリオが決定的にダメ。なんとも散漫な映画となってしまった。高倉健のファンで「不器用ですから」の健さんを楽しみたいムキにはけっこうな映画であろう。
 オムニバス形式の映画といっていい。直子、すず子、桐子と女性の名前のサブタイトルがつけられている。
 主人公は高倉演じる刑事三上。三上は射撃の名手でオリンピック選手。選手引退後は警察の狙撃班に属し、射撃の教官もやっている。直子は三上の別れた妻。映画の冒頭は、駅での三上と妻の別れのシーン。このシーンのいしだはうまかった。なぜ別れたのかはよく判らない。どうも三上のオリンピック出場と関係がありそうな。
 すず子は連続強姦殺人容疑者の妹。容疑者逮捕のため警察にマークされている。すず子は少々知恵遅れぎみの食堂の娘。暴走族の男の彼氏がいる。
 桐子は居酒屋をやっている。駅にたびたびやって来る。どうもだれかを待っているようだ。店に飲みに来た三上と割りない仲となる。男と女としてひかれあう。
 と、まあ、なんとも盛りだくさん。さらに、この間、三上の妹の結婚があったり、銀行立てこもり事件があって、犯人二人を三上がダーティーハリーばりに射殺。暴走族との乱闘があったり。先輩や同僚が殉職したり。欲張って盛り込みすぎ。
 2時間を越す映画だが、もっと整理して短くすれば良い映画となっただろう。だいたいが、三上をオリンピック選手として描くのか、警察官として描くのかどっちかに焦点を絞った方がいい。
やはりスポーツ映画にしないのなら警察官三上に絞って描いた方がいいだろう。だから、東京オリンピックのマラソンで銅メダルを取った後自殺した円谷幸吉の遺書を延々と紹介する必要はない。すず子のくだりも削除。それに三上がなぜ犯人であるすず子の兄に思い入れがあるのか不明。死刑執行されるまで文通していて、彼が刑死後に墓参りまでしている。ダーティーハリーごっこぐらいはしてもいいだろう。
 倍賞演じる桐子とのドラマだけに絞ったシナリオにした方が良かった。しかし倍賞千恵子うまいなあ。「男はつらいよ」のさくらさんを見慣れた目で見れば、倍賞さんって、こんなに色っぽくていい女だったのかと、改めて認識したしだい。
 居酒屋のカウンターの向こうに倍賞さん、こっちに健さん。イカといもの煮たのを肴にコップ酒を酌み交わしている。テレビからは八代亜紀の「舟唄」が聞こえる。名優二人。BGMは名曲。寒い北海道は増毛の居酒屋。このシーンはいい。2時間も失敗映画につき合うことはない。このシーンだけ観ればいい。
 
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冬のお弁当


 お昼はお弁当をしつらえました。別にどっかに出かける予定はないんですが、おうちでお弁当もいいもんです。
 左下のご飯はにんじんご飯です。ご飯を昆布だしに塩、お酒で味付けして、細かく切ったにんじん入れて炊き込みました。具はにんじん以外なんにも入れてません。にんじんが甘くておいしいです。その横は野沢菜の漬物です。これは市販品です。お正月にだれぞ来たら、京の茶漬けでもだしてやろうと思って買っておいたものです。ウソ、ほんとは山海の珍味を取り揃えた豪華なおせちを用意してました。これもウソ。ほんまはどっち。
 ま、冗談はさておいて、にんじんご飯の上はさつまいものきんぴらです。さつまいもを皮付きのまま、小さめの拍子木切りにします。これをフライパンで炒めます。出汁、薄口醤油、味醂で味付けします。炒めすぎにご用心。少し歯ごたえが残るほうがおいしいです。
 右はチューリップの空揚げです。チューリップの空揚げというと、どうしても油っこくて、むねやけがします。チューリップは鶏手羽先の肉を骨の先で丸めたものです。鶏肉売り場でご覧になるとお判りになりますが、ちょうど肉を裏返した状態です。ですから、皮が中に巻き込まれています。鶏の皮は油が多いです。その皮を中に抱きこんだまま油で揚げるから、チューリップの空揚は油っこいのです。
 この欠点を解消したチューリップの空揚げを揚げました。手羽先の先っちょを切って、2本の骨のうち細い方の骨を外し、肉を骨の先にたくらませるのは同じです。このまま丸めると皮が中になります。たくらませた肉を、ひっぱって元に戻します。これをそのまま骨の先にたくしこんでやります。ちょうどバンザイしている女の子のスカートを全部上にめくり上げ、パンツが丸見えの状態にします。この状態ではスカートの裏が見えてます。このまま丸めるとスカートの表、つまり鶏肉でいえば皮が丸め込まれます。
 バンザイしている女の子のスカートを元に戻します。スカートの表、鶏肉の皮が見えます。今度はスカートをそのまま女の子の胸元までたくしこんで、ブルマのようにします。するとスカートの表、肉の皮は外側です。
 こうして作ったチューリップを揚げます。皮目が外側だから、油を含まず、さっぱりとおいしいチューリップの空揚げができます。非常に手間ですが、手間をかけただけのことはあります。
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いかめし


