コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
Unknown (りんさん)
2016-09-23 22:31:33
セリフだけのストーリーは珍しいですね。
こうやって、ひとりづつ海神を去っていくんですね。
なんだか寂しいです。
30年も通い続ける店があるなんて、羨ましいですね。
 
 
 
簡潔なのが良いのです (アブダビ)
2016-09-23 23:48:52
リクエストにお応え頂いて有り難うございます。定年で去る客。見送るマスター。
淡々としているのがハードボイルドで良い。
30代で越してきた時から通う近くの商店街が、一昨年あたりから少しづつ閉店してゆきます。再開発が始まるので、知権を売って引退する経営者が多いのです。
女性ですが20年来の古書店経営者が、過日に来店した時に、店をたたむと申されました。
彼女が癌に蝕まれているのは知ってました。積極的な癌治療はしないと決めた方で、そのせいか鍼灸師の私と気が合いました。
「そんなに悪いのか?」
「骨に転移してから、もう本を持ち上げるの辛くてね、それに読み残した本をゆっくり読む時間も欲しいのよ、それができる間にね…」
たぶん、もう店主と娑婆て会う機会はないでしょう。店が畳んだら。
その月末に閉店の日に花束を渡しに寄ると、通ってくれた記念に…と一冊を渡されました。
革装丁の聖書。
「これには全ての罪悪が書かれているからね、ミステリばかりじゃなく、たまには読み返しなさい」
店は別人のオーナーが別な古書店として再出発してます。そのオーナーから最近、店主が亡くなられたと聞きました。

本作品は、あの日の事を思い出しました。
管理人さん、有り難う。
 
 
 
りんさんさん (雫石鉄也)
2016-09-24 08:42:42
たまには、少し毛色の違う書き方を試してみようと思って、こんなん書いてみました。
そうですね。海神の常連が去っていくのはさみしいですね。でも、新しい常連もたまには増やしてみようかなと思ってます。
 
 
 
アブダビさん (雫石鉄也)
2016-09-24 08:46:33
いえいえ。こちらこそ、たいへんに悲しいですが、いいお話を聞かせていただいて、ありがとうございます。
 
 
 
酒場って (アブダビ)
2016-09-25 01:06:11
バーを舞台にした短編小説て割合に名作が多いのでは?
ヘミングウエィに酒場に二人組が乗り込んで来て、牛耳ってしまう。指紋を残さずにグローブでサンドイッチを食う。だんだんと殺し屋コンビが八百長拒否したボクサーを殺しに来たらしい…と解ってきてバーは沈黙が…みたいの。
アーウィン・ショーには、酒場で黙ったままラジオを聞く客がいて、だんだんと彼が自分の妻を殺害した男の死刑執行のNewSを待っている…と解ってくる話とか。
名作だけど暗くて陰鬱なんだよなぁ。
その点、海神は悲しい話でも、どこかふっ切れた爽やかさがあるから好きだ。
 
 
 
もしよい話と思えるなら… (アブダビ)
2016-09-25 02:24:41
管理人さんのネタや肥やしにしてくれません?
敬虔なクリスチャンだけど、SFを店に並べてくれていた店主はきっと喜ぶと思います。
 
 
 
アブダビさん (雫石鉄也)
2016-09-25 04:50:07
そうですね。酒場を舞台の短編にはいいのがたくさんありますね。
たしか、古谷三敏の漫画にもありましたね。
はい、この古本屋さんの話、いつか海神のネタに使わせてもらいます。
 
 
 
お願いします (はる)
2016-09-25 16:26:05
朗読のお願いです。
セリフだけの朗読ってどんな感じになるのか
自分でもわかりません。
とつぜん対談のようで、そうじゃないような。
よろしくお願いします。
 
 
 
はるさん (雫石鉄也)
2016-09-25 19:25:54
朗読OKです。
楽しみにしてます。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。