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スペアリブと大根の中華煮込み


 冬の野菜の代表といえば大根だろう。大根は結構な野菜である。いかようにも料理できる。自分自身もおいしいが、大根が真価を発揮するのは、良き相棒と出会った時だ。相棒の旨味を大根が吸収して、いやがおうにもおいしくなる。定番はブリと会わせたブリ大根だ。出会いものである。海のブリと陸の大根が鍋の中で出会うのである。ブリの旨味をたっぷり吸った大根は冬のごちそうだ。ブリ以外にも、牛スジ、鶏手羽などと共演させても大根は良い演技をしてくれる。大根役者などというが、大根は冬の野菜の名優だ。この冬の名優大根の今日の相手は豚のスペアリブに務めてもらった。
 スペアリブは炒めて表面に軽く焦げ目をつける。大根を切る。別に下ゆでは不要だろう。鍋にスペアリブ、大根、長ネギ、しょうが、にんにく、八角、水を入れて煮る。最初は何も調味料は入れないで水だけで煮る。スープである必要もない。
 15分ほど煮れば砂糖、紹興酒といった甘みのある調味料をいれる。さらに30分たったら醤油、塩で味付け。ここで味見。薄いなと思えば、スープの素を入れるのもいいだろう。五香粉で香りをつける。火を止める。そのまま半日ほど置いておく。味が染みておいしくなる。
 軟らかく煮えた大根がスぺアリブの旨味を吸ってまたまた名演技。もちろんスペアリブも上手い/旨い。
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