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男と男性。女と女性

 マスコミで使う言葉の使い方だが、どういう理由で、その使い方になったのか判らない言葉がある。そのうちのひとつに、男と男性、女と女性の使い分けがある。
「凸山凹子さん(51)は、後ろからついて来た男に、カッターのような物でスカートを切られ」
「○田△子さん(21)を救助した男性は、名前も告げずに現場を立ち去った」
「男」は悪いことをした人物。「男性」は良いことをした人物、という具合に使い分けている。なぜ、こうなったのだろう。これが逆ではおかしいのか。例えば。
「凸田凹蔵さん(56)の尻を、触った女性は逃亡し」
「途方にくれている×川○男さん(22)を、受験会場まで案内した女は」
 と、こう書くと、中年男の尻を触った痴女がいい人で、受験会場が判らず困っている浪人を助けた婦人は悪い人に聞こえないか。
 性がつくのと、つかないのでは、なぜこう違うのだろう。
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