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京都SFフェスティバル2018 極私的レポート


 毎年の秋の吉例。京都SFフェスティバルに行って来た。最近の日本SF大会は関西での開催はない。関西のSFイベントはこの京フェスだけになった。
 朝のうちだけ会社で仕事。10時半ごろ、いつもの京都教育文化センターに到着。何人かの友人知人はもう来ている。例によって「やあやあ。久しぶり」をやる。
 午前中最初の企画は「電子書籍で何ができるか」出演、西崎憲氏、藤井大洋氏、大前粟生氏。
 小生(雫石)は持ってないが、最近、電子書籍で本を読む人が増えている。小生は紙の本が大好き。オートマチック車大嫌い、スマホいらん、ほんとは糸電話でもええけど糸のつながらんとことは電話できんのでしかたなくガラケー持ってる。こういう小生だから電子書籍で本を読むということはなさそうだが、時流の流れに抗しきれないかも知れん。
 その電子書籍にも功罪はある。だれでも簡単に本を出版できるようになった。紙の本の積ん読は目に見えるから、そのうち読むかもしれないが、電子書籍の積ん読は見えないから、まず絶対といっていいほど読まない。
 電子書籍はは今は過渡期。現状は紙の本ありきで、紙の本を電子にしただけ。だから電子書籍での読書を「ガラスの下の読書」というそうな。紙の本をガラスを通して読んでいるだけということだろう。
 これで午前の部は終わり。昼食はいつものレストラン十両。会場の京都教育文化センターは京大病院の正門の前という場所にあるが、このあたりは、われわれ貧乏人が昼食を食べる適当な店がない。いつも京フェスの時はここで昼食を食べる。
 さて、昼休みも終わり、午後の部の最初は「とび×とり対談」出演は酉島伝法氏と飛浩隆氏。日本SF会で極めて個性的は輝きを放つお二方の対談。独特の言語感覚で「皆勤の徒」で衝撃のデビューをした酉島氏と、久しぶりの大作「零號琴」が刊行直前の飛氏。いわば日本SF界の旬お二人の対談である。このお二人に共通すること読者は鶴首して待っているのに、なかなか本がでないこと。同類の山尾悠子さんが今年は2冊も出した。刺激を受けておられる様子。楽しみである。対談は飛氏が酉島氏に聞きだすという形で行われた。主に話題になったのは酉島作品独特の造語。どうして、あの奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外な造語ができるのか。酉島氏、飛氏の問いかけに応えているものの具体的は返答はむつかしい。アレはやはり酉島伝法氏ならではのモノで余人にマネができるものではない。
 その酉島伝法氏の執筆場所は川。川のほとりに腰かけて膝の上にパソコンを置いて執筆するとのこと。これが一番集中できるとのこと。
 最後のプログラムは「作家・小川一水の描いた軌跡」出演、小川一水氏、塩沢快浩氏、前島賢氏。
 小川氏の長大な大長編「天冥の標」最終巻第10作目がいよいよ今年中に刊行の予定。それを記念/祈念しての企画。前島氏が司会。作家と編集者という立場で小川氏と塩沢氏が話す。主たる話題はもちろん、「天冥の標」のこと。読んでいる人?との問いかけに会場のほとんどの人が手を上げた。小生も8巻目までは読んでいる。9巻目も近日中の読むつもり。だったら少しぐらいネタばれになってもいいかなと、小川、塩沢両氏が、1巻目から順に言及していく。
 と、いうわけで今年の京フェスも無事終了。このイベント、年々参加者が増えている。今年は立ち見が。京フェス、この京都教育文化センターの会議室では、もう無理ではないか。来年からは、かって星群祭で使っていた京大会館でやったらどうか。
 さて、合宿に参加しない小生たち3人、タクシーで河原町まで移動。メシを食う適当な居酒屋を探すが適当な居酒屋がない。新京極あたりをウロウロ。結局、ハラもへったししんどくなってきた。目の前にあったサイゼリアに入る。女子供のはいるような店におっさん3人。場違いではあるが無事ビールとメシにありつく。ピザを食ったが小生のピザの方がうまい。
 なにはともあれ、毎年、あのようなけっこうなSFイベントを開催してくれる京都大学SF研究会の諸君には頭が下がる。まことにご苦労さまでした。来年も楽しみにしているぞ。
 
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