 イカめしである。イカやタコといった軟体動物は、中途半端に加熱すると硬くなる。さっと加熱するか、長時間じっくりと加熱すれば軟らかく食べられる。この料理は長時間煮る料理である。
 洗ったもち米を、内臓を取って処理したイカの胴に詰め込む。イカの足は刻んで米といっしょに入れればいい。もち米は煮ると膨れるので、米をピチピチに入れないで、少し余裕をもって入れよう。
 これを煮るわけだ。煮ながら調味料を入れて味をつけていくのだが、調味料を入れる順番がある。最初に砂糖、そして味醂、酒といった甘みをつける調味料を入れ、しばし煮てから、醤油、塩といった塩分の調味料を入れる。素材に先に塩分がつくと、味がしみにくくなる。まず甘みをつけて、それから塩気をつけるわけ。
 最低1時間は煮込みたい。汁気が少なくなるから、様子をみながら水を足せばいい。水を足せば味が薄くなるが、あわてて調味料を加えてはいけない。水分が減ると味がまた濃くなる。そのへんは味見をしながら調整しよう。
 煮えたら皿に盛る。お好みで煮汁に片栗粉でとろみをつけてたれを作って、かけて食べてもおいしい。
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えべっさんにお参り


 きょうは1月10日です。ことしもえべっさんに行ってきました。ぼくは西宮の生まれですから、毎年、えべっさんへのお参りは欠かせません。ことしもえべっさんにいろいろお願いしました。

年金満額 収入倍増 金運上昇 富籤当選 銀河征服 阪神健闘 鳥谷笑顔 能見能面 尿酸下向 狂喜乱舞 花鳥風月 空想科学 有為転変 満腹飽食 美酒佳肴 名人上手 巨人内紛 日韓会談 基地撤廃 日中友好 世界平和 政権交代 美味満喫 面白小説 筆先自在 人類謙虚 散歩漫遊 日米同格

 さてさて、いくつ叶えていただけるでしょう。  
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2013年に読んだ本ベスト5

 小生は本をネットであんまり買わない。極力、書店で買うようにしている。確かにネット通販は便利だ。自宅まで届けてくれる。たいていの本が入手可能。    
本を手に入れる。これは、われわれ本好きにとって、一番楽しいできごとだ。だから、新しい本を手にする。その時を楽しみたいから、書店で本を買う。
書店。本好きにとって心がウキウキする場所だ。こんな楽しい場所に行く機会はできるだけ多くしたい。その書店がだんだん減ってきている。小生の近くの街の本屋さんは全滅した。昨年は神戸の代表的な書店海文堂が閉店した。さんちかの福家書店も閉店した。あとにジュンク堂が入った。ジュンク堂も良い書店だが、ジュンク堂ばかりになるのはいかがなものか。
さて、昨年2013年のベスト5だが、次の通り。

1位 ソロモンの偽証 宮部みゆき 新潮社
4700枚一気読みした。中学生が自殺した。本当に自殺か?中学生たちが学校内で裁判をやる。人物描写の名人宮部がリミッターを外して人物を描く。

2位 機龍警察 自爆条項 月村了衛 早川書房
 シリーズ2作目。1作目は龍機兵フィアボルグを駆る姿俊之警部だったが、この2作目はバンシー騎乗のライザ・ラードナー警部が主人公。北アイルランド出身の彼女がなぜ日本の警視庁の契約警官になったのか。3作目機龍警察 暗黒市場も傑作。第4作目 機龍警察 未亡旅団、近日発刊。読まねば。

3位 定吉七番の復活 東郷隆 講談社
 20年ぶりにあいつと再会でけるとは思わなんだ。定吉セブンの新作が読める。それだけで感謝感激あめあられ、狂喜驚愕、歓喜雀躍、破顔一笑、喜色満面。

4位 宵山万華鏡 森見登美彦 集英社
 森見の妄想京都ワールド炸裂。いつまでたっても祇園祭宵山、どこまで行っても祇園祭宵山。赤い浴衣の女の子たちは何者?

