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ホット・ファズ


監督 エドガー・ライト
出演 サイモン・ペグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベンド

 いやあ、なかなかの映画であった。怪作、珍作、佳作、奇作、そして傑作といってもいいかも知れない。そしてたいへんに欲張りな映画である。
 警察もん、いやいや、コメディ、笑えるぞ、ホラー、なんのなんの、スプラッター、もっともっと、サスペンス、それもある、カーチェイス、もちろんある。銃撃戦、たっぷり。ま、ようするになんでもありの映画なのだ。それでいてとっ散らかった印象を受けなかった。シナリオがうまいのだろう。
 ニコラス・エンジェル巡査部長は警察学校を首席で卒業。首都ロンドンの警察署に配属される。ドライビングテクニック、射撃、格闘技は抜群。頭脳明晰、職務に忠実、犯罪検挙率は№1。コロンボの頭脳にダーティハリーの実技体力をあわせ持ち、なおかつ法令遵守。理想的な警官。みんなの鏡となるべき警官である。
 そのエンジェル巡査部長(こんなに有能なのになぜ巡査部長なのか?イギリスの警察の階級は知らないが)、とつぜんサンドフォードなる田舎の町に左遷される。もちろんエンジェルは納得しない。「仲間はみんなは私をひきとめる」ところが仲間は「いってらっしゃい」と、こころよくエンジェルを送り出す。
 なぜ警官の鏡の彼が左遷。それは観れば判る。ガチガチの石頭。融通がきかない。ちょっとの違法でも即検挙。うっとうしいのだエンジェルは。
 このサンドフォードの町。とてもいい町とされている。イギリスの田舎町№1との称号を持っていて町民もそれを誇りに思っている。
 この町、たしかに平和な町だが、なぜか事故が多い。それも死人が出る事故が続発する。エンジェル巡査部長、これは果たして「事故」なのか疑いを持つ。署長の息子の肥満体の警官ダニーを相棒に調べる。
 冒頭でいったように、警察ドラマ、コメディ、ホラー、血みどろスプラッター、謎が謎を呼ぶサスペンス、そしてラストはサム・ペキンパーもかくやと思わせる一大銃撃戦。いろんな顔を見せながら映画はすすむ。観客のひとつ斜め上を行く展開をみせながら。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
まとも (濠門長恭)
2018-08-06 21:00:11
ほほう。ちゃんとトリガーから指を放してますね。ニチホンヒトは、こういった細部を見落としがちです。
鞘に入れて腰に提げるか抜き身を握って大道を闊歩するかの違いに匹敵するんですよ。
最近、時代考証とかにナーバスな濠門長恭クンでありました。
如何なる意味においても、江戸時代に親子丼を出してはペケです。明治時代の創作料理です。詳細は、URLからどうぞ。
 
 
 
濠門長恭さん (雫石鉄也)
2018-08-07 04:21:28
なるほど。よく見るとそうですね。気がつきませんでした。そういうところまで気をつけて造った映画だということでしょう。
この映画よくできた面白い映画です。おすすめ。
 
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