5位 時の地図 フェリクス・J・パルマ 宮崎真紀訳 早川書房
 19世紀にタイムマシンは実在した。ロンドンでは時間旅行が大人気。このお話で狂言回しを務めるのは、もちろんあのお方。続編「宙の地図」もお勧め。

 こうして見ると本格SFがない。それに海外作品は「時の地図」だけ。今年は海外のSFをもっと読もう。

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2013年に観た映画ベスト5

 小生、映画はDVDで自宅で観ることがほとんどだ。映画館で映画を観るのは賭けである。近くにマナーが悪いヤツがいれば、せっかく安からぬお金を乏しい小遣いから割いて観に来ているのに、ブチ壊しになってしまう。過去に何度かイヤな目にあった。それでも、どうしても映画館の大きなスクリーンで観たい映画もある。昨年は何度か映画館に足を運んだ。
小生が行く映画館は、JR三ノ宮駅前のミント神戸9階のOSシネマズミント。ここは高い所の映画館だから眺めがいい。下りのエレベーターを待っているとき、六甲山がきれいに見える。実はこの写真はそこから撮ったもの。今年の1位と3位はこの映画館で観た。期せずして両方とも3Dで観た。では、2013年に観た映画のベスト5を記す。

1位 ゼロ・グラビティ
 圧倒的な映像力にうちのめされた。ストーリーもシンプルだが観客を飽きさせない。ほとんど、主演女優のサンドラ・ブロックの一人芝居だが主演女優賞モノ。

2位 二十四の瞳
 156分の長尺モノの映画であるが、長さを感じさせない。この長い映画に通底する感情は「怒り」だ。静かな怒りが底に流れる。必見の名画。

3位 パシフィック・リム
 怪獣が好きか。巨大ロボットアニメが好きか。双方とも、あるいはどちらかでもYESならこの映画を観るべし。かっての東宝特撮怪獣映画で育ったムキはぜひ観るべし。

4位 県警対組織暴力 菅原文太が異様なハイテンションで突っ走る。菅原の悪徳暴力デカと川谷拓三のチンピラヤクザの取調室のシーンは必見。粗野で乱暴で滑稽で哀しい傑作。

5位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!モーレツオトナ帝国の逆襲
 「20世紀博」なるイベントが開催される。20世紀。昭和の時代。ノスタルジーに駆られた大人たちが夢中になる。でも、しんちゃんが叫ぶ「21世紀はオラたちが作るんだ。ずるい」20世紀を総括する傑作アニメ。

 次点として、次の2作を記する。
 勇気ある追跡 老境のジョン・ウェインがいい。
 ペーパームーン しっかり者の女の子とお人よしの詐欺師のロードムービー。
 
 

 


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七草がゆ


 1月7日ですから朝食は七草がゆをいただきました。おかいさんはお腹にやさしいですから、お正月にごちそうを食べすぎた人にはおすすめです。
 まず、お米ですが、ご飯を炊くときのように、研ぐ必要はありません。さっと洗う程度でいいです。
あ、これはあくまで私のおかいさんの炊き方です。この通りやらなければいけないという決まりではありません。お料理に正解はありません。甘いのが好きな人、辛いのが好きな人、濃い味、薄い味、食べ物の好みは千差万別。食べる人にとって一番おいしい料理法が正解なのです。
 土鍋に水とお米を入れ、弱火で炊きます。アクのようなモノが浮きますがそのままにしておきましょう。途中でかき混ぜたくなる誘惑にかられますが、ぐっとがまんしましょう。かき混ぜると必要以上にねばりがでます。ふつふつと泉が湧き出るがごとき火加減で炊いていきます。
できあがりの判断は、お好みしだいです。硬め、軟らかめ、味見をして判断しましょう。適当な所で塩で味付けをします。塩で味付け。これは料理の基礎の基礎ではないでしょうか。日本古来の調味料で、麹を使った発酵食品でないのは塩だけです。他の調味料、お酒、味醂、醤油、味噌、みんな麹を使った発酵食品です。塩の使い方が料理の基本なんですね。
 味が決まったら、春の七草を刻んで入れます。ささ、いただきましょう。今年一年健康で暮らせますように。
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こんなお休みでした

 今日は1月7日です。出勤二日目です。風邪もひかず、元気です。お休みの間は、3日に新年会で飲んだお酒の量が、9日間のお休みで一番多かったです。それ以外の日は、1合と少しを1日とばしで飲んでました。実は昨年秋の健康診断で尿酸値8という結果が出ました。いつ痛風になってもおかしくないと脅かされました。干し魚はプリン体が多いので、お正月の間に食べたゴマメは三匹です。
 酒量を減らしてますので、そのぶん、ちょっと上等のお酒を飲みました。私がいつも愛飲してるのは、桜正宗をメインに呉春道灌ですが、正月用に天狗舞の山廃仕込を買って、飲んでおりました。もちろん酒器は家宝の藤原雄の備前の徳利とお猪口です。
 起床午前4時就寝午後11時という生活のペースは休み中も守りました。毎日1時間の散歩も欠かしませんでした。規則正しい生活を送れた休暇だったのではないかと自分では思っています。
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ダーティーハリー


監督 ドン・シーゲル
出演 クリント・イーストウッド、アンディ・ロビンソン

 スティーブ・マックィーン「ブリット」ジーン・ハックマン「フレンチコネクション」などとともに、アメリカ映画の乱暴な刑事さん映画の代表的な作品である。
 まあ、確かにずいぶん間抜けな警察であり犯人だ。逮捕の機会をたびたび逃す。必死で犯人をマークしているのはハリーだけ。犯人は間抜けな警察に助けられてはいるが、ケガしてそのへんの医者にかかるとは、なんたる間抜け。と、まあ、そんなことが気になる人は刑事コロンボでも観ればよろしい。
 この映画は刑事ドラマではない。刑事アクションドラマである。だから、まず派手なアクションを観て楽しむ。そしてイーストウッド演じるハリー・キャラハンなる型破りな刑事の造形を観て楽しむ映画である。コロンボのように犯人との虚虚実実の知恵比べを楽しむ映画では決してない。
 それまで私たち日本人が知っている映像の中の刑事さん「七人の刑事」とか「部長刑事」とかに出てくる、靴底をすり減らして地道な捜査をする地味な刑事さんを見慣れた目で見れば、ハリー・キャラハンの登場は度肝を抜かれるものだった。熊や鹿を撃つ狩猟用の巨大な拳銃を街中でぶっぱなし、容疑者をどつきまわし、怪我した足を踏んづけてグリグリ。映画の刑事さんでこんなの初めて。非常に新鮮な印象だったろう。
 ハリーが使う拳銃。S&W M29。44マグナム弾を発射する。映画の中のスコーピオンのセリフじゃないが「おや、でかいハジキだな」元来狩猟用の拳銃で人を撃つ銃ではない。そんな拳銃をハリー・キャラハンに持たせた。これは優れた演出だった。小道具でキャラを際立たせる好例だろう。長身のイーストウッドに良く似合ってた。
 この映画が当たって、猫杓でいろんなメディアに出てくるキャラにS&W M29を持たせるようになった。ぱっと思いつくのは「大都会」だか「西部警察」だか忘れたが、寺尾聡にM29を持たせていた。あまり似合っていなかった。あれは193センチのクリント・イーストウッドが持つから似合うのであって、寺尾も小柄ではないがイーストウッドより小さい。でかい拳銃はでかい男が似合うのである。
 こういう映画で大切なのは悪役でる。その点、ロビンソン演じるスコーピオンは実に結構な悪役だった。偏執狂的でねちっこい殺人狂であった。見事な憎まれ役悪役であった。
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さつま揚げ


 関東煮のネタの定番、さつま揚げです。関西では平天ともいいます。ごぼうが中に入っているのはゴボ天です。とってもおいしいです。関東煮には欠かせません。いつもはお店で買ってくるのですが、たまにはサツマ揚げを手作りしてみましょう。
 さて、材料ですが今回は魚だけにします。さきほどもいいましたが、ごぼうを入れてもおいしいです。また、タコやイカをきざんだのや、にんじん、玉ねぎ、青豆などの野菜を入れてもいいですね。
 でも、今回はシンプルにお魚だけにします。アジ、イワシといった背の青い魚でもいいですが、今回は冬ということでタラを使いました。
 タラをフードプロセッサにかけてミンチにします。はんぺんも入れましょう。別に入れなくてもいいですが、入れるとふっくらとします。
 はんぺん入りタラのミンチをすり鉢にいれてゴリゴリします。塩、酒、卵白、片栗粉を入れて味付けします。もしお魚がイワシやアジなら、卵黄と味噌を入れるといいでしょう。
 これを平たく成形して、中温の油で揚げます。関東煮のネタにしてもいいですが、せっかくですから出来立てアツアツを食べましょう。しょうが醤油をちょっとつけていただきます。焼酎が欲しくなりますね。

 星群の会ホームページ連載の「SFマガジン思い出帳」が更新されました。どうぞご覧になってください。